supported by honegori 元気をチャージ!ごりごりタイム

2025.05.27

【第8回】自律神経のセルフケア&指先のツボ

お聴きのあなたの様々なカラダの悩みに寄り添いながら、健康維持の大切さについてお伝えする「元気をチャージ!ごりごりタイム」。今月は「ほねごりグループ」の鍼灸師・鈴野賢幸(すずの・としゆき)先生にお話を伺っています。

(ラジオネーム・甘海老王子さん)

私はマッサージ師をしております。毎日、目の「太陽」と、頭頂部にある「百会(ひゃくえ)」のツボを押していますよ。

鈴野:目の「太陽」は番組でもお伝えした、いわゆる「こめかみ」といわれている所にある眼精疲労を癒すツボです。「百会」は、頭皮が硬くなってしまっている方や、考えすぎてしまっている方など、あらゆる所にいいとされています。「百」という言葉がまさにそのことを表していて、いろんなものに合いますよという意味を持っているんです。

上柳:よく頭をマッサージしたりしますが、それは理にかなっているということなんですね。

元気をチャージ!ごりごりタイム収録風景

―さて、前回の放送では「自律神経」に注目しました。おさらいですが、自律神経の乱れに繋がりやすいきっかけが3つありましたね?

鈴野:一番は「ストレス」です。そして「生活習慣」、「ホルモンバランスの乱れ」などもあります。

―鈴野先生は、「この方、自律神経、乱れてるなぁ。」という方に接することも多いと思いますが、そういった方は、いったいどのような状態になっているんでしょうか?

鈴野:まず背骨が固くて、反ることが出来ません。じつは神経と背骨は、密接な関係があります。交感神経は背骨の際を走っているんです。緊張状態が強い方は、ここが固くなってきているので、真後ろを向くことが出来ないんです。代謝が落ちる傾向もあります。闘うのも休むのも大事ですが、どちらかに偏ってしまうのはよくありません。とくに日本人は(交感神経優位の)闘うに偏りがちで、リラックスできない傾向があります。

―汗がダーッと出てきてしまったり・・・という方もいらっしゃったりすると思いますが、どんなケアが出来ますか?

鈴野:一番は「睡眠」です。よく寝る前にスマートフォンを見てしまいますが、寝る前に見てしまった5分は、翌朝寝ていたかった5分なんです。この5分が勿体ないんです。交感神経のスイッチが入ってしまいますので、結局、夜、寝られなくなってしまうんです。あとは「食事」です。食事を抜いたり、食べなかったりするのはよくありませんし、食べ過ぎもよくありません。「お風呂」も大事です。汗をかいて、その後、水分をしっかり摂ることで、「整う」という状態を作ることが出来ます。

―朝、やったほうがいい「セルフケア」って、ありますか?

鈴野:一番は「白湯(さゆ)」を飲むことですね。お水よりも刺激が少ないので、自律神経や内臓に負荷がかかりにくくなるんです。お湯と水を「1:1」で割ったものがいいと思います。だいたい50℃、ちょっとぬるいかなというくらいがちょうどいいですね。あと、きょう一日を始めるという意味では、光を浴びることが大事です。カーテンは思い切って開けて、朝日を浴びてみてはいかがでしょうか。

指先のツボ

―私(上柳)も黒木瞳さんの番組に呼んでいただいた時に朝の「白湯」を勧められてから実践していますが、自律神経の健康維持にいいツボがありましたら教えて下さい。

鈴野:前回の「合谷(ごうこく)」に引き続き、指先、手で出来るツボです。じつは指先には全部、ツボがあるんです。

●爪の際を反対の手でグーッと握ってみて下さい。結構、痛いと思います。

●親指、人差し指・・・の順で、それぞれの指をやってみましょう。

●ココに刺激を与えてあげることで、交感神経のスイッチが入りやすくなります。

●痛いと思った瞬間からスーッと副交感神経優位になってリラックスできるようになります。

●寝る前に布団の中でやってもいいですし、朝は少し強めに押してあげるといいでしょう。

指先のツボ

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    上柳 昌彦
    上柳 昌彦

    上柳 昌彦

    ■生年月日:1957年8月1日
    ■星座:しし座
    ■血液型:B型
    ■出身地:生まれは大阪、以降父の仕事の関係で各地を転々。
    ■最終学歴:立教大学 法学部
    ■趣味:
    ジョギング、ジム、トレッキングの後の一杯。
    鶴瓶さんの番組におじゃましてさりげなく出演すること。
    「ブラタモリ」を観ながら「そうなんだ」「そうなんですよ」と相槌を打つこと。
    商品開発担当者の方に開発秘話を伺うこと。