音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、
毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を
ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。
第219回目のテーマは『しんみりしない「失恋」ソング特集』。
「秋の心」と書いて「愁(うれ)い」と読むように、
これからの季節「秋」は、ちょっとしんみりする曲や、「失恋」にまつわる曲が似合う季節です。
ただ、中には、タイトルに「失恋」とあるのに、
歌や曲調が全然しんみりしていなかったり、
妙にポップだったり、ファンキーな曲もあったりします。
ということで、今回は、タイトルに「失恋」と付いているのに、
むしろ妙に明るかったり、しんみりしない曲をいろいろお送りしました。
まず1曲目は、太田裕美さんで「失恋魔術師」。
太田裕美さんというと、「木綿のハンカチーフ」はじめ、
シングルのA面は、デビューからずっと筒美京平さんが
作曲を担当してきたんですが、この曲は初めて、吉田拓郎さんが作曲を手掛けました。
萩田光雄さんのアレンジも最初から最後まで明るさ全開で、
他の曲に比べて埋もれがちですが、隠れた名曲です。
2曲目は、山本リンダさんで「失恋蝙蝠男」。
タイトルからしてよくわかりませんが、
歌詞も出だしからいきなり「♪ゾク! ゾク! ゾク! 今夜も出たッ!
蝙蝠男(こうもりおとこ)黒いマント着て フワリ」。
このコウモリ男、恋人にフラれてしまって、悔しさのあまり、
元カノを追いかけるという設定なんですが、
コウモリなんだから、空を飛んで行くのかと思いきや、
なんと、夜汽車に乗って女性を追いかけるんですね。
サンバ調のアレンジが、リンダさんにはよく似合います。
3曲目は、杏里さんで「失恋ゲームが終るまで」。
日本レコード大賞の「アルバム大賞」を受賞した
1989年発売のアルバム『サーキット・オブ・レインボー』に収録されている曲で、
こちらはもろ、シティポップ。
この1989年に、元号が昭和から平成に変わって、
「失恋ソング」も、昭和のウェットな感じから、
こういう洗練された曲に変わっていきました。
4曲目は、瀬能あづささんで「失恋カフェ」。
「乙女塾」出身のアイドルグループ「CoCo」のセンターだった瀬能あづささん。
CoCo時代から歌唱力には定評があって、
1992年にグループを脱退してソロになってからは、
その才能を認めた THE ALFEEの高見沢俊彦さんが
アルバムのプロデュースを手掛けたり、シンガーとしても評価されました。
この曲は、高見沢さんが作詞・作曲。
いかにも高見沢さんらしいロックナンバーで、
アレンジは武部聡志さんが手掛けています。
お別れの曲は、CHAGE and ASKAで「失恋男のモンタージュ」。
この曲は、1988年発売のアルバム『ラプソディー』に収録されている曲で、いかにもチャゲアス。
「♪男だって泣きますよ」というフレーズを
こんなに力強く歌えるのは、このお二人ならではです。
番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、
mco@1242.com までお寄せください。
お葉書は、
〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。
次回の放送は、2026年9月20日(日)17:30〜です。
どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!

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