音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、
毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を
ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。
第63回目のテーマは『中森明菜オリジナルカラオケ』。
80年代の明菜楽曲のほとんどのコーラスを担当しているのが、EVEという3人組のグループです。
「EVE」はレオナ・クララ・リリカの3人によるグループで、
返還前の沖縄で生まれ育った三姉妹でもあります。
また、ミッツさんが愛して止まないコーラスグループでもあります。
そこで今回は「中森明菜楽曲におけるEVE」を存分にお楽しみ頂きたく、
すべて「オリジナルカラオケ音源」でお送りしました。
まず1曲目は、「TATOO(オリジナル・カラオケ)」。
三姉妹ならではの「声の重なりと響き方」、
さらには「それまでの日本人にはなかった、
ネイティブでダイナミックな英語の発音とフレージング」は、
後にも先にもEVEにしか出せない職人技です。
2曲目は、「十戒(1984)(オリジナル・カラオケ)」、
そして「1/2の神話(オリジナル・カラオケ)」。
明菜さんのロック系の楽曲で冴え渡る3人のコーラスワークを、
2曲続けてお聴き頂きました。
「1/2の神話」の最後「いい加減にしてー♪」のところで、
突如明菜さんの歌声が入ってきましたが、これは「ダブル」といって、
メインボーカルと同じ旋律を「歌い手本人」が重ねて、
音の響きにちょっとした違いを付ける録音方法です。
「オリジナルカラオケ」の定義は歌手やレコード会社によって様々ですが、
明菜さんの場合は、「主線を歌うボーカルライン」のみを抜いた、
通称「マイナス1」と呼ばれるものを「オリジナルカラオケ」としているため、
このようにバックコーラスの声をしっかり聴けるだけでなく、
明菜さん本人の「ダブルパート」も、「オケ」の一部に含まれているというわけです。
そして3曲目は、「セカンド・ラブ(オリジナル・カラオケ)」。
こちらは、スローテンポな明菜楽曲における、非常に繊細なコーラスワーク。
コーラスが入ってくるのはサビの部分だけですが、実に巧妙で、
きめ細かい和声を奏でているのが分かると思います。
お別れの曲は、「飾りじゃないのよ涙は(オリジナル・カラオケ)」。
ミッツさん曰く、「明菜楽曲の中で、
おそらく最もEVEの多彩なコーラスワークを堪能できる作品」なんだそう。
「オリジナルカラオケ愛好家」のミッツさん。
また今回のような「オリカラ縛り」の特集ができたらなと思っています。
番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、
mco@1242.com までお寄せください。
お葉書は、
〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。
次回の放送は、2023年3月26日(日)17:30〜です。
どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!
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