12月18日(日)放送 「阿部亮のNGO世界一周!In宮古島~人の思いがつなぐ島」

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【スタッフMの番組報告】

これが日本随一の美しさ、宮古ブルー!

季節はただいま冬真っ只中ですが、「阿部亮のNGO世界一周!」はこのたび、寒い東京から飛び出しまして、
南の楽園、沖縄県宮古島に行ってまいりました!
題して、「阿部亮のNGO世界一周!In宮古島~人の思いがつなぐ島」

東京から直行便でわずか3時間ほどで到着する沖縄県宮古島。
観光客はもちろん、この海の美しさと人の温かさに魅了されて、近年では移住者の数も増えているということを
みなさんご存知でしょうか。

そこで今回は、プライベートでも宮古島をよく訪れて魅了されている阿部亮さんが、宮古島の古き良き歴史、伝統を継承しようと活動する地元の方々や、この宮古島の自然の美しさを守ろう、老若男女に愛される宮古島を作ろうと奮闘する移住者の方々にインタビューをして、大人気の宮古島の「今」についてを探ってきました!


一人目のゲストは、宮古島の生活には欠かせない災害情報などを中心にお伝えしているコミュニティFM「FMみやこ」代表の黒澤秀男さん。

いやー。このご機嫌な写真からもおわかりいただけるように、黒澤さんは宮古島では知らない人はいないほどの有名人なんです!でも宮古島出身ではなく、東京からアナウンサー志望で宮古島に移り住んで35年。大人気パーソナリティとして今もマイクの前で語り続けているんです。

東京からやってきて一番の苦労は「言葉の壁」だったっとか。そうですよね、放送でも少し紹介しましたが、
本当に外国語でした・・・。「タンディガ―タンディ」=ありがとう。こういった言葉を一から覚えて理解して
地元の方とコミュニケーションをとっていったのですから、頭が下がります。

持ち前の明るさ、バイタリティでその壁も乗り越えて、今では宮古島のみんなから愛されるラジオDJ。この美しく人の温かい宮古島に「住まわせてもらっている」という感謝を収録中ずっと口にされていました。

開発が進んで多くの観光客で賑わうことは嬉しい反面、なにもない居心地の良さみたいなものを知る黒澤さんから
すると、あまり急激な都会化は望んででいないので、そのはざまで複雑な思いも持たれていることもひしひしと伝わってきました。

昔、ある歌にありましね、「♪大事なのは変わってくこと、変わらずにいることー♪」、まさにこれですね・・・。

2人目のゲストは、レーベの村を運営する株式会社 ボリュームワン 代表の大越秀樹さんでした。

こんな素敵な空間がいま、宮古島で大人気なんです。「レーベの村」は大人が子供に帰る場所をテーマに食事、星空観賞、イベントなどが楽しめるエンターテインメントスポット。

ドラクエの世界観満載のこの「レーベの村」。阿部さんの興奮具合からもおわかりいただけたかと思いますが、その景色や雰囲気は圧巻です!地元の人も移住者もみんなが一つになって食事をしながら歌ったり、踊ったり、楽しいひと時を過ごせる場所を、大越さんたちは思考錯誤を重ねながら築いてきたんです!

番組でも紹介いたしましたが、元々アーティストだった大越さん。お話する声も素敵でしたが、歌声もレーベの村で聞けるかもしれませんよ!宮古島に遊びに行く機会がある方はぜひ立ち寄ってみてください!

3人目のゲストが、【宮古島創作芸能団~んきゃーんじゅく~】創設者でプロデューサーの前里昌吾さん、
愛称・ジョニーさん。もう愛称通りの気さくで温かい宮古島の良さが詰め込まれたような方でした!

宮古島の民俗芸能、クイチャーを子どもや若者たちに教え、」さまざまな場所で披露している団体「んきゃーんじゅく」。生まれも育ちも宮古島のジョニーさんが、子どもたちと一緒に取材に応じてくれました。

稽古場にお邪魔させていただいて、クイチャーも見せていただいて、大興奮な現場でした。

「んきゃーんじゅく」とは、宮古島の方言で、昔の教えという意味で、「ん」から始まる言葉って、日本語ではなかなかないですよね・・・。もとは雨乞いの祈願に始まっていて、「宮古島のアイデンティティ」がつまった踊りだということがよくわかりました。

地元の子どもも移住してきた子どももみんなひとつになって、クイチャーを踊り、宮古島のアイデンティティを継承していく、素晴らしい活動ですよね・・・。

番組エンディングにこの「んきゃーんじゅく」の子どもたちのインタビューが流れましたが、東京から来た子が
「満員電車にのらなくていいところが宮古島の好きなところ」と言ってました。実に微笑ましい(笑)
でも、人が少ない、自然が多い、ということは当たり前なようで当たり前ではないんだと、東京から来た子どもたちは実感したんでしょうね。大切な気づきです・・・。

宮古島の古き良き英知を守る人,それを継承する子どもたちに出会えてよかったです。

最後にご紹介したのは、「宮古の海をキレイにし隊」隊長の井上美香さんと地元でボランティアDJもされている
與那覇淳さんです。


福岡から移住してきた井上さんは、毎月一度、海岸のゴミを拾う活動を展開する「宮古の海をキレいにし隊」を結成して、いまもビーチクリーンに日々汗を流しています。

地元の人にとってはこの宮古ブルーは当たり前なもので、ペットボトルなどの漂着ゴミがあっても、さほど気にしていなかったようです。ただ、移住して、この海の美しさに魅了された井上さんからすると、これはなんとか守っていって、未来の子どもたちにも見せてあげないと!という強い使命感で活動をしているのです。
本当に頭が下がります。

井上さんも、黒澤さんや大越さんと同じように、「私たち移住者はこの島に住まわせてもらっているので・・・」
という言葉を何度もおっしゃっていました。

この感謝の気持ちが移住者の方に共通してあることも、取材を通して見えてきました!

地元のDJをして、海をキレイにし隊の活動にも参加している與那覇淳さんも、この活動、移住者の思いに感謝されていました。與那覇淳さんいわく、宮古島は「宇宙のリズムと一体化できる島」なんだとか。

歴史あるこの宮古島は、昔から人頭税等の苦役を強いられてきたので、辛さを経験したからこその他人に対する優しさに溢れた人が多い島なんだという話は、とても説得力がありました。

また、番組内ではミス宮古島・ミスブーゲンビレアの下地宮代さんからもコメントをいただき、サトウキビからとれるバガスを使ってSGDSにも力を入れている宮古島の新たな取り組みも知りました。
さすが、ミス宮古島、素敵な方でした・・・。

エンディングでは、三線奏者の宮城奈々さんの演奏をお聴きいただきましたが、みなさんいかがだったでしょうか。当たり前ですが、本当にCDで聞く音より何百倍も聞きごたえがあって、何より、この島の温かさ、奥深さ、そういったものが宮城さんの奏でる音色ひつひとつに表れているようでした。素敵な時間をありがとうございました。

「FMみやこ」、「レーベの村」、「宮古島創作劇団~んきゃーんじゅく」、「宮古の海をキレイにし隊」、ミスブーゲンビレアはじめ宮古島観光協会、宮城さん、みなさん本当にありがとうございました。

長きにわたる歴史を守りゆく地元の方々と、それに対するリスペクトを、住まわせてもらっているという、「感謝」の気持ちで様々な活動に従事している移住者の方々。双方の尊い思いが、今の宮古島の繁栄を支えているんだということが、リスナーのみなさんにも伝わっていただけたら幸いです。

気候も人も温かい宮古島の「今」にせまった1時間。
寒い冬を過ごしているみなさまの心が少しでも温かくなっていますように・・・。

【今回ご紹介した団体のHP】
※FMみやこ 
https://www.fm-miyako.com/

※レーベの村
https://www.instagram.com/villageofloewe/?hl=ja
(インスタにイベントスケジュールなど載っています!)

※んきゃーんじゅく
https://miyakoculture.com/

※宮古の海をキレイにし隊
https://miyakoisland-beachclean.com

次回の阿部亮のNGO世界一周!は、12月26日月曜日21時30分からになります。
お楽しみにー!

そして、番組からのお知らせがもう一つ!

今年2月23日にニッポン放送で放送されました、「阿部亮のNGO世界一周!今 注目の町 北海道・ニセコ最前線!」が、このたび12月25日(日)19時30分~21時、北海道STVラジオで放送されることが決定いたしました!北海道のみなさんにもぜひ聴いていただきたい内容です!こちらもお楽しみにー!