【スタッフMの番組報告】
大学水泳部1年生の我が家の息子が先日、ChatGPTが考える練習メニューを実践してみた!と話していました。
最近、テレビやラジオでも「ChatGPTに聞いたら、なんて回答するか?」みたいなことが流行りのようによく試されていますよね・・・。
我々人間が時間をかけて考えることに意味があるもの、そこにAIがどんどん侵入してくることに、古い思考回路の私はどうにも抵抗があるのですが、みなさんはいかがでしょうか。
暮らしが便利になり、社会が無駄を省いて大きく前進するためにAIの力は不可欠です。要は、使う側のこちら人間のモラル、人間力が問われていると肝に銘じて、うまく付き合っていきたいですね・・・。
さて、今回の「阿部亮のNGO世界一周!」は、前回に引き続き、NPO法人「みんなのコード」代表理事の利根川裕太さんをお迎えしました。

左:NPO法人「みんなのコード」代表理事の利根川裕太さん
「みんなのコード」は、プログラミング教育を含む情報教育をすべての子どもたちに対して、日本のどこにいても
平等に届くようにと活動をしている団体です。
無料でテクノロジーを利用できる居場所づくりや小学生に向けたデジタル教材の提供など、その活動の多岐に渡る素晴らしさに、前回の放送では魅了されました。
プログラミングのプロとも言える利根川さんは、その知識を子どもたちが平等に楽しめるようにしたいと、NPO
法人として、「みんなのコード」を立ち上げました。
放送で阿部さんも言ってましたが、ITベンチャーの世界というと、どうしても営利目的な企業経営を想像しがちですが、利根川さんはあえて、NPOにこだわったのです。
その理由として、「日本人は課題解決を他者に、政府に、頼りすぎ。もっと自分たちが国のために何ができるか
考えて行動したいと思って、NPOにこだわった」ということをあげていました。
これは日本だけに限らず、世界を見渡しても、プログラミング教育に関しては、NPOが最先端を担っていて、学校の先生方を支えている現状があるようです。
先生の働き方改革なども叫ばれる昨今、こうしたデジタル分野に少し遅れをとってしまう先生方もいると思います。でも学ぶ側の子どもたちにとっては、それを理由にきちんと学ぶ機会が得られなければかわいそうですよね。
「みんなのコード」がこうした隙間をうまく埋めて、どの環境にいる子どもも平等にデジタルに触れることができたら、素晴らしいです。
「みんなのコード」のスタッフの中には、2030年までに無料でデジタル機器を活用できる拠点を全国に2000カ所開設したい、という夢をもっている方もいるとか・・・。
頭脳明晰な利根川さんの口から、番組の最後に、
「スタッフみんなが夢をどんどん口にして、それが少しづつでも叶う事が私の夢ですね・・・」
という言葉が出てきた時の、少年のような笑顔が忘れられません。
誰かの暮らしが少しでもよくなるために、「みんなのコード」の最先端でありながら、根っこの部分の温かさ溢れる想いがよく伝わった2週の放送でした。
NPO法人「みんなのコード」について、詳しくお知りになりたい方は
次回の放送もお楽しみに!