supported by honegori 元気をチャージ!ごりごりタイム

2025.09.30

【第24回】深呼吸の必要

お聴きのあなたの様々なカラダの悩みに寄り添いながら、健康維持の大切さについてお伝えする「元気をチャージ!ごりごりタイム」。9月は、ほねごりグループの鍼灸師・鈴野賢幸(すずの・としゆき)先生に、夏から秋への変わり目に大切なことを伺っています。

―前回は食欲をアップさせるツボ「足三里」をご紹介しました。(詳しくは前回のページをご覧下さい)かなり痛いツボでしたが、これからの季節にケアしたいポイントは何でしょうか?

鈴野:これからは東洋医学における「木・火・土・金・水」のうち、「金」の季節となります。この金に関する臓器が呼吸器、「肺」と考えられています。その意味でも、今回は自律神経を整える意味も込めて、「深呼吸」をテーマに解説していきたいと思います。

元気をチャージ!ごりごりタイム収録風景

―「ため息」をつくことはあるかもしれませんが、大人になって、改まって「深呼吸」をする機会は、なかなかないですよね?

鈴野:「深呼吸」は昔から洋の東西を問わず、「健康法」として取り入れられてきた歴史があります。例えば、ヒマラヤ山脈を越えた西側のインドでは「ヨガ」、東側の中国では「気功」が登場しました。両方とも共通しているのは、呼吸の深さなんです。こういった健康法が登場した背景には、人間が「長生きしたい」という願望がありました。一生に打つ心臓の拍動数は決まっているといわれます。であれば、この拍動数をゆっくりにすれば、長生きできるのではないかと考えたわけです。

―なるほど、そういうことですか!

鈴野:このために呼吸をゆっくりにする必要があると考えたんですね。鼻からゆっくり息を吸って、その倍の長さでゆっくり息を吐くようにしたわけです。これが、(東洋における)「気功」の大原則となっています。(西洋医学における)自律神経でも、心臓の鼓動が速い、呼吸が速いという状態は、交感神経優位の状態にあります。逆にリラックスモードにするためにも、一旦、呼吸を切り替えることが大事になってくるんですね。では、さっそく実践してみましょう。

●鼻から息を吸って、1~10までゆっくり数えましょう。

●口から息を吐きます。1~20までゆっくり数えましょう。

深呼吸中の鈴野先生・上柳アナ

―かなりゆったりとしたものですね。収録中ですので、どうしても交感神経優位だとは思いますが、深呼吸をすることで、自分の気持ちがゆったりしたものになりましたね。難点はラジオ番組なので、「無音」になってしまうことですね(笑)。

鈴野:(笑)。まあ、寝起きのあなたも、これからお休みのあなたも、鼻からゆっくり息を吸って、口からゆっくり息を吐くことをぜひ試してみて下さい。呼吸に集中すると、他のことを考えなくなりますので、頭も一旦、空っぽにしてリセットすることが出来ます。

上柳:ヨガとか気功って、本当に理にかなっているんですね。私も10まで数えて息を吸ったり、20数えて息を吐くなんてことをやったことが無かったかもしれません。こんなに穏やかな気持ちになれるんだということを体感いたしました。

(第24回・おわり)

お聴きのあなたも、元気なうちこそ「健康維持」に取り組みましょう!

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    上柳 昌彦
    上柳 昌彦

    上柳 昌彦

    ■生年月日:1957年8月1日
    ■星座:しし座
    ■血液型:B型
    ■出身地:生まれは大阪、以降父の仕事の関係で各地を転々。
    ■最終学歴:立教大学 法学部
    ■趣味:
    ジョギング、ジム、トレッキングの後の一杯。
    鶴瓶さんの番組におじゃましてさりげなく出演すること。
    「ブラタモリ」を観ながら「そうなんだ」「そうなんですよ」と相槌を打つこと。
    商品開発担当者の方に開発秘話を伺うこと。