2023年最初の放送!1月2日のゲストは、NPO法人「生活習慣病防止に取り組む市民と医療者の会」理事長の篠宮正樹さんでした。

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【スタッフMの番組報告】

みなさま、新年あけましておめでとうございます!2023年最初の放送が無事終わりました。
2023年、もう2000年も23年も経っていたなんて・・・(笑)今の若者にミレニアム問題なんて言っても
わからないですよね・・・。懐かしい、と共感いただけた方は、同世代でしょうかね・・・。

そんなわけで、2023年もラジオをお聴きのみなさまが「あ、こんな素晴らしい活動をしている団体があるんだ」「挑戦してみたいことをやっている団体だ!」など、多くの新しい発見、気づきがあるような番組を目指して
お伝えしていきたいと思います。

2023年も「阿部亮のNGO世界一周!」をどうぞよろしくお願いいたします!

まだまだお正月真っ只中で、ゆっくりまったりお過ごしな方も多いと思いますが、お正月だから・・・と自分に甘くなりがちな私を含めた多くの方にも(笑)、興味深いお話を今回から2週に渡ってお届けします。
NPO法人「生活習慣病防止に取り組む市民と医療者の会」、愛称「小象の会」(以下、「小象の会」と書かせていただきます)の理事長 篠宮正樹さんがゲストでした。

右:NPO法人「小象の会」理事長の篠宮正樹さん

その昔は、成人病なんて言われていた病気が、現在は「生活習慣病」と呼ばれて、しかも近年の子どもたちの生活様式の変化(スマホ依存、夜型生活、食の欧米化などなど)で、それらの病が大人だけでなく、子どもたちにも浸透していると聞いたら、ゾッとしてしまいますよね・・・。

しかし、篠宮先生のお話を聞くと、これが現実なんだと痛感いたしました。

NPO法人「小象の会」は、糖尿病、高血圧などさまざまな生活習慣病が蔓延するいまの状況を打破するべく、3人のお医者さんが発起人となって2005年に立ち上げたそうです。

篠宮先生いわく、日本人は寿命がまだまだ伸びているが、アメリカでは2010年くらいから寿命が78歳くらいでとまりつつある、それには生活習慣病が関係しているのでは・・・と。

篠宮先生のお話の随所に表れていたのが、「みなさんもっと自分の身体を大切にしましょう」という、当たり前の様でなかなか日々私たちがおざなりにしてしまいがちなことでした。

「小象の会」の出前講座では、そうした身体の神秘をクイズ形式で子どもたちに啓発する活動もされていて、
たとえば、人間のまばたきは1日2万回、1秒間に赤血球は240万個新しく作られているなどなど面白い人間の身体にまつわるお話を、お医者さんである篠宮先生たちが語ることで、子どもたちも自分の身体にまず、興味を持って、こんな素晴らしくよくできた自分の身体を大切にしようと自覚させているのです。
素晴らしい活動ですよね!


出前講座の内容は、「未来マシーンにようこそ」、「はるかなる絆のバトン」という啓発童話になって、千葉県の課題図書にもなっています!
また、小象の会の冊子をまとめたものは、「小象の元気!で行こう」として千葉県内の高校の道徳の教材にも使われています。

「朝、起きて陽の光を浴びて、しっかり朝ご飯を食べる」
こうした当たり前のことも、忙しく生きる現代の若者がおざなりにしがちなことだと思うので、そういうところから見直す、自分の身体へのいたわりが大切なんだなと痛感いたしました。

篠宮先生は、「生活のリズムができている子ほど、自己肯定感が強い」とおっしゃっていました。

たしかに・・・。これは説得力のあるお言葉です。

もうすぐ受験シーズンが本格化してきます。がんばれ受験生!という気持ちとともに、今を懸命に生きる若者たちには、ぜひに自分の生活習慣、身体そういったことをもっと真剣に考えて、自分の身体は自分で守るようになってほしいな、とお母さん代表で、篠宮先生のお話を聴いていました。

次回も篠宮先生に、今や国民病とも言うべき、糖尿病について詳しく伺います!

2023年も、みなさんが明るく元気に過ごせますように、まずは自分の身体を大切にする習慣づけから始めましょうね!
次回もお楽しみに!