音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、
毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を
ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。
第76回目のテーマは『歌に出て来るレコード』。
ダウンロードやストリーミングで手軽に音楽が聴けるこの時代、
アナログレコードが世代を超えて愛されています。
そこで今週は、「歌に出てくるレコード」をテーマにお送りしていきました。
まず1曲目は、ナイアガラ・トライアングルで「A面で恋をして」。
1981年、資生堂のCMソングとしてリリースされた曲です。
作曲・編曲は大瀧詠一さん。
「A面で恋をして」というタイトルは、
コマーシャル用のキャッチコピーとして最初から用意され、
それをもとに松本隆さんが作詞をされていますが、
このA面とは、もちろんレコードの表側のことです。
シングルであればメインの曲が聴けるのがA面で、
これを裏返せばB面になり、もう一曲聴くことができます。
A面B面が聴けるのは、レコード世代にとっては当たり前のことですが、
CDで育った世代には、新鮮に感じるようです。
「え? 裏も聴けるの?」と、驚く人が多いといいます。
2曲目は、大江千里さんで「BOYS & GIRLS」。
80年代後半以降、CDの流行によってレコードの需要が一気に減り、
お店から姿を消すと同時に、レコードならではの習慣も消えていったといわれています。
それが「レコードの貸し借り」です。
今は聴きたい曲をすぐにダウンロードできるので、
貸し借りなんて面倒・・と思うかもしれませんが、
レコードを貸し借りするために会いに行くのも、
青春の一部だった、と言えるようです。
この「BOYS & GIRLS」は、そんなレコードの貸し借りの様子が垣間見れる曲。
3曲目は、東野純直さんで「君とピアノと」。
1993年リリースの東野さんのデビュー曲です。
この曲に出てくるのが、キース・ジャレットのレコードです。
キース・ジャレットは、70年代から活躍する、
知的でオシャレなジャズピアニストといわれています。
そんな彼のピアノを 別れた彼女と聴いていた、と振り返る歌ですが、
誰のレコードを聴いていたのかによって、
歌の雰囲気は変わるものなのかもしれませんね。
お別れの曲は、アグネス・チャンで「思い出をあける鍵」でした。
1975年リリースのアルバムに収録された曲で、
少女から大人へと変わる時期のアグネスの、
トーンを抑えた歌声が魅力と言われています。
「古びたレコードを聴くと思い出が甦る」と歌うこの曲のように
みなさんも、今のレコードブームにのって、
時々、昔のレコードをお聴きになってみてはどうでしょうか。
番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、
mco@1242.com までお寄せください。
お葉書は、
〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。
次回の放送は、2023年7月2日(日)17:30〜です。
どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!
2025.04.13
2025年4月13日放送『いしだあゆみ特集 Part.2』
音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、 毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ...
2025.04.06
2025年4月6日放送『いしだあゆみ特集 Part.1』
音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、 毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ...
2025.03.23
2025年3月23日放送『ちょっぴり浮かばれなかったTBSドラマ主題歌90年代編』
音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、 毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ...
2025.03.16
2025年3月16日放送『建物の階数』
音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、 毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ...
2025.03.09
2025年3月9日放送『若さ』
音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、 毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ...