古美術永澤 presents ミッツ・ザ・コレクション

2024.05.19

2024年5月19日放送『続・特集』

音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、

毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を

ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。

第117回目のテーマは『続・特集』。

タイトルに「続」とついた楽曲をお送りしました。

 

まず1曲目は、松田聖子さんで「続・赤いスイートピー」。

こちらは赤いスイートピーが大ヒットした6年後、

88年リリースのアルバム「シトロン」に収録されました。

原曲の赤いスイートピーは、作詞が松本隆さん、

作曲が呉田軽穂ことユーミン、

編曲が松任谷正隆さんという顔ぶれでしたが、

続編は、作詞は同じく松本隆さん、

作曲は、アルバムを手がけた有名なプロデューサー、

デイヴィッド・フォスターのチームが手がけています。

 

2曲目は、荻野目洋子さんで「六本木純情派」から「続・六本木純情派」の

2曲続けてお送りしました。

続編は、1987年7月にリリースされた

アルバム『246(によんろく)コネクション』に収録されています。

作詞は同じく売野さんですが、作曲は筒美京平さん、編曲は武部聡志さんが担当されています。

六本木での同じ場面を別目線で描いたように思えますが、  みなさんはどう感じられますか?

 

4曲目は、BEGIN涙そうそう(一五一会バージョン)」。

「涙そうそう」は、沖縄の言葉で「涙がぽろぽろこぼれ落ちる」という意味で、

作詞を森山良子さんが、作曲をBEGINが手がけ、

98年に森山さん、2000年にBEGIN、

2001年に夏川りみさんが歌われました。

ご紹介したBEGINの続編、原曲との違いは、楽器です。

タイトルにもあった「一五一会(いちごいちえ)」とは、

四字熟語のことではなく、

BEGINのメンバーとギター製作の職人とが共同で開発した弦楽器の名前なんだそうです。

 

お別れの曲は、和田アキ子さんで「続・だってしょうがないじゃない」でした。

原曲の「だってしょうがない」は、

88年4月にリリースされた和田さんの47枚目のシングルで、

人気が翌年にまたぐロングセラーとなり2年連続で紅白でも歌われました。

続編のリリースは88年10月。半年後のことでした。

歌の雰囲気や「恋だけはアホなところ」は原曲とさほど変わりませんが、

続編では印象的なサビから始まっています。

番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、

mco@1242.com までお寄せください。

お葉書は、

〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。

次回の放送は、2024年5月26日(日)17:30〜です。

どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!

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パーソナリティ
  • ミッツ・マングローブ
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    ミッツ・マングローブ

    ドラァグ・クィーン・歌手・タレント。総じて「女装家」。
    1975年 4月10日 神奈川県横浜市生まれ
    10代中盤ををロンドンで過ごす。 慶應義塾大学法学部を卒業後、 英国ウエス卜ミンスター大学に入学。商業音楽全般を学ぶ。帰国後2000年ドラァグ・クイーンとして東京でデビュー。以降、各地のクラブを中心に様々な活動やイベントの主催をする傍ら、05年に星屑スキャットを結成。07年スナック「来夢来人」にて丸の内初の女装ママに。
    09年頃からテレビでも活躍。
    2011年「若いってすばらしい」で歌手デビュー。2012年3人組コーラスグループ“星屑スキャット”のメンバーとして「マグネット・ジョーに気をつけろ」で日本コロムビアよりメジャーデビュー。2018年星屑スキャット1stアルバム「化粧室」をリリース。野外フェスティバルへの出演含め精力的に活動中。
    2019年星屑スキャット初の全国ツアー「あ々喉仏」開催。
    2021年4月中野サンプラザを含む星屑スキャット全国ツアー「色、色々」開催。