観音温泉 るんるんタイム

2021.03.25

【第23回】観音温泉で深める家族の絆

伊豆・奥下田「観音温泉」の魅力をお伝えする「観音温泉るんるんタイム」。

観音温泉・鈴木和江会長に、上柳昌彦アナウンサーがたっぷりとお話を伺っています。

 

鈴木会長と上柳アナ

 

―「湯治」という言葉がありますが、観音温泉にも連泊されていくお客様、

とくに、ひょうたん風呂のある離れの「産土亭」は、長期滞在される方が多いそうですね。

 

1泊の予定でお見えになった方が、3泊していったことがあります。

コロナの時期なので、お時間にも余裕があるのかもしれませんね。

「産土亭」は、比較的単価も安いこともありまして、自分のカラダを癒すには、

あそこが一番いいという方も多うございます。

じつは今回、一部の部屋のリニューアルをしたんです。

 

産土亭前にて上柳アナ

 

―どんなリニューアルをされたんですか?

 

501号室に試験的に露天風呂を付けて、ペットが入れるようにいたしました。

なんといっても、ペットは家族の一員ですから。

早速、お泊りになったお客様からは、ペットに「観音温泉行くよ!」っていうと、

もう飛び跳ねて喜ぶほどだというお話を伺っています。

1か月に1度のペースでいらっしゃるお客様もいらっしゃって、ずっと満室が続いています。

 

産土亭の「ひょうたん風呂」

 

―本当に細かいところに、よくお気づきになりますね!

 

あと、6~7人という三世代の大きな家族でいらっしゃるお客様もいらっしゃるんです。

そういうお客様をお迎えしているなかで、「観音温泉」には、「次の世代に繋がる施設」を

作ってあげるのが、人の役に立つことではないかなと感じるようになりました。

なので、501号室と502号室の仕切りを外せるようにして、大人数で泊まれる部屋にしました。

「コネクティングルーム」っていいます。

 

和風建築の離れ、産土亭前にて上柳アナ

 

―おじいちゃん・おばあちゃん世代の方に孫が出来て、お孫さんとみんなで行きたいときは、

 「コネクティングルーム」を予約すればいい・・・いろいろ考えていらっしゃいますね!

 

それが経営者というものですよ。

家族の絆、観音温泉はそれを深める場所ではないかと、強く感じます。

お客様からもガンガン云われるんです、「次来る時は○○やっといてちょうだい」とか、

「女将聴いてくれよ。せっかくの旅で(部屋が分かれていると)孫を抱けないんだよ!」って。

そのお孫さんがだんだん成長して、おじいちゃん・おばあちゃんは他界なさっても、

観音温泉は「思い出の地」としてお孫さんのなかに残っていく・・・。

この年になって感じるようになりました。

 

観音プリンシプル

 

―すると、そのお子さん、お孫さんがまた「観音温泉」へ・・・ですね?

 

旅館業って、1泊2食でナンボの商売じゃないんですよ。

旅館は、人の命を預かる場所なんです。

そして、その命がどうやって繋がっていくのかな・・・と考えることが、

いまコンコンと湧き出る楽しみなんです。

アイディアが湧き出すというよりも、「宿命」のようなものだと私は考えています。

やっぱり上のほうから、糸で操られているんじゃないのかな、父に。

まだ100点もらえませんよ。

毎日毎日、時が過ぎるのが早すぎて、淋しいです。

 

伊豆・奥下田の地に湧き出す超軟水・ph9.5の天然温泉「観音温泉」。

お聴きのアナタからは、鈴木会長への“人生相談”も、

「上柳昌彦 あさぼらけ」の番組メール(ue@1242. com)で受け付けています。

ユニークな発想力で、様々な苦難を乗り越えている鈴木会長。

癒しのお声で語る、その“哲学”に、アナタも“生きるヒント”を感じてみませんか?

最新コーナーブログ
パーソナリティ
  • 上柳 昌彦
    上柳 昌彦
    上柳 昌彦

    上柳 昌彦

    ■生年月日:1957年8月1日
    ■星座:しし座
    ■血液型:B型
    ■出身地:生まれは大阪、以降父の仕事の関係で各地を転々。
    ■最終学歴:立教大学 法学部
    ■趣味:
    ジョギング、ジム、トレッキングの後の一杯。
    鶴瓶さんの番組におじゃましてさりげなく出演すること。
    「ブラタモリ」を観ながら「そうなんだ」「そうなんですよ」と相槌を打つこと。
    商品開発担当者の方に開発秘話を伺うこと。