【スタッフMの番組報告】
1月13日は成人の日。新成人のみなさま、おめでとうございます!
そんな日にふさわしい、心温まる活動をされている方が、今回のゲストでした。
NPO法人きもの笑福(わふく)代表の鎌田弘美さんです。

右:NPO法人きもの笑福代表 鎌田弘美さん
NPO法人きもの笑福は、児童養護施設や母子生活支援施設、障がい者施設などに、七五三や成人式の着物を持参し
着付け、ヘアメイク、写真撮影、アルバムの作成までをすべて無償で行っているんです!とっても尊い活動ですよね…。
虐待などさまざまな事情でそうした施設に暮らす子どもたちやお母さんたちは、着物を着て人生に一度の晴れの日をお祝いするということなんて諦めている方がほとんどだと、鎌田さんはおっしゃっていました。そこを着付け講師だった鎌田さんの声掛けで集まったボランティアのみなさんが結集して、子どもたちの笑顔のために活動しているんです。
知らない大人への警戒心の強い施設に暮らす子どもたちの親代わりとなって、施設職員さんとともに、着物を着せて写真を撮ってそれをアルバムにして一生の思い出を残してあげる、これは簡単にできることではありません。
子どもたちへの想いと、着物という日本古来の伝統を愛する鎌田さんたちだからこそできる活動であると、しみじみ感じました。
また、私がとても印象に残っているお話が、母子生活支援施設というところはDVなどから逃げてきたお母さんたちのシェルターなので、そうしたところにいる女性は、10代で出産している方が多く、成人氏を挙げていない方がほとんどだということ。その方々に、成人式をやってあげるというのもとても喜ばれているそうです。
晴れ着を着ると、いつもの自分とは違う自分に出会えて誰もが笑顔になりますよね…。素敵な試みです。
鎌田さんは着物の講師をしていた経験から、世界で一番着るのが難しい民族衣装と言われる「着物」という日本文化をもっともっと愛する日本人が増えてほしいとおっしゃっていました。
失われつつある和装文化の継承と、いつまでも変わらない子どもたちへの愛が、鎌田さんの心には根強くあって
それが、NPO法人きもの笑福のあたたかい活動にもいきていることがとっても伝わってきました。
きっと今日の成人の日も、鎌田さんは多くの方の笑顔に触れていらっしゃることと思います。
これからもそのあたたかいお人柄で、多くの子どもや若者を笑顔にしてあげてくださいね…。
貴重なお話ありがとうございました。
NPO法人きもの笑福 HP
http://wafuku.org/
次回の放送もお楽しみに!!!
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