1月25日、2月1日の放送は「山奥ニート、やってます」著者の石井新さんにお話しを伺います。

  • LINEで送る

みなさんは、ニート、ひきこもりと聞くと何をイメージしますか。
現在のコロナ禍にあって、緊急事態宣言も発動され、
多くの方が在宅での生活をしていると「自分はひきこもっている」と感じているのではないでしょうか。
またコロナの蔓延で、ストレスを抱えてる人が多いかと思いきや
人との接触機会が減ったので、
「あ~今まで会いたくもない人と無理してあっていたけど、会う必要もなくなって ホッとしている」
という人もいます(笑)

ニート、ひきこもり…
社会一般のイメージですと、「働かない」「親のすねをかじって部屋に閉じこもっている」
という言葉が出てきそうです。
厚生労働省のHPでは「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人と交流をほとんどせずに6カ月以上続けて自宅にひきこもっている状態」とあります。
つまり、実際、社会できちんと働いていた人が、職場の人間関係に傷つき、立ち直れずひきこもりになった、働く意味を見出せず、部屋に籠っている、親が厳しすぎてだんだん無気力なったなど様々な理由で、その状態になっている…ということのようですが(NHKの特集でやっていた)
今や100万以上がひきこもりの総数と言われていて、100万人いれば、100万人の数の理由が
あるわけで、ひとくくりにしていいのか、と考えるのは私だけでしょうか…。

山奥ニートやってます、の著書で NPO共生舎理事の石井新さん。 共生舎は和歌山県田辺市の山奥の限界集落にあります。

さて、そんな中、とても気になる本を発見しました。
それが【「山奥ニート」やってます】という本。著者は石井新(あらた)さん。
「嫌なことをせず1万8000円でひと月を暮らす方法」と帯に書いてあります。
なんという魅力的なタイトル。
本の詳細内容は書きませんが、著者の石井さんは 大学の教育学部へ進学、その後小学校の教育実習も経験されますが、その後 紆余曲折あって、ひきこもりになります。
そんな中、ツイッターやブログなどで、同じような自称ニートの人たちとつながっていきます。
1人でいるから何もできないと思ってしまうけど
ニート同士で生活していったら何か起こるんじゃないか、そんな思いに駆り立てられた石井さん。
調べてるうちに、和歌山の山奥にあるNPO「共生舎」に興味をもつようになったそうです。
和歌山の山奥にあるNPO「共生舎」は限界集落でニートやひきこもりの人たちだけを集めて共同生活をしている場所。
石井さんのニートの知り合いが共生舎の当時の代表の山本さんと知り合いだったということで、ここを二人で訪問することになるんですが…ここから先は本をお楽しみください(笑)
石井さんの話を伺っていると、社会一般で言われているニートやひきこもりのイメージが
一掃されていきます。むしろ
「山奥ニート」はひとつの生き方。
人生100年時代と考えると、人生の後半は働かない時間が長くなります。
それも「働く」というものを基準にした考え方から見ればですが。
民主主義の経済活動では便利で豊かな暮らし、それはみんなが楽して生活したい気持ちがベースにあるわけで、行きつくところの理想の生き方は「ニート」ではないのか?
「ニート」という言葉が この先、もっと好意的な言葉として広がっていくかもしれませんね。

しかしリスナーが気になるのはそんな話より、どうやって生活しているのか?とか
収入は?ニート住人は何人で、どんな人がいるの?食事は?と・・・・
石井さんたちの日々の生活を聞きたいはず。
パーソナリティ阿部亮さんがそのあたりじっくり聞いていますから、1月25日、2月1日の放送を
ぜひ聞いてください。

今回はリモート収録。石井さんはケーブルテレビの回線で インターネットつないでいます。台風の時は停電も多いそうですが、住人が14人いるので、キャンドルをつけて、それはそれで心細くない夜だとか(笑)キャンドルパーティ(^^♪