音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、
毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を
ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。
第56回目のテーマは『デュエットソング』。
ひとりで歌うよりも、ふたりで歌うほうが暖かそう・・
そんな妄想をもとに「デュエットソング」を特集しました。
まず1曲目は、来生たかおさんで「シルエット・ロマンスDuet with 大橋純子」。
こちらは1981年に大橋純子さんが歌ってヒットした曲で、
作詞は来生えつこさん、作曲は来生たかおさんです。
翌年には来生たかおさんご自身もカバーされましたが、
おふたりのデュエットが叶ったのは、
来生さんが2000年にリリースした
デビュー25周年のアルバムの中ででした。
聴く側としては、作者と歌手のコラボに胸が躍りますが、
歌う側は、新たなアレンジや息の合わせ方など、
気を遣う面が多々あったと思われます。
そんな夢のコラボの中で、
アレンジを含め、ふたりの声がしっくりとなじんでいたのが、
「シルエット・ロマンス」だったように思います。
続いて2曲目は、河合奈保子さん、ピーター・セテラで「Love Assistant -ひとりで泣かないで-」。
河合奈保子さん9枚目のアルバム「DAYDREAM COAST」に収録されています。
海外録音第1弾となったこのアルバムには、
「TOTO」や「エアプレイ」関連の音楽家が多数参加したことで、
当時、大きな話題となりました。
この曲は、しばらく奈保子さんの歌声が続くので、
デュエットと気づくのはサビ以降ですが、
80年代の開放的な西海岸の空気が存分に感じられ、
なんとも心地いい曲に仕上がっています。
3曲目は、大林宣彦 & FRIENDSで「草の想い」。
1991年に公開された「ふたり」という映画の主題歌です。
大林監督は自ら作詞をするだけでなく、
大林宣彦 & FRIENDSとして、歌も担当。
ちなみにこのFRIENDSとは音楽監督を務めた久石譲さんのことです。
お別れの曲は、西城秀樹さんで「Love・Together」。
1984年リリースの15枚目のアルバム『GENTLE・A MAN』に収録されている曲で、
デュエットのお相手は、当時秀樹さんのライブや
レコーディングメンバーだった「チバチャカ」さんという、女性コーラスの方です。
秀樹さんはこのとき29歳。
今から39年前の楽曲ですが、
ふたりで歌い上げるメロウなラブバラードは、
時代をこえて今も多くのファンに愛され続けています。
秀樹さんと女性コーラスとのデュエットは、
ほかのアルバムにも何曲か収録されていますので、
ぜひ機会があれば、お聴きになってみてください。
番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、
mco@1242.com までお寄せください。
お葉書は、
〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。
次回の放送は、2023年1月29日(日)17:30〜です。
どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!
2025.03.16
2025年3月16日放送『建物の階数』
音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、 毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ...
2025.03.09
2025年3月9日放送『若さ』
音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、 毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ...
2025.03.02
2025年3月2日放送『名字タイトル曲特集』
音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、 毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ...
2025.02.23
2025年2月23日放送『美大系出身アーティスト』
音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、 毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ...
2025.02.16
2025年2月16日放送『変声期前の男子ボーカル・ボーイソプラノの世界』
音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、 毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ...