【スタッフMの番組報告】
気がつけば2月ももう終わりますね…。受験シーズンも終わり、卒業、春休み・・・といった行事もたくさん。素敵な春となりますように・・・。
さて、今回も前回に引き続き、NPO法人クロップみのり代表理事の中山すみ子さんをゲストにお迎えしました。

右:NPO法人クロップみのり代表理事の中山すみ子さん
前回は、中山さんが児童養護施設の子どもたちを連れて、伊豆諸島の御蔵島にドルフィンスイミングを体験する活動を伺いました。今回は、中山さんが施設を出た後のお子さんたちの相談を受けているうちに、立ち上げたファミリーホーム「クロップハウス」を立ち上げたお話を伺いました。
ファミリーホームは、児童養護施設のような大人数の養育ではなく、5,6人のお子さんを預かり家庭的な環境で養育していくもの。中山さんはじめ、ドルフィンスイムで出会った女性などがスタッフとして一緒に暮らし、子どもたちにさまざまなことを教育しているそうです。
クロップハウスは、主に虐待を受けて親と暮らせなくなった子どもを幼少期から預かっています。そうした子どもたちは、家庭生活におけるいろんなことを教わっていないので、ご飯の食べ方、学校の支度など、1日のスケジュールを教えることから始めるんだとか。毎朝5時半に起きてお弁当作りからスタートするスタッフのみなさん、本当にご苦労様です。
海のそばの木々に囲まれた環境にある「クロップハウス」。木漏れ日の中で、子どもたちは窯で炊いたご飯を食べたり、地域住民の方からいただいたお野菜を食べたり、地元の方々やホームのスタッフの方に本当の家族のように愛情を持ちながら暮らしていることが、よく伝わってきました。
家族の愛情を知らずに育つことのつらさは、我々には想像もできないものがあるはずです。それでも、「あなたの居場所はここにあるよ」と、中山さんはじめ、クロップハウスのスタッフのみなさんがいつも変わらず寄り添ってくれることが、彼女、彼らの大きな支えになっています。
中山さんの温かい想いが心に沁みた収録でした。
中山さん、お忙しい中、ありがとうございました!
NPO法人クロップみのり HP
http://cropminori.com/
次回の放送もお楽しみにー!!!