ゴミのリサイクル化、再資源化は世界共通の社会問題。
2050年、世界の人口は約100億人に達すると言われていて、
世界で使用される資源は今の2倍に、地球のゴミの量も2倍になると言われていますが、
いまだに大量生産、大量消費が続いている現状もあります。
新型コロナウィルスの感染拡大、蔓延が続いた日々と
世界的な気候変動により、環境や生活への見直しもされはじめ、
日本も、2015年に国連加盟国で合意されたSDGｓ（持続可能な開発目標）の言葉が
ようやく浸透してきました。
環境に配慮した暮らしや
無駄のないモノづくり、脱炭素社会へ あゆみはじめなければいけません。
そういう空気も社会に流れはじめました。
人類は、物質的なモノを 持ちすぎてしまったのかもしれません。
（デジタルデトックスも言われています。
こちらはマインドフルネスや瞑想を生活に取り入れ、余分な情報に反応しない脳をつくろうということですね。）
そして人間の生産活動に伴う、ゴミですが、
私たちが生活する上で出る家庭ゴミと、経済活動から出てくるゴミがあります。
経済活動から出てくるゴミを事業系のゴミといいます。
事業系のゴミには２つあって「事業系一般廃棄物（生ごみや紙くず）」と「産業廃棄物」に分かれています。
その産業廃棄物を資源として循環させ、「ゴミ」という概念そのものをなくそうと、取り組んでいる企業があります。
Zero Waste Desionを目指す、埼玉県三芳町（みよしまち）に本社を置く「石坂産業株式会社」です。
今回2週にわたって、石坂産業・代表取締役の石坂典子（いしざか・のりこ）さんにお話を伺います。
石坂典子社長 とても美人で、トークも素晴らしい。こんな上司なら 自信をもって仕事に取り組めそうですね。
「石坂産業株式会社」はとにかくすごいです。
廃棄物を100％再資源化する先端技術でゴミを分別しています。
例えば…高精度色彩選別システム、多種多様な装置の組み合わせと徹底した人員によるライン分別分球（職人技！！）木材再資源化プラント…有価物再資源化プラント…
もう様々です！！言葉で書くと 何がなんだか…ですが、
実際、収録後に阿部亮さんと見に行ってきました～産業廃棄物処理 工場見学（全天候型独立総合プラント）。
今回石坂産業株式会社の広報の方に ご案内いただきました。（誠にありがとうございます。）
廃棄物が実際どのように分別処理されるのか、そのフローを見学できるんですが、圧巻でした。
男性は特に楽しめるかと！
本当に一度見学されることをお勧めします。一般の方も見学を申し込めます。子ども達の教育にはおススメです。
もうゴミは出せないなあと実感します。
https://ishizaka-group.co.jp/
そして石坂産業株式会社がすごいのは、地域で事業をする企業が、循環型社会への想いをこめて 運営する「三富今昔村」です。
https://santome-community.com/
「三富今昔村」は、東京ドームおよそ4個分の敷地内に、資源を生み出すリサイクル工場の見学のほか、
「くぬぎの森」の植物や生きものとの楽しみ方を発見するガイドウォークや、
自社の農園 「石坂オーガニックファーム」で土づくりや野菜の成長を実感する食農育体験、
里山の暮らしを体験しながら学ぶ体験プログラムなどがあります。
レストランも新鮮地野菜で最高においしいですよ。
こうした石坂産業株式会社を作り上げてきた 石坂典子社長はどんな理念をお持ちなのでしょうか？
あるダイオキシンの誤報道をきっかけに 石坂産業株式会社が苦境に。
先代のお父様にお願いし、典子さんは「代表権のない社長」に就任されます。
その後は苦難の連続でした。
今回2週にわたって その道のりも伺います。
地域に愛される企業づくり、石坂さんの強い信念は日本の未来を作っています。
まさに サステナブルな企業の女性トップランナーです。
ぜひお聴きください。
