6月24日(土)、「阿部亮のNGO世界一周!」の1時間スペシャル番組が放送されました!
13年目のこの番組では年に2回、スペシャル番組をお送りしているんですが、今回は、今注目の「STEAM教育」
について取り上げました。
みなさん「STEAM教育」ってご存知でしょうか。
Chat GPTなどの出現により、AIの存在がより身近になったいま、こういった人工知能にも対応可能な人材を育成するには、やはり、理数系の教育さらには創造性の教育の必要性が、世界的に見直されているんです。
その教育のことを「STEAM教育」と言うんです。
S・・・サイエンスのS(科学)
T・・・テクノロジーのT(技術)
E・・・エンジニアリングのE(工学)
A・・・アートのA(芸術)
M・・・マスマティックスのM(数学)
これらの頭文字をとって、「STEAM教育」
今回の番組では、理数系分野のプロの女性講師の方をゲストにお迎えし、パーソナリティの阿部亮さんが、
実際に先生たちに理数系の面白さを体感する模擬授業を受けてから、理数系科目がこれからの社会において
どう必要なのか、学び、考える1時間の番組でした。
化学・・・ 坂田薫先生(予備校講師、スタサプでも人気講師。面白い化学話が満載!)
数学・・・仲林実紅先生(数学講師、教育ベンチャーのCOOとの二刀流でご活躍。数学の面白問題を出題!)
物理・・・飯泉摩美先生(予備校講師、YouTubeの動画も人気。生活の中にある物理現象とは!)
3人の先生方にそれぞれの専門分野の面白話を伺いながら、そうした理数系教育がこれからの教育においてどう必要で、社会の中でその知識がどう活きてくるのか、子どもたちにどんな未来を作ってほしいのか、熱く、楽しく語っていただきました!
いやー、正直、私も50歳手前、文系脳でしか生きてこなかったので、この番組に携わるまで、見たことも聞いたこともはたまた、考えたこともなかったものの見方、想像力、判断力の世界が、この理数系にはあるんだなと実感しました。
考えてみてください。理系でなくても、私たちは、もはやスマホ、パソコン、タブレット、お風呂のパネル、駅の改札、コンビのタッチ決済・・・挙げればきりがないほどのデジタルな世界に囲まれて生きていますよね。それらの詳しい仕組みはわかっていなくても、私たちはそれらの進歩によって快適な生活を手に入れて日々暮らしています。であるからこそ、そうした理数系な便利なものでできているこの社会で生きる一員として、今の若者は、その
仕組みをもっと便利にするものを創造したり、我々のような大人たちは「学びなおし」の時間を作ってみたり・・・
この世界の楽しみ方、生き方の新しいヒントをたくさんくれる番組であったように思いました。
番組内でたくさん素敵なコメントをくれた、東京・文京区の駒込高校の生徒さんたちに取材したときに、みなさん
目の奥がキラキラしていました。いまどきの若者は・・・なんて最近はマイナスなことばかりいわれがちな若者ですが、どんなものでも「夢」や目指した未来が心にある子たちは、素敵だな、と、お話を聞いて嬉しい気持ちになりました。ご協力いただいたみなさん、本当にありがとうございました。
そして、そうした生徒の夢を真正面から受け止め、そばで見守り、アドバイスをし続ける熱血教師・理系先進コースの中島遼先生もまた、素晴らしい先生でした。生徒の夢を膨らまし、少しでも大きな花を咲かせてあげられるのは、こうした先生の力が大きいということも実感しました。
東京近郊にお住まいで、学校選びに悩んでいる理数系に興味のある方は、ぜひ一度学校HPなどのぞいてみてください!
番組エンディングで、阿部さんも言っていましたが、STEAM教育の入口は、家庭で子どもたちが目にする「なぜ?なに?」の積み重ねを、家族で楽しみながら一緒に考えたり、調べたり、教えてあげたり、そういう体験の積み重ねなのかもしれません。
今回ご出演いただいた坂田先生、仲林先生、飯泉先生、駒込高校・中島遼先生、生徒のみなさん、すべてのみなさんに共通するのは、一見難しいこの理数系の世界を楽しく「なぜ?なに?」と探究しながら生きてきた!とキラキラした瞳が物語っているということでした。素敵ですよね・・・。
理系、文系、そんな分け方ももはや時代には合っていないのかもしれません。社会をより広く、深く知って生きていくために、その知識で誰かの暮らしを快適なものにするために、「STEAM教育」は必要なんだろうな・・・
そんな思いを持たせてくれた1時間でした。
みなさんはいかがだったでしょうか・・・。
ご出演いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。
「阿部亮のNGO世界一周!」いつもは、毎週月曜日21時30分~50分にお送りしています。
こちらも是非お聴きください!