古美術永澤 presents ミッツ・ザ・コレクション

2022.08.01

2022年7月31日放送『モータウン調』

音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽をミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。

第37回目のテーマは『モータウン調』。

60年代にアメリカ・デトロイトでアフリカ系アメリカ人の

レコードレーベルとして生まれた「モータウン」。

一概にモータウンリズムと言っても、

モータウン作品にはたくさんのリズムパターンが存在しますが、

中でももっとも「モータウン」を象徴するリズムパターンとは、

「デ・デ・デー デ・デ・デデー」というリズムです。

今回はこの代表的なモータウンのリズムパターンにスポット当ててお送りしていきました。

 

まず1曲目は、松田聖子さんの「ハートをRock」。

日本では「ポップロックバンドサウンド」と

「モータウンリズム」の相性の良さが見出され、

主に女性歌手がロック系を演出したい時に

「モータウン調の楽曲を作る」というのは、

ひとつの方法論として広く浸透しました。

その後氾濫する「モータウン調」のいちばん槍を掲げるかのごとく、

真正面から「デ・デ・デー デ・デ・デデー」のリズムと向き合い、

見事に「モータウン調J-POP」を象徴する1曲となりました。

 

そして続いては、この魔法のリズムをいかんなく取り入れ、

ヒットした楽曲たちを、ミッツさんのスペシャルMIXメドレーでお送りしました。

・ホンキートンキークレイジー / BOOWY

・Bye-Bye ガール / 少女隊

・All My Loving / 福山雅治

・ONE WAY GENERATION / 本田美奈子

・君を忘れない /シブがき隊

・恋は、ご多忙申し上げます / 原由子

・MajiでKoiする5秒前 / 広末涼子

ミッツさんが悩みに悩みながら選曲し、ご自身でMIX編集した今回だけのスペシャルメドレー。

いかに「モータウン調」が

多ジャンルのアーティストに重宝されていたかが

お分かり頂けたのではないでしょうか。

 

お別れの曲は、プリンセス・プリンセスで「DIAMONDS」でした。

数多ある「モータウン調J-POP」の中でも、

最大の売上を記録した楽曲です。

 ミッツさんも、この曲で「モータウンリズム」の理論を初めて認識したとのこと。

番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、

mco@1242.com までお寄せください。

お葉書は、

〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。

次回の放送は、2022年8月7日(日)17:30〜です。

どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!

最新番組ブログ
パーソナリティ
  • ミッツ・マングローブ
    ミッツ・マングローブ
    ミッツ・マングローブ

    ミッツ・マングローブ

    ドラァグ・クィーン・歌手・タレント。総じて「女装家」。
    1975年 4月10日 神奈川県横浜市生まれ
    10代中盤ををロンドンで過ごす。 慶應義塾大学法学部を卒業後、 英国ウエス卜ミンスター大学に入学。商業音楽全般を学ぶ。帰国後2000年ドラァグ・クイーンとして東京でデビュー。以降、各地のクラブを中心に様々な活動やイベントの主催をする傍ら、05年に星屑スキャットを結成。07年スナック「来夢来人」にて丸の内初の女装ママに。
    09年頃からテレビでも活躍。
    2011年「若いってすばらしい」で歌手デビュー。2012年3人組コーラスグループ“星屑スキャット”のメンバーとして「マグネット・ジョーに気をつけろ」で日本コロムビアよりメジャーデビュー。2018年星屑スキャット1stアルバム「化粧室」をリリース。野外フェスティバルへの出演含め精力的に活動中。
    2019年星屑スキャット初の全国ツアー「あ々喉仏」開催。
    2021年4月中野サンプラザを含む星屑スキャット全国ツアー「色、色々」開催。