ラジオで安心|ニッポン放送 防災ナビ

概要

ニッポン放送では、防災は「日頃からの備えと心構え」が大事と考えております。
災害時はもちろん、日頃から防災に関する様々な取り組みを行い、リスナーの皆さまの役に立つ情報を発信しています。
ニッポン放送 災害への取り組み
過去の取り組み

2025年は防災100年

2025年は、昭和が始まってから100年。昭和は、大正の終わりに起こった関東大震災からの復興とともに歩みだしました。

ニッポン放送では、昭和100年となる今年を「防災100年」として捉え、防災の歴史や日頃の備えの大切さを発信し、防災についてリスナーの皆さまと共に考えてまいります。

『ニッポン放送特別番組 それでも桜は開花する~岩手県大船渡市 山林火災の現場から~』

岩手県大船渡市で今年2月26日に発生した大規模山林火災。一人が亡くなったほか、住宅を含む建物221棟が被害を受け、焼失した面積は平成以降で最大となりました。

ニッポン放送の早朝の番組「上柳昌彦 あさぼらけ」のパーソナリティ、上柳昌彦は、東日本大震災をきっかけ大船渡市を訪問し、以降毎年に渡って大船渡市を訪ねてきました。そうした中で番組宛に、この山林火災についての悲痛なメッセージが届き、紹介したことをきっかけに、今回山林火災の現場を取材することを決意。40日後に鎮火宣言が出たことを受け4月上旬に大船渡市を訪問。

取材では、実際に山火事の消火活動にあたった大船渡地区消防組合消防本部の方、被災現場となった綾里地区の中学校に勤めていらっしゃった先生、避難所となっていた公民館の館長さん、「三陸翡翠あわび」というブランドあわびを養殖している水産会社の皆さんにお話を伺いました。

国土の7割が森林で、年間1300件も山火事が発生しているという日本。このような状況の中で、どう山林と共生しながら、防いでいくのか。大船渡の現場の声に寄り添いながら、日本の山林の未来を考え、リスナーの皆さんに防災意識を持つきっかけとなれば幸いです。

■番組タイトル:「ニッポン放送特別番組 それでも桜は開花する~岩手県大船渡市 山林火災の現場から~』
■放送日時:2025年5月25日(日)25時40分~26時40分
■出演者:上柳昌彦
■番組ハッシュタグ:#上柳昌彦と大船渡

「ニッポン放送 ゲリラ豪雨速報/警戒情報」 放送局として初の実施へ

ニッポン放送では、毎年のように夏を中心に多発するゲリラ豪雨の発生を踏まえ、日本気象協会と連携した新たな気象情報として「ニッポン放送 ゲリラ豪雨速報/警戒情報」の運用を今月中にもスタートし、通年で運用します。このような放送対応は、ニッポン放送が放送局として初めてとなります。

■ゲリラ豪雨速報…「すでに発生している大雨」の情報を伝えます。
■ゲリラ豪雨警戒情報…「数時間以内に大雨が降る可能性」の情報を伝えます。

2024年に発生したゲリラ豪雨は全国でおよそ8万件。都心ではマンホールが勢いよく宙に舞い、割れるなどの被害もありました。そこでニッポン放送では、局地的に降る雨の情報を迅速にリスナーに伝えるべく、日本気象協会と連携し、観測地点でゲリラ豪雨が発生する可能性が生じた場合、日本気象協会からプッシュ通知型メールシステムで情報を受け取り、生放送番組の中でその情報を紹介していきます。

ゲリラ豪雨は、局地的、かつ短時間の雨となるため、事前の予測が難しいものです。そのため、情報の精度を高めるために、首都圏の1都3県に、ニッポン放送があらかじめ「30の観測地点(※)」を設定します。その観測地点で降っている雨の状況と、今後の雨雲の動きの予測をもとに、どの程度の強さで雨が降っているのか、なるべくわかりやすい文言を用いて情報を発表していきます。

※東京駅、新宿駅、川崎駅、横浜駅、大宮駅、川口駅、千葉駅、船橋駅、三郷ジャンクション、宮野木ジャンクションなど。

 

今後、夏場には多くのゲリラ豪雨の発生数が見込まれるため、情報発信の基準や情報の伝達方法などを、適宜ブラッシュアップし、より精度を高めていこうと考えております。

生放送が多く、車の運転中など移動時に番組を聴く方も多いといった「ラジオならではの情報」として活用、リスナーにリアルタイムで伝えていきます。

ニッポン放送 災害への取り組み

 

タクシー防災レポーター制度
災害発生時、タクシードライバーに生の情報を伝えてもらい放送に生かす仕組みです。防災レポート車は37社37台。レポーターは86名任命されており、任期は2年です。

学校安否情報
東京都・神奈川県の私立小学校・中学校・高等学校と、国立大学付属の小学校・中学校・特別支援学校・千葉県の一部私立校等の生徒の安否を学校単位で収集・放送するための情報ネットワークです。

お勤め先安否情報
有楽町・丸の内・大手町・新宿地区などで働く人々の安否をビル単位で収集・放送するための情報ネットワークで、現在の登録ビル数は81、対象人数はおよそ23万人。お勤め先安否情報は毎年1回、訓練を実施しています。受付拠点は、有楽町ニッポン放送本社ビルと、新宿地区は、総合校舎コクーンタワーの2か所です。

理容防災ネットワーク
都内の理容店の協力により、地元の被災状況や道路状況などを伝えてもらうシステムです。約230の理容店が登録されています。

自治体との協定
ニッポン放送は、神奈川県、千葉県、埼玉県と、それぞれ災害時における相互協力協定を結んでいます。災害時に情報共有などを進め、放送を通してリスナーに地域の情報をお届けします。

過去の取り組み