【スタッフMの番組報告】
ソーシャルビジネスを手掛ける「ボーダレス・ジャパン」。以前にも代表の田口さんにゲストにお越しいただきました。今回から2回に渡ってゲストにお迎えしたのは、そのボーダレス・ジャパンの中の「ボーダーレス・タンザニア・リミテッド」の代表・菊池モアナさんでした。

右:ボーダレス・タンザニア・リミテッド代表 菊池モアナさん
日本からおよそ1万キロ離れた東アフリカ最大の国・タンザニアでは、2021年まで、妊娠した女性は退学を強いられ、復学も禁止されていたんです。その一方で3人に1人の割合で15歳~19歳の女性が妊娠を経験する「若年妊娠」が社会問題となっている現実があるんです。
菊地さんは、そうしたタンザニアで若年妊娠によって未来を奪われる女性をひとりでも減らすべく、活動をしています。
ボーダレスタンザニアの主力事業は、生理用ナプキンの生産・販売。
タンザニアでは、「生理の貧困」ということも大きな問題で、経済的な理由でナプキンを買うことができない女の子たちも多く、布で代用して不衛生になったり、ナプキン自体の品質が粗悪なものも多かったりと、生理にまつわる環境が劣悪化しています。そこに着目して、悩み、苦しむ女性たちを支えながら、ナプキン工場での雇用も生み出す、そうしたアイデアで事業をどんどん拡大しているんです!まだ29歳ですが、その行動力、熱量、すべてに
驚きを覚えました。素晴らしい!!!
菊地さんを突き動かしてきたのは、学生時代にタンザニアで出会ったアナという若年妊娠をした女性。彼女は医師を目指すも、妊娠によって多くのものを失い、その彼女の復学や人生のサポートをしていく決意が、ボーダレス・タンザニア・リミテッドの起業へとつながっていったわけです。
新しい命を授かる妊娠は、本来ならば幸せなことであり、祝福を受けるものです。それがさまざまな国の事情で
悪とされ、多くの女性の未来が絶たれてしまうことは本当に残念なことですよね・・・。
菊地さんがボーダレス・ジャパンで身に付けた起業家としてのスキルと精神が、タンザニアの地で多くの女性たちを救っている姿は、同じ日本人として大変誇りに思いました!
次回もボーダーレス・タンザニア・リミテッド代表菊池モアナさんに、お話を伺っていきます!
次回の放送は、2月10日になります。お楽しみに!!!
ボーダーレスタンザニア・・リミテッド HP
https://www.borderless-japan.com/social-business/luna-sanitarypads/