【スタッフMの番組報告】
大晦日のスペシャル番組いかがだったでしょうか…。
これまでにも科学の分野でさまざまな番組をお送りしてきましたが、今回はそうした学びとしての「物理学」から
実生活の中でいかせる思考力について、たくさんためになるお話をうかがえました。

東京学芸大学教育学部准教授 小林晋平さん

信州大学工学部准教授 BossBさん
科学的思考力で生き抜く10のヒントは以下の10個
≪小林晋平さんからのヒント≫
①見えない世界を観る
②世界をモデル化する
③枠に気づく、枠を外す
④気配を感じ取る
⑤良い問いをたてる
≪BossBさんからのヒント≫
⑥日本の女性よ、立ち上がれ!
⑦受験制度をぶっ潰そう!
⑧どんどん間違えよう!
⑨誰の言葉も信じない!
⑩親の物差しで子どもを測らない!
いやー、10個並べてみると、本当にそれぞれ大切な要素が詰まっていて、すべてのお話楽しかったです。
なかでも、私が印象的だったものを1つづづ挙げますと、小林さんは
「枠に気づく、枠を外す」
正解がない時代、と言ってしまうのは簡単で、そうではなく、正解がたくさんあってどれを選んでいいか迷ってしまう時代ってことなら納得できる、という話。激しく共感しました。いつも「その他」を考えておくという思考の
持ち方もとても勉強になりましたよねー。その考え方をすべての人が持てば、アイデアの幅も交友関係の幅も大きく広がっていくなーと感じました。
BossBさんは、
「誰の言葉も信じない!」
SNSの情報だけを鵜吞みにして、よく考えもしないで拡散させて関係ない誰かを傷つけ、自分には何も残らない、そんな悲しい今の世の中は、この意識を持てば変わっていくのかも…、と思いました。
情報が溢れかえる現代で、それを目にしただけで知ったような気になったり、そもそもそれが真実か否かの検証なんてしないまま真実だと思い込んで世に広まっていく、それがいかに「不確実」で「不誠実」なのかということを
BossBさんの話で身に沁みました。自分で探し、考え、結論をだし、間違えていたら、またやり直し…地道で長い道のりだとしてもそこにしか、真の「情報」はない、そんなことも教えていただきました。
物理学、と聞くと、ガチ文系の私や多くの方にもどこか高尚で遠い学問、と思っていた方も多いと思います。
ですが、この10個の生きるヒントのすべてに「科学」を真剣に考えてきた人たちの手法の過程が詰まっていることがおわかりいただけたのではないでしょうか…。
2024年、いろんなことがあった1年の締めくくりに、新しい思考力を手にして、2025年素敵な年になって
いただけたら幸いです!
お聴きくださったみなさま、本当にありがとうございました!
小林晋平さん、BossBさん、本当にありがとうございました!
2025年のNGO世界一周!レギュラー放送は、1月6日(月)21時30分~です!
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