1月9日のゲストは前回に引き続きNPO法人「生活習慣病防止に取り組む市民と医療者の会(愛称:小象の会)」理事長 篠宮正樹さんでした

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【スタッフMの番組報告】

2023年も2週目に入りました!みなさま初夢など見ましたか?
私は自慢ではありませんが、人生で一度も初夢を見たことがなくて・・・。憧れなんですよね、今年はこんないいことがー、と自慢してみたいです・・・(笑)あ、悪い場合もありますね・・・。
ま、とにかく5秒で寝られる私は、睡眠が深すぎて夢を見ない体質?なのかもです(笑)

そんな能天気な私も、2週に渡りお迎えした、NPO法人「生活習慣病防止に取り組む市民と医療者の会(愛称:小象の会)」理事長の篠宮正樹さんのお話は、お正月のなまけた自分に喝を入れてくれるような、素晴らしい内容でした。みなさんもメモを片手に聞いてくださったでしょうか・・・。

左:NPO法人小象の会理事長 篠宮正樹先生

まず、糖尿病について簡単におさらいしますと、血液中に含まれるブドウ糖の濃度が血糖値なのですが、その血糖値が慢性的に高くなる病気のことを言います。この糖尿病やその疑いがある人が2000万人いるといわれる背景について、篠宮先生は、今の世の中は大変便利になったけれども、インターネットの普及で買い物だってポチポチと済ませ、コロナ禍になって仕事もリモートワークが当たり前になりつつあると、人間本当に動かなくなる!と。
そうすると、体内に糖が溜まりすぎていく負のスパイラルが起きるのだそうです・・・。

このお話だけでも、新年早々、ドキッとした方、私も含め多いのではないでしょうか・・・。

適度な運動、バランスのとれた食事、質のいい睡眠。これがどんなに大切なのか、改めて痛感いたしました。

2023年はみなさんも、心の片隅にこの基本を忘れずに生活していきましょうね!

それでも忙しい現代人は、不規則な生活をせざるをえないときもあります。そんな時間が長く続いて、身体に不調をきたした時、「自分は糖尿病かな?」と疑ったほうがいい兆候は、【のどの渇き、尿量の増加、倦怠感、体重減少、手足のしびれ】などだそうです。

こうしたことが感じられたらもちろん医療機関にまず相談ですが、そうなる手前の健康診断を定期的に受けることで、未然に防げるかもしれません。篠宮先生もおっしゃていましたが、健康診断は車検!この言葉は、かなり胸に刺さりました。車検なくして車には乗れませんからね。自分の身体のメンテナンスもしっかりいたしましょう、ということですね!

糖尿病には2型と1型があるのですが、一般に生活習慣の乱れからくる糖尿病は2型で、全体の9割を占め、1型は免疫の働きの異常により、インスリン注射を定期的にうつ必要があるものなのですが、それさえしていれば、普通の生活ができるのに、いまだ無理解や偏見があるという問題も知りました。
この病と闘いながらプロ野球で活躍している選手もいるくらいです。ぜひ私たちも正しい知識のもと理解を深めていかないとダメですね・・・。勉強になりました。

2週に渡ってたくさんの健康にまつわるお話をしてくださった、篠宮先生。
ご自身のライススタイルについての質問には、はにかみながら、「偉そうなこと言えないですー」と話す姿が、
なんでもかんでもダメ、健康のためにはこうしなきゃ!というような、お医者さんとしての厳しい語り口ではなく
人生を謳歌してこられた大先輩として、「生きる」ということの大切さを諭されているような気持ちになりました。

「血圧でもコレステロールでもなく、人との関係性が良好な人は長生きする」
篠宮先生は笑顔でこうおっしゃていました。この素晴らしい人間の身体を、私たちはもっともっと大切にして、
人生を楽しむこと、それこそが人生の目的なんだな、と教えられました。

小象の会について詳しくお知りになりたい方は、ぜひホームページをご覧ください。

http://www.kozonokai.org/

来週の放送もお楽しみにー!