【スタッフMの番組報告】
今回のゲストは、認定NPO法人虹色ダイバーシティ理事の有田伸也さんでした。
虹色ダイバーシティは、LGBTQ等の性的マイノリティやその家族の尊厳と権利を守る活動を展開している団体です。放送でもありましたが、最近ではこのLGBTQの理解者、支援者のことを「アライ」と呼ぶんだそうです。
なりたい自分を自由に自己表現できる社会では、こうした「アライ」の存在がどれだけ大きいものか、しみじみ感じさせられた収録でした。

左:虹色ダイバーシティ理事 有田伸也さん
日本におけるLGBTQの割合は、人口のおよそ3~8%。これは、左利きの方やAB型の方の人数と同じだとか。
去年LGBTQ理解増進法が制定されて、ようやく差別や偏見がない社会の実現に向けて動きだした日本ではありますが、これだけの数の方がいるわけですから、国をあげた対策は必然のこととも言えますよね。当事者の方々の苦悩を考えると遅すぎたかもしれません。
有田さんはご自身の経験から、職場でのアライの存在の大切さや、「マイクロアグレッション」という言葉も教えてくださいました。
これは、自覚なき差別のことで、本人は無意識で意図せず使ってしまった言葉や態度が誰かを傷つけてしまうことなんです。それって、よくよく考えると誰にも心当たりというかあることですよね…。
見た目で判断してしまったり、自分の中のステレオタイプを押し付けてしまったり…。
それによって、深く傷ついて学校や職場を離れざるをえない方がいることを考えると、今一度、自分の言動が誰に対しても「やさしい」ものか、気をつけないといけないなと感じました。
企業研修を通じて、多くの職場でのマイクロアグレッションをなくすべく活動している虹色ダイバーシティ。
職場に多くのアライが存在し、真の多様性が認められるようになれば、企業→社会へとポジティブな変化が起きると思います!
誰ひとりとり残さない社会へ向けて・・・。
次回も認定NPO法人虹色ダイバーシティ理事有田さんにお話をうかがいます!
お楽しみに!
認定NPO法人虹色ダイバーシティ HP
https://nijiirodiversity.jp/