2月3日は 日本移植者スポーツ協会をご紹介します。

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移植医療の素晴らしさを多くの人に理解してもらうため、スポーツを通じた啓発活動と、
移植者や移植希望者の集いの場を提供する活動を行っている団体、
NPO法人「日本移植者スポーツ協会」を2月3日の放送でご紹介します。

そもそも移植と聞くと、どんなイメージをお持ちでしょうか。
なんとなく怖い…大丈夫なの?身近に移植をしている人がいないからわからない…
そんな声が聞こえてきそうです。移植医療とは重い病気や事故などにより、
臓器の機能が低下した方に、自分以外の人間の健康な臓器を提供し、
機能を回復させる医療。
現在、日本で臓器の移植を希望して待機している方は、実は 約14,000人もいるそうです。
けれど、移植を受けられる方は年間およそ400人、ほんとにわずかなんですね。
数字の低さは、移植医療への理解や認知が日本でなかなか進んでいないということが大きな原因のようです。確かに 免許証の裏にも臓器提供の意思表示欄がありますが、きちんと説明を受ける機会ってなかなかないですよね。

ゲスト(右)日本移植者スポーツ協会 副理事長 戸塚さん

そこで、今回はスポーツを通して移植医療のすばらしさをNPO法人「日本移植者スポーツ協会」副理事長の戸塚仁(とつか・ひとし)さんに、
臓器移植の現状や問題点、団体の取り組みについて伺います。

日本移植者スポーツ協会の関係者の方々と。みなさん移植医療の経験者です。


戸塚さんも 17歳の時に慢性腎不全になり、29歳の時に お母さまから腎臓の提供を受けて
移植されました。そして、
その戸塚さんですが… なんと2009年の「世界移植者スポーツ大会」で
100m200mで金メダルを獲得されるというから、すごいですね。
そもそも「世界移植者スポーツ大会」とは?
1978年からやっている移植された方があらゆるスポーツで競う世界的な大会で、
臓器を提供いただいた方とそのご家族に感謝の気持ちを伝えると共に、
開催地における臓器移植の啓発、移植者も普通の人と変わらない生活が出来ることをアピールするために開催されています。
国内でも移植者の方が参加する大会があるそうです。また 団体では、臓器移植では後進国である日本を変えるため、スポーツを通じて移植医療を啓発していくこと、
臓器移植者にも運動による生活習慣病の予防や筋力維持となるイベントの開催を随時実施しているそうなので、ぜひ公式HPをチェックしてみてください。
日本移植者スポーツ協会
http://jtrs.web.fc2.com/

2月3日の放送をお楽しみに。