9月11日のゲストは、NPO法人「manma」代表理事の越智未空(おちみそら)さんでした

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【スタッフMの番組報告】

私には、水泳一筋な愚息だけではなく、社会人2年目でもがき苦しみながら頑張っている23歳の甥っ子がいるのですが(笑)、この甥っ子が本当にまた、愚息同様、絵にかいた草食男子でして・・・
先日話をしていたら、「結婚て他人がずっと家にいるとか、そんな面倒くさいことなぜみんな選択するのかわからない・・・」と言うのです・・・。

みなさん、どう思います?(笑)
これが、いまどきの若者が、車を持たない、旅行は行かない、恋人もいらない・・・みたいなないない尽くしの人生が一番!と思っていると言われる令和な時代かーと、驚き以上に、もうちょっと欲を出して生きていこうよ!!!と、叔母さんは悲しみに暮れてしまいました・・・。

右:NPO法人「manma」代表理事 越智未空さん

今回のNGO世界一周!のゲストは、まさに、そんなうちの甥っ子のように、自分が家庭を持つなんて・・・、共働きって想像できない・・・、そんな不安ばかりが口をつく今の若者必聴!(笑)の、団体をご紹介しました。
その名もNPO法人「manma」です。代表理事の越智未空さんにスタジオにお越しいただきました。

多様性を認めていく今の時代、結婚や出産育児、教育、さまざまなことにさまざまな価値観があってしかるべき、
でも具体的に何をどうしたらいいかわからない、そんな人も多いと思います。
越智さんはご自身が大学2年生の時に、このmanmaの家族留学プログラムと出会い、感銘を受けてスタッフとして
働き始めたそうです。

想像がつかない結婚生活を、じゃあ、実際の先輩家庭に入ってみて体験したら?そんな考え、なかなか思いつかないですよね!越智さんもおっしゃていましたが、今はSNSで容易に他人の日常が覗けてしまう、ある意味怖い時代。若者は結婚や育児のそうしたリアルな投稿を目の当たりにして、大変そう・・・、無理・・・とマイナスなイメージを持ちすぎているようです。だから恋愛や結婚にあまり夢が持てなくなっているんでしょうね・・・。
(結婚25年の私から言えるのは、たしかに夢ばかりではないのもまた現実なんですけどね・・・(笑))

manmaの家族留学には、2種類あります。体験留学とオンライン留学。
どちらも費用は対面:学生4000円、社会人5000円、オンライン;学生2000円、社会人3000円。

阿部さんも気になっていた、受け入れ家族の方々。たしかに、このご時世、なかなか見ず知らずの人を家にあげることってなかなか抵抗がある方も多いはず。それを受け入れるってどういうマインドで・・・と私も思いましたが
越智さんいわく、470近いこれまでに協力したご家庭の方はみな、快く引き受けて、自分の経験を伝えてあげたいだとか、ちょっと歳の離れたお兄さんお姉さんが家にいると、子どもが喜ぶから、のような感覚なんだとか。
これも、核家族化が進んで、親戚もたくさんいるわけではない現代ならではのことなんでしょうね・・・。

最近では、そうした不安いっぱいの若者世代に向けて、大学でも家族論のような講義をしたり、自治体と連携してみたり、取り組みは多岐に渡っているようです。

多様性という言葉が当たり前のように言われる現代、結婚も出産も育児も仕事もすべてのことにおいて、価値観は
ますます多様化していくと思います。
何が正解かは、おそらく、その人が人生を終える最期の瞬間に、その人の心の中でしかわからないのかもしれませんが、コミュニケーションが希薄になりつつある今の時代だからこそ、他を思いやりながら周りの人を「救って救われる」そんな世の中になっていったらいいなー、と、越智さんの温かいお話の数々から感じた収録でした。

NPO法人「manma」にご興味を持った方はぜひぜひ公式HPをごらんください!

https://manma.co/

次回の放送もお楽しみに!