1月30日のゲストは株式会社「おてつたび」代表取締役CEO 永岡里菜さんでした

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【スタッフMの番組報告】

この春から、コロナの取り扱いが、インフルエンザなどと同じ5類相当に分類されることが、岸田総理から発表されました。これを聞いて、まだ少し「だいじょうぶか??」と不安な方、「これで濃厚接触や隔離など煩わしさがなくなる」など、捉え方はさまざまかと思います・・・。

こんなにも我々の暮らしを振り回してきた未知のウイルスですから、もう振り回されずに、感染対策、周囲への気遣いを心掛けながら、我慢してきたことに挑戦、解禁してみる時が来た!そんな風に考えると少しワクワクしてくるので、私は、そんな思いで感染対策には気をつけつつ、やっていこうかな、と思っております。

おそらくみなさんも一番我慢してきた、自由にできなかったことが、旅行などの移動を伴うあれこれではないでしょうか・・・。

今夜の「阿部亮のNGO世界一周!」は、そんなコロナ禍にも負けず、短期的、季節的に人手不足になっている旅館や農家などの事業者と仕事をしながら旅をしたい参加者をウェブ上でマッチングしている、今注目の会社、株式会社「おてつたび」の代表取締役CEOの永岡里菜さんをゲストにお迎えしました。

スキー、温泉、卒業旅行、などなど、これからは旅行シーズン突入!ということで、新たな地域創生の担い手として活躍する永岡さんの挑戦について、2週に渡って伺いました!

左:株式会社「おてつたび」代表取締役CEO 永岡里菜さん

「おてつたび」は、「お手伝い(おてつだい)」と「旅(たび)」を掛け合わせた言葉なんです。とってもチャーミングな名前ですよね。わかりやすいし、なんだか可愛い!永岡さんがスタジオに着てきたシャツのイラストもリュックサックがほほええんでるようで、旅をしながらお手伝いする楽しさが伝わってきました。

永岡さんは、三重県尾鷲市という漁業と林業が盛んな町に生まれ育ち、とても素晴らしいところなのに、なかなか著名な観光地と比べて、周囲の人に話した時、「どこ、そこ?」と聞かれてしまうことが多い経験をしてきたそうです。

こうした経験、故郷をお持ちの方ならば、結構ありますよね・・・。私も父の田舎が香川県善通寺市で、いつも友人に言う時、「あ、高松市のそばね」と付け足してきた記憶があります。でもこうした経験から、「どこ?そこ?」って言われてしまうような、ところにも素晴らしい魅力がたくさんあるんだから、それをもっと多くの人に知ってもらいながら、その地方の人たちにも何か還元できないだろうか、と考えて行動をおこした永岡さんはすごいです!!!

仕事もやめ、自ら日本中を旅して、魅力がうまく知れ渡っていない地域の魅力を多くの人に伝え、地方創生につなげていく術を考え、「おてつたび」の起業にいたったとか。

バックパッカー経験のある阿部さんも、この行動力、発想力には脱帽していました。なぜなら、コロナ禍真っ只中のときに、ぶれることなくこの企業理念を抱えて立ち上げたんですから・・・。

「おてつたび」では旅先で仕事をする人たちを「おてつびと」と呼んでいて、人手不足に悩む地方の農家さんや旅館さんなどで、仕事をし、SNSなどでその地域の魅力を発信して収入を得る、そうした地域の方とおてつびととの相互の信頼関係が、地域を活性化し、訪れた人を元気にする、日本中を明るくする、そんな狙いがあることもよくわかりました。

たとえば、青森県のリンゴ農家さんの広報を、おてつびとが請け負ったこともあるそうです。
SNSが主流な現代において、地方の農家さんや旅館さんが多くの人に魅力を発信していくのに必須ともいえる
パソコンスキルも、おてつびとのメイン世代ともいえる10代、20代の学生さんたちがいれば、お手の物ですよね!ナイスマッチングです。

時代はどんどんデジタル化が進んで、便利に簡易になったことも山ほどありますが、この時代にたどり着くまでを
支えてきてくれた世代の方々が、そこについてこれないというだけで、いろんなことを諦めてしまうのはもったいないですよね。高齢者の強み、若者の強み、こうしたものに着目した永岡さんもまた高い志のある方です。

阿部さんも、「旅はお金がたまったら・・・、時間ができたら・・・と、後回しにされがちなものだったのが、おてつたびの発想で、旅をしながらお金を稼げるんだ、という新しい考え方ができた」と感心していましたよね。

日本には豊かな四季と広大な自然と美味しい食べ物が、たくさんあります。
知らない世界を体験しながら旅をする新しい地方創生の在り方。永岡さんのアイデアの数々にワクワクが止まらない20分でした。

次回も永岡さんにお話を伺います!お楽しみに!

株式会社「おてつたび」HP

https://otetsutabi.com/