12月26日のゲストは前回に引き続き、NPO法人「メッシュサポート」理事長の塚本裕樹さんでした

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【スタッフMの番組報告】

阿部亮のNGO世界一周!も、2022年最後の放送を無事終えました。
今年はみなさんにとってどんな1年でしたでしょうか・・・。
ちなみに私は、12年続くこの番組のスタッフとして春から新しく加えていただき、頭も体も心もいろいろ老体に鞭打ちながら(笑)奮闘した1年だったかな(失敗ばかりで・・・)と思っております。

13年目に突入したこの番組には、今年も本当に多くの素敵なゲストの方にお越しいただきました。毎回ゲストの方のチャレンジ精神、地道な努力、そうした当たり前なようでとても難しい活動の軸となるお話を聴かせていただき、難しい時代の今だからこその発見をリスナーのみなさんがしてくださっていたら、制作者冥利につきます…。

さて、今回は前回に引き続き、NPO法人「メッシュ・サポート」理事長の塚本裕樹さんをゲストにお迎えしました。

左:NPO法人「メッシュ・サポート」理事長の塚本裕樹さん



前回の放送で、「メッシュ・サポート」の、沖縄県を中心とした離島でのヘリや小型飛行機を活用した医療支援活動についてお伝えしましたが、今回は、これからのメッシュ・サポートについてを阿部さんのアイデアなども交えて深堀りしていきました。

メッシュ・サポートでは、寄付金で小型飛行機とヘリコプターを飛ばしてきたのですが、2020年に、ヘリコプターだけ国の行政事業として認められ、国から予算が出るようになったおかげで、今では寄付金はまるまる小型飛行機の運用に回せるので、だいぶ資金面では楽になったと塚本さんは話していました。

それでも、そこにこぎつけるまでには相当長く大変な道のりがあったことは言うまでもなく、なぜならば、国としては自衛隊、海上保安庁のヘリ、厚生労働省ではドクターヘリ、この3つがすでにある中で、それ以上のサポート
を国に期待すること自体が難しかったそうです。だからこそ、ヘリコプターだけでも国からの補助が出たことは
メッシュ・サポートにとって大きな前進だったのでしょう。本当によかったです!

メッシュ・サポートの今後の課題として、塚本さんは、沖縄県での知名度はだいぶ上がったものの、小型飛行機の
不慮の事故によって機体を一機失っている今、新たな機体の調達と再発防止への取り組みを両立させながら進んでいかねばならない現状を訴えていました。

阿部さんも、沖縄県外の企業のロゴとかがドーンとのった飛行機が急病人を救うヒーローとして、あちらこちらに登場したら、メッシュサポートの知名度はもっとあがるし、注目されるのではと提案していました。たしかに、これだけ素晴らしい活動は、沖縄以外の本島の人たちにもぜひ知ってほしい、私も同感です・・・。

ただ、昨今の円高が追い打ちをかけて、なかなか中古でも機体の価格は手が出ずらい現実もあり、塚本さんの挑戦はまだまだ険しい道のりが続くかもしれません。

2週に渡ってご紹介した、NPO法人「メッシュ・サポート」の活動。資金面、安全面、など、さまざまな面で
平坦ではないこの道のりを、塚本さんは必死にいま仲間と乗り越えていらっしゃいます。

【諦めずに続ければ、道は開ける。我々がやらずに、誰がやる!】

この誓いのもと、日々奮闘している「メッシュ・サポート」を、本島に暮らすリスナーのみなさんにも、ぜひ
応援していただけたらと思います!

NPO法人「メッシュ・サポート」のHPは

https://www.meshsupport.jp/

です。これからの塚本さんたちメッシュ・サポートの大いなる飛躍を見守っていきましょう。

冒頭にも書きましたが、2022年の「阿部亮のNGO世界一周!」は今回がラストになります。
2023年最初の放送は、1月2日夜9時30分からです!

今年も1年間みなさまのお耳にかかれましたこと、感謝いたしますとともに、来年も「阿部亮のNGO世界一周!」
をどうぞよろしくお願いいたします。

みなさま良いお年をお迎えください・・・。