11月15日は 埼玉県大恩寺でベトナム人技能実習生や留学生の居場所づくりをしている 尼僧 タムチーさんがゲストです。

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政府が8日に入国制限を緩和しました。足止めされていた外国人のビジネスマン、留学生、技能実習生、
各省庁が申請の受け付けを開始したこともあり、とまっていた様々な分野が動き出します。
そして日本には在留外国人が現在およそ289万人に上ると言われています。
在留外国人の中で、この数年 増えているのが、ベトナム人の人達です。
昨年末には韓国を抜いて、中国に次いで2番目に多い、44万人あまりとなりました。
しかし、ベトナム現地から送り出す機関や留学の斡旋業者の中には
悪い人たちもいて、多額のお金をとって日本に送り出しているところもあるそうで、
借金のために働き、返せないと、どこかに雲隠れ…犯罪に手を染める人もでてきたり、
せっかく働いた企業がひどい扱いをして、逃げざる得ない状況になるなど
決していい環境下で、日本で暮らしているベトナム人ばかりではないということになります。
(これはおそらくベトナム人に限ったことではないです)

そこで、11月15日の放送では、日本で暮らし、生活に困ったベトナム人の人達を受け入れて
寝るところや食べるものを無料で提供しているお寺をご紹介します。埼玉県本庄市にある大恩寺(だいおんじ)です。
大恩寺の住職ベトナム人のティック・タム・チーさんにスタジオでお話を伺いました。

阿部さんとタムチーさん(右)と大恩寺のスタッフの方々と



ご自身もコロナに感染し、その後 癌とわかり、入院し、治療をするなど、病と闘いながらも、日本で大変な思いをしているベトナム人のために
サポートしているタムチーさん。その原動力はどこからくるのでしょうか。本当に頭が下がります。
大恩寺に来るベトナム人の方々の置かれた厳しい状況と、日本人、日本政府へのお願いも伺いました。

そして、新型コロナが長引き、食料支援だけでは足りず、寺の近くにある遊休農地を借りて「浄農園」と名付けた場所で、
ジャガイモ、ミニトマト、ナス、トウモロコシなどの野菜の栽培を始めたとか、最近は地域の人たちとのつながりも生まれました。
タムチーさんは支援しているベトナム人へのお仕事につながる機会にしたいと考えているそうです。

https://www.facebook.com/chuadaianjp