音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽をミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく新番組『ミッツ・ザ・コレクション』。
第2回目のテーマは『旅』。
ようやく外出できるようにもなってきた今日この頃。
今回は、「秋を感じさせる旅」の音楽をお届けしました。
春夏秋冬の中でも、どこか感傷的で物寂しい雰囲気を感じさせる”秋”ですが、そんな中でも今回はメランコリックな要素を含んだ楽曲をセレクト。
まず1曲目にお届けしたのは、南野陽子さんの「秋からも、そばにいて」。
この曲は一見、抜け駆けで男と旅に出る、という可愛らしい曲かと思いきや、
Bメロからサビに向けてどんどん描写が重く、危なくなっていきます。
ストリングスが畳みかけてくる間奏や、「女のヤバさ」を可憐な声で歌い上げるナンノちゃんの歌声にも注目です。
次にセレクトした楽曲は、チェッカーズで「Shadow Train」。
「駆け落ちを決意した男女が駅のホームまで来たものの、この期に及んで女性が及び腰になり、結果的に男性はフラれてしまう」という、何ともキツい状況を歌った曲です・・・。
ナンノちゃんの抜け駆けもそうですが、こういった、恋に走って「何があっても一緒だよ」という発想は意外と脆いもの。
「大袈裟だなぁ、我に返ったら後々恥ずかしいんじゃないか?」と、子供ながらに心配して聴いていた記憶があると仰っていたミッツさんでした。笑
そして、3曲目は山口百恵さんの「いい日旅立ち」。
名実ともに日本を代表する「旅ソング」であり、山口百恵さん&三浦友和さん夫婦のイメージも相まって、「幸せな門出の曲」として認識している方も多いのではないでしょうか。
しかしミッツさんは、「不穏」で「サスペンス」な匂いが漂いまくっている歌詞に注目しました。
「帰らぬ人たち」「せめて」「さよなら」といった、かなりネガティブなワードが歌詞に散りばめられていたり、
出だしの「北の空に向かい」という部分は、「傷を負った人はとりあえず”北”へ姿をくらませる」というミッツさんなりの解釈が語られていました。
この曲が「幸せな結婚の代表曲」になっているのは、半ば神格化された、山口百恵さん&三浦友和さん夫婦だからこそなのかもしれませんね。
お別れの曲は、中森明菜さんで「目をとじて小旅行(イクスカーション)」でした。
次回の放送は、2021年11月16日(火)21:00〜です。
どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!
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