4月10日のゲストは、NPO法人 日本森林保健学会 理事長の上原巌(うえはらいわお)さんでした

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【スタッフMの番組報告】

今年は、例年とはケタ違いに花粉が飛散していて、花粉症の方にとっては厳しい季節ですよね・・・。
せっかく3月からコロナ対策のマスク着用は緩和されたのに、花粉症のためにマスクが手放せないという方も多いのでは・・・。

よく、テレビなどでスギの木が揺れて花粉がふりまかれている画像を見ただけで、鼻や目がムズムズしちゃうなんて方もいますよね・・・。

右:日本森林保健学会理事長の上原巌(うえはらいわお)さん   著書を手に!

今回の「阿部亮のNGO世界一周!」のゲストは、そうした森林についての研究のスペシャリストをお迎えいたしました!NPO法人日本森林保健学会理事長の上原巌さん、とーっても優しくわかりやすい語り口で、引き込まれました。

よく、森林浴という言葉を耳にしますが、みなさんは空いた時間で自然と触れ合うような時間を作っていますか?

忙しい日本人・・・。そんなゆとりないわ!と言う方も多いかと思います。

海外では病院の庭に木を植えて、病室から緑を眺めることで、病気の回復が早まったり、認知症の改善やさまざまな効果があることが、データできちんと実証されているそうです。

上原さんたちNPO 法人日本森林保健学会では、人間と森がともに元気になる社会を目指して全国各地で啓蒙活動をされているんです。

そもそも上原先生は東京農業大学 地域環境学科 森林総合学科 造林学研究室 の教授、つまり木と森の大先生なのです!

私が驚いたのは、いまみなさんを悩ます現代病とも言える「花粉症」も、スギやヒノキを大量に人工的に植え過ぎた結果、つまりは人災なのかもしれない・・・というお話。

もっと生態系に優しく、人間にも優しい植林を行っていれば、こんな現代病は生まれなかったんだと知ったら、
複雑な気持ちになりました。

最近は長引いたコロナ禍で、閉塞感がただよっていた世界も、アフターコロナの今、身近にある木や森に足を運んで、時間を忘れ、心と身体をリフレッシュする時間が必要なのだなと、上原さんのお話から感じました。

特に遠出をしなくても、阿部さんもよく行くと言っていた明治神宮や日比谷公園など、都内にもたくさんの森林がありますよね。そういった場所で自分なりの癒しスポットを見つけて、デジタルな世界で時間に追われる生活から
ちょこっと離脱する時間を持つことの大切さ、ほんとに感じた20分でした!

桜は今年は早々咲きましたので、葉桜も見頃です。

私は個人的に満開の桜も大好きですが、少し散りながらも葉桜になっていく過程が案外好きです(笑)
あの踏ん張っている感じ、いいですよね!?(笑)

新年度のスタート、イライラ、カリカリしそうになったら、森へ行ってみませんか?

来週の放送はお休みで、次回は4月24日になります!次回も上原先生に森林の魅力をたっぷり語っていただきますので、お楽しみに!