観音温泉・鈴木会長と上柳アナウンサー

伊豆・奥下田「観音温泉」の魅力をお伝えする「観音温泉るんるんタイム」。

観音温泉・鈴木和江会長に、上柳昌彦アナウンサーがたっぷりとお話を伺っています。

ピグマリオン観音温泉

―ピグマリオン、ガラティア、プリンシプル、これらはみんな「観音温泉」の館の名前ですが、

　とくにピグマリオンは、「ギリシャ神話」ゆかりの名前だそうですね？

そうですね、館内の名前を付けるときは、子供の名前と同じような気持ちで付けています。

なかでもピグマリオンは、ギリシャ神話の「願いが叶う」という意味に由来しています。

段々と体が痛んで、みんなと大きなお風呂には入れないという声を多くいただきましたので、

そのようなお客様でも、（温泉で癒されたいという）願いが叶うような温泉として、

ある大学の心理学の先生にいい名前はないかと相談したところ、ピグマリオンという名前を

ご提案いただきました。

大きな窓からの青空と緑が映える、ピグマリオン観音温泉のお部屋

―周りの皆さんの反響はいかがでしたか？

それはもう、笑われましたよ。

どうしても「洋風」に感じてしまう方が多くて（旅行の）エージェントからも反発が来ました。

でも、やっているうちに、お客様が「ピグマリオン」に込められた意味に共感して下さって、

「とても勇気づけられた」というお声をいただくことが出来るようになりました。

いまでは、すっかり「ピグマリオン」という名前にもなじんでいただけるようになりましたね。

日中はお湯を抜いて丁寧に清掃されるガラティア観音乃湯

―私も調べたんですが、心理学の世界にはピグマリオン効果という言葉があるそうで、

　元を辿ると、「ピグマリオン」って、ギリシャ神話の王様のお名前なんですね。

ピグマリオンは、彫刻の腕がとても巧い王様でした。

自分が彫った女性の像があまりに美しすぎて、王様がその像に恋しちゃうんです。

それを見ていたビーナスが彫刻に命を与えて、2人が添い遂げるようになるというお話です。

すごくいいでしょ、ロマンがあって。

ちなみに「ガラティア観音乃湯」のガラティアは、彫刻に命が与えられた奥様の名前なんです。

観音プリンシプル

―「ガラティア観音乃湯」は満天の星空が楽しめますが、一方で主に日帰り入浴が楽しめる

　「観音プリンシプル」のプリンシプルは？

コチラは、白洲次郎さんですね。

奥様が正子さんといいまして、この方がイギリスで「原理・原則」を意味する

「プリンシプル！」と、手を挙げた時に仰った言葉をいただいたんです。

万が一どんなことが起きたときでも、「この観音温泉は、原理・原則は守ってほしい」という

願いを込めて名付けているんです。

(観音温泉・鈴木和江会長インタビュー、つづく）

E261系電車・特急「サフィール踊り子」、伊豆急行線・伊豆稲取～今井浜海岸間

伊豆・奥下田の地に湧き出す超軟水・ph9.5の天然温泉「観音温泉」。

東京からは特急「サフィール踊り子」「踊り子」号で伊豆急下田まで2時間半～3時間。

伊豆急下田駅前から観音温泉までは、送迎バスで20分ほどです。

次回も、鈴木会長に観音温泉の様々なエピソードを伺ってまいります。

どうぞお楽しみに！