4月29日のゲストは、認定NPO法人JHP学校をつくる会理事の野村政道さんでした。

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【スタッフMの番組報告】

気づけば世の中ゴールデンウィーク…。息子を出産したのが5月9日で、20年前のゴールデンウィークが直前のどうにも苦しく辛い日々で、格闘していた経験から、あれ以来、ゴールデンウィークが来ると、なんとなくソワソワして、自分の中に不穏な感情が蘇るんですよね・・・(笑)20年経つのに、身体が記憶しているのでしょうか…。みなさんは楽しい計画実行されてますでしょうか!!!素敵な日をお過ごしください!

さてさて、今回から2週に渡ってお迎えしたゲストは、認定NPO法人JHP学校をつくる会理事の野村政道さん。

阿部さんは、カンボジア、ネパール、アフリカ、ミャンマーに学校を建設されていますが、その中でも最初に建てたのが、カンボジアのプレイクラ―小学校、こちらを建設するときに現地で全面的にサポートしてくださったのが、JHPさんなんです。

阿部さんがプレイクラ―小学校を最後に訪ねた2019年以降、コロナ禍になり、その間の様子なども今回
野村さんに教えていただきました。

左:認定NPO法人JHP学校をつくる会理事の野村政道さん

JHP学校をつくる会は、1993年に活動をスタート。カンボジアやネパールで12の学校を建設し、貧困で学校に通えなかった子どもが通えるようになったり、子どもたちの未来をひらく活動を30年に渡って展開している
団体なんです。

①週目の今回は、阿部さんも気にされていたプレイクラ―小学校の現在や、カンボジアの教育事情などを野村さんに教えていただきました。コロナ禍、教室の机は外に出して避難所にしていたということで、机やイスが雨ざらしにあって、ボロボロになってしまったようです。また、通信環境が良くないカンボジアでのオンライン授業はなかなか厳しかったようで7割の児童が週3時間以下の学習時間の確保しかできなかったということを聞いて、その大変さを痛感しました。

コロナ禍では、手洗い・うがいがあれだけ徹底して推奨されましたが、公衆衛生がきちんと浸透していない国での
そうした対策という面もなかなか大変だったと思います。
衛星教本をつくって、トイレや手洗い場をつくったあと、朝起きてから寝るまでの生活の中でいつどんなときに手を洗うかを指導してきたJHPさんの取り組みは、尊いです・・・。

他にも芸術教育にもちからを入れたり、30年活動を継続している歴史ある団体だけあり、支援の幅も広いです、
さすがです。

ポル・ポトの恐怖政治の時代に多く人の命が奪われたカンボジア。
その中には教師なども多数含まれ、教育を受けることも、教育者を志す人も一気にいなくなってしまいました。
そうした歴史的背景を、JHPさんのような団体の支援で乗り越え、いま、カンボジアの子どもたちは芸術をたのしんだり、学ぶことを経験できているということは、本当に素晴らしいですよね。

野村さんが、カンボジアの子どもたちの写真を見ているときの温かな眼差しが、認定NPO法人JHP学校をつくる会の心根の温かさなのだなと、感じられる放送でした。
次回は、そんな野村さんがJHPさんに転職されたストーリーも伺います。

認定NPO法人JHP学校をつくる会 HP
http://www.jhp.or.jp/

次回もお楽しみに!