8月7日のゲストは前回に引き続き株式会社「リリムジカ」代表取締役 柴田萌さんでした

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【スタッフMの番組報告】

先日、テレビで、「夏の名曲世代別ランキング」というような企画をやっていました。
見てみると、20代、30代、40代の1位が同じだったんですよねー。。。
その曲とは・・・井上陽水の「少年時代」。

ほぼ50代の私からすると、んー、なるほど・・・と思いつつ、20代も?とちょっとビックリしました。
なんでも、20代後半から30代前半が夢中になったゲームの曲として使われていたから、というのがあるようです。名曲は時代を超えていくものですが、歌い手が変わったり、アレンジが変わったりしながらも、その時代その時代で聞き、歌い継がれていくことは素敵ですよね・・・。

今回は、前回に引き続き、そんな思い出とともに継承されていく「歌」というものに着目して活動をしているソーシャルベンチャー企業、株式会社「リリムジカ」代表取締役の柴田萌さんをゲストにお迎えしました。

前回の放送で、コロナ禍で97%売り上げ減だったという、すさまじい事態から、オンラインでの歌唱レッスンや
DVDの作成でなんとか乗り越えてきたという逞しく、アイディア溢れる柴田さんのお話が印象的でした。

左:株式会社「リリムジカ」代表取締役柴田萌さん

音楽療法はもちろん、一人一人のいいところを見つけ、みんなで喜びを分かち合える、ミュージックファシリテーターと名付けたスペシャリストが、介護施設を訪問し、童謡、唱歌、演歌など一緒に歌える懐かしい曲を生伴奏でお届けしているんです。

介護のある暮らしでも、その人らしく思い出を楽しみながら過ごす、そんな高齢者の自立支援に、リリムジカの音楽活動が一役買っていることがよくわかりました。

阿部さんも放送で言ってましたね・・・。バックパッカー時代、「上を向いて歩こう」を知らない国の知らない人達とみんなで歌うとなぜか、母国と繋がっている気持ちになり、自然と涙が出てきた、と・・・。

歌には、その人の生きてきた証をたどることができる不思議なチカラがありますよね・・・。

とはいえ、コロナ禍をオンラインやDVD販売で乗り越えた、これからのリリムジカには、もっともっと、ミュージックファシリテーターの存在が必要!と柴田さんも訴えていました。

話を聞くのが好きな人、盛り上げ上手じゃなくても、高齢者の方といっしょに音楽を通じて楽しい時間を過ごしたい、そんな方々を募集しているそうです!
興味のある方はぜひ、リリムジカの公式HPをご覧ください。
https://lirymusica.co.jp/

柴田さんは、番組最後にこうおっしゃていました。

「介護業界はどんどん厳しい状況になっている。でもそこは行政にがんばってもらって、介護保険外のサービスの質をもっともっと上げて、高齢者の方の暮らしを豊かにしていきたい」

私も介護保険にお世話になる父がいるので、この言葉の重みがよくわかります。
その人らしく、老後も生き生きと暮らすために、少しお金はかかってしまっても、楽しい、嬉しい、懐かしい、という心がいつまでも元気でいられる取り組み=保険外の取り組み、がこれからの超高齢化社会には必要不可欠なのかもしれません。
こうしたサービスのプレゼントも、親孝行の一つかもしれませんね・・・。
リリムジカのこれからに注目です!

次回の放送もお楽しみに!