2月6日のゲストは株式会社「おてつたび」代表取締役CEO 永岡里菜さんでした

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【スタッフMの番組報告】

2023年もあっという間に1か月が経ってしまいました・・・。気づけば受験シーズン真っ只中ですね。受験生のみなさん頑張ってください!!!と願っていたら、先日、近所の大学生の子が、春休みでスキーに行くと大荷物で出かけていきました・・・。そうですよね、受験シーズン到来=大学生はながーい春休み(笑)という今も昔も変わらない構図です・・・。

コロナ禍で閉塞感漂っていた若者たちもようやく、好きなことを楽しんだりできるようになったのならば、いいこといいこと、そんな思いで見守っておりました。

さて、旅の新しい在り方、地域創生の新しい在り方、そんなことを教えてくれた前回のゲスト、株式会社「おてつたび」代表取締役CEO 永岡里菜さんの前回のお話、みなさんいかがだったでしょうか。

今回は、入国規制の緩和で増えている旅行客、それに伴うホテルや旅館の人手不足・・・。こうした課題に向き合いながらインバウンド対策など、永岡さんの挑戦とアイデアについて、じっくり伺いました。

左:株式会社「おてつたび」代表取締役CEO 永岡里菜さん

「おてつたび」のスタートから4年半。現在登録している事業者は850件を超えていると言いますから、コロナ禍の荒波を乗り越えて大きく成長されています!お手伝い希望の登録者はすでに2万7000人を超えていて、募集を出すとすぐに埋まってしまうほどの人気なんだとか。すごいですよね。

「おてつたび」を利用した人がSNSで発信したことが、数珠つなぎに広まっていく、現代の広告宣伝の在り方をも
うまくとりいれて浸透していってるのがよくわかりました。

最近は「ワーケーション」(ワークとバケーションの組み合わせ)などという働き方が注目を集めていますが、
観光地やリゾート地でテレワークをして、働きながら休暇をとるという、このスタイルの中に、「おてつたび」の試みはうまく入っていけたのでしょうね。働き方改革と新型コロナウイルスの蔓延に伴う「新しい日常」というのが、まさに、旅をしながらお金を稼ぐ、という、おてつたびのコンセプトにピッタリ合致したということです。

一方で地域の方には、こうした現代的な働き方が最初はなかなか理解してもらえなかったのが、だんだんと「おてつたび」がやっていることは、新しいようで古いつながりの紡ぎ直しなのかもしれないね、と理解してもらえるようになったそうです。昔は常連さんや大学のサークルが代々ご縁でやっていたことを、インターネットを活用して
地域とのつながりをアレンジしている、それが「おてつたび」なんだと今では理解してもらえている、と、話す
永岡さんの嬉しそうな顔がとても印象的でした。

四季も豊か、食事も豊かなこの日本で、観光名所と言われるところには、何もしなくても海外からも含め、多くの観光客が訪れます。でも、日本にはまだまだ多くの人の目にも止まっていなくても、魅力的なところがたくさんあります。そうした「どこ、そこ?」と聞かれがちな場所にスポットライトを当てて、自分のスキルアップもできてしまう、「おてつたび」には、これからの「旅」や「働く」という概念の一歩先を見せてもらっている気がしました。

コロナ禍で、さまざまな制約のある暮らしを強いられてきた私たちですが、「何もできない」と諦めてしまうよりも、「出来ることから新しい価値を見つけていく」という思考の転換を、苦しい時こそやり抜いてきた、永岡さんの熱い想いと志の強さに、胸を打たれました。

この春からは、コロナとの向き合い方も少し変わってきます。バーチャルではないリアルな旅と労働を一挙にやってみる、そんな体験、みなさんもいかがでしょうか。「おてつたび」の取り組みにご興味ある方は、ぜひ一度、公式HPをのぞいてみてください!

https://otetsutabi.com/



来週は番組はお休みです。次回の放送もお楽しみに!