【スタッフMの番組報告】
3月に入りましたね…。卒業、入学、就職などなどこの時期はさまざまな別れ、出会い、新生活など、人生のステージが変化する方も多いと思います。みなさまの春が素敵なモノになりますようお祈りしています・・・。
さて、春になってきて、ガーデニング、家庭菜園そうした趣味をがんばろうという方もいるかもしれませんが、今回から2週に渡ってお迎えしたゲストの方は、企業戦士として働いていた中で、メンタルをやられてしまった際に
「家庭菜園」に救われ、その経験と、仲間との想いを掛け合わせて、障がい者雇用に取り組んできた・・・、そんな素敵な方でした。
帝人ソレイユ株式会社取締役社長補佐の鈴木崇之(たかゆき)さんをゲストにお迎えしました。

右;帝人ソレイユ株式会社取締役社長補佐 鈴木崇之さん
帝人ソレイユ株式会社は、繊維などでもおなじみの大手企業帝人グループの、障がい者雇用専門子会社である特例子会社。最近では国も障がい者雇用に力を入れており、農業の分野で障がい者の方の活躍の場をつくっていこうという「農福連携」は注目されています。鈴木さんはご自身の家庭菜園で癒された経験と、同僚のお子さんが知的障害を抱えて就職先に苦悩していたところから、帝人グループの中に、特例子会社をつくって「農福連携」を実現するべく奔走したのです。
いやー、鈴木さんのお話を聞いていて、障がいを抱えた方が身近にいる方達の「なんとかしたい」「社会を変えていきたい」という熱い思いが、この帝人ソレイユ株式会社の設立につながったことがよくわかりました。
障がい者雇用に取り組む企業は増えつつはありますが、それでもまだまだなのが現状です。そしてそこには、
様々な声もあったり、実際に取り組んでいる鈴木さんたちの苦悩は相当なものが日々あるかと思います。
それでも鈴木さんは収録中何度も口にしていたのが「障がいのある方が我が社の戦力」「彼らの特性を十分にいかす」そういった発言をされていました。
障がい者雇用や農業といった、帝人にとっては未知な取り組みも、やりがいや働く楽しさを、障がい者の方にも
感じてほしいという鈴木さんたちの思いが実って、急成長しているんだと思います。
帝人の役員の方が、障がい者の方が働くポレポレファームを視察した際に、「ここには働くことの原点があるな」とおっしゃったと言います。本当にそうなんだろうな・・・とお話を伺っていて感じました。
転職が当たり前のような今の時代、働くこと、それを続けていくこと、その真髄を障がい者雇用を通じて
我々も学んでいかねば、そんなことを感じた収録でした。
次回も帝人ソレイユの取り組みをご紹介します!
帝人ソレイユ株式会社 HP
https://teijin-soleil.co.jp/