【スタッフMの番組報告】
先日、お世話になった知人の一周忌があり、九州の方なので、お墓参りがむずかしそうなので、お花とお線香だけでもお送りしたいなと思って、あれこれ探しました。
しかし、これが本当に難しい・・・。
もともとお花に詳しいわけではない私のような人間は、センスのいいお花、というものもわからなければ、また、慶事、弔事で贈っていい花、ダメな花などルールがあるということをお花屋さんに教えていただきました。
故人への感謝の想いが伝わればなんだっていいのでは・・・、そんな風に思われる方もいるかもしれませんが、
そのお花屋さんに言われたのは、「お花にはみんな顔があって、天国に向かない顔や、花言葉的に贈られた方に不向きな顔など、いろいろです。たとえば病院に入院している方には鉢植えはダメですよね。「根付く」=「寝付く」と連想され、病気が長引く暗示になりますから、贈ってはダメです。」と。
信じるか信じないかはあなた次第です・・・。ではないですけど(笑)、こういう細やかな気遣いと願いや思いをこめて贈ることにこそ、「お花」の魅力があるんだろうなーと改めて感じました。
みなさんも大切な誰かに思いを込めて、お花贈ってみてはいかがですか?
そんな思いを叶えてくれる素敵なフラワーショップとカフェを運営しいるのが、前回に引き続きご登場の、株式会社「ローランズ」代表取締役の福寿満希さんです。
「ローランズ」は、従業員の7割が障がい当事者であるということも特徴的な取り組みです。
「お花屋さんになりたい」という夢を持っていても、障がいによって諦めてしまうことがないように、福寿さんはさまざまな取り組みを行っています。
画期的なのは、2019年に取引先の中小企業と連携して「ウィズダイバーシティ有限責任事業組合(通称;LLP)を設立し、障がい者を共同雇用する取り組みを始めたことです。
政府が障がい者雇用を増やすために国家戦略特区で認めた特例を利用した全国初の試みと言いますから、頭から湯気が出るほど大変だったと語る福寿さんの横顔が忘れられません。
お花屋さんの経営だけではなく、障がい者雇用に大きな風を吹かせた福寿さんの魂こもった事業、今後も大注目です!
福寿さんは20代のすべてを、この制度の活用に費やしたとおっしゃていました。
なかなか言えない事です!今はやりたいことも、なりたいものも見えない若者が多いと言われる時代、福寿さんのように、自分の力で多くの人の多様性と可能性を広げていこうとひたむきにできる方は本当に素晴らしいです。
ローランズのように、障がい者雇用のノウハウがある企業から、多くの他の企業が学び取って、全国にローランズのようなケースが広がっていけば、なかなか進んでいかない日本の障がい者雇用の現状も打破できるかもしれません。
エンディングの福寿さんの言葉、「人間もお花のように多様性を認めて美しく輝く社会を目指す」
【福寿満希】というお名前にはたくさんの幸せワードが入っていますが、福寿さんは自分のこと以上に周りの人の幸せのために汗を流せる人だからこそ、この言葉に重みがあるのだなと感じました。
内閣改造で増えた女性閣僚の中に、こういう志の高い女性がたくさんいればもっと日本も変わるのに・・・と嘆きの気持ちも持ちながら、お花のような爽やかな福寿さんの語りを噛みしめた収録でした。
ローランズのお花屋さんやカフェに行ってみたいという方も、ローランズの障がい者雇用についてもっと知りたいという方も詳しくは公式HPをご覧ください!
https://lorans.jp/
次回の放送もお楽しみに!