音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、
毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を
ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。
第105回目のテーマは『借りたままの・・借りパクソング特集』。
学生時代、友人や恋人、先輩後輩との間で、
何か貸し借りをした思い出はないでしょうか。
そして卒業シーズンに起こりがちなのが、
借りたものを返さずにお別れしてしまうことです。
ということで今回は、「借りたままの・・借りパクソング特集」をお届けしました。
まず1曲目は、野口五郎さんで「青春の一冊」。
過去の恋愛への後悔を、借りたままの本に投影して歌われています。
当時の五郎さんは文学青年風のイメージが強く、
この曲はまさに、その集大成と言われていたようです。
続けて2曲目は、山崎美貴さんで「借りたままのサリンジャー」。
山崎さんは深夜番組『オールナイトフジ』にレギュラー出演をした後、
3人組ユニット「おかわりシスターズ」でデビュー。
85年に解散し、この曲でソロデビューを果たしました。
ちなみに当時、若者の間でアメリカの小説家・サリンジャーの
「ライ麦畑でつかまえて」という作品が注目されていたため、
サリンジャーはちょっとしたオシャレワードだったそうです。
「本を返してしまうと会う必要がなくなる。だから返せない」
そんな想いが綴られている、1曲。
3曲目は、プリンセスプリンセスで「19 GROWING UP〜ode to my buddy〜」。
この曲に出てくる借りたままのアイテムといえば・・「腕時計」。
借りている相手は友人(ライヴァル)。
10代の女子の友人関係が描かれています。
4曲目の借りパクソングは、松任谷由実さんで「LAUNDRY-GATEの想い出」。
こちらも、大切な友人との思い出を描いた借りパクソングです。
返せないままでいるのは、ジミヘンのレコード。
基地に住んでいた女友達との思い出を歌ったと言われるこの曲。
タイトルのランドリーゲートとは、
かつて、東京の立川にあった米軍基地の出入り口のゲートのことで、
少女時代のユーミンが初めてアメリカ文化に触れ、
多大な影響を受けたエリアを意味します。
基地の中には、日本では手に入りづらい洋楽のレコードもあり、
実際に彼女からレコードを借りたこともあったようです。
お別れの曲は、GLAYで「卒業まで、あと少し」でした。
借りたままのアイテムは「辞書」。
借りてからずいぶんと経ったある日、ふと開いてみると、
当時は気づかなかったメッセージがあった・・という内容です。
歌詞は、曲を手がけたTAKUROさんの実体験が元になっているそうです。
番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、
mco@1242.com までお寄せください。
お葉書は、
〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。
次回の放送は、2024年3月3日(日)17:30〜です。
どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!
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