あなたは「なつぞら」観ていますか??
まだ始まったばかりのNHK連続テレビ小説「なつぞら」!
戦後、北海道の大自然。そして日本のアニメーション草創期を舞台にしたドラマ。北海道・十勝の大自然に朝から心癒されている方も多いのでは?
主演は広瀬すずちゃん!カワイイですよね~
「なつぞら」の舞台、十勝地方は、1市16町2村で構成されいる地域で、中心都市は帯広市。あ、朝ドラは帯番組でしょ?帯番組に広瀬すず!略して【帯広】ナンチャッテ この十勝の大自然のスケールはすごいですよ。平成25年の農林水産省による統計によると、十勝の畑の面積はおよそ25万ha、それは、日本の畑のおよそ12%ですって!食料自給率は、およそ1,100%!「君は1000%」なんてのがありましたけど、それ以上です。「日本の食料基地」なんて言われ方も。
そんな十勝がここ数年、テレビドラマ、バラエティ、映画、CMなど、ロケ地として選ばれることが増えているそうです。なぜ十勝なのか?
帯広観光コンベンション協会で、フィルム・コミッションを担当する中村絵美さんにお話しを伺います。
晴の輔 フィルム・コミッションとはどのようなお仕事なのでしょうか?
中村「主に映画やドラマの撮影場所の誘致、撮影に関わる支援をさせていただいて、よりよい撮影地をご紹介して地域の活性化を図っております。」
晴の輔 「なつぞら」以外にもロケ地として選ばれていますけど、どれくらいの要望が来るのですか?
中村「昨年だと年間で63件、来ました。」
晴の輔 63件!!一番人気の、要望の多い景色とかはあります?
中村「やはり、牛が放牧されている牧草地を、上空からドローンで撮影したい、とか北海道らしいサイロ、牛舎があるところは人気があります。」
晴の輔 やっぱり、北海道ならではの景色!
中村「北海道でしか撮れない映像を求めていらっしゃる方は大勢います。」
晴の輔 赤いサイロとか有名ですからね。僕はお菓子をイメージしてしまいました!実際に撮影始まると、ああして欲しいこうして欲しいとか、細かい要望があると思います。
中村「丘の上に木が一本だけある景色、とかの要望があるのですけど、そのような場所は、庁の持ち物だったりするので、交渉したりすることがあります。」
晴の輔 「丘の上に木が一本」というのは話しを聞いていても、想像出来ます!「永遠に続く一本道」とか言われたことは?
中村「十勝の中でも、幕別町という所が丘になっていて、そこから帯広に下がって行く道が真っすぐなので、ご案内させていただいています。」
晴の輔 季節も難しいですよね?行けばその景色があるわけではないですからね。
中村「そうですね、『林道みたいなところで、小道で雪がかかっていて』といろいろ設定が細かいのが大変ですね。」
晴の輔 なるほど(笑)雪が降っていないとだめですものね。撮影以外で食事するお勧めのお店はないかとか聞かれます?
中村「もちろん十勝の美味しい食材を食べていただきたいので、私が行ったことのあるお店や、人気店、こだわりをお持ちの店ですとか、ご紹介させていただいています。」
晴の輔 中村さんおススメのお店は?
中村「つい最近、『十勝豚丼いっぴん』というお店に豚丼を食べに行ったのですけど、ロースを使ってタレをくぐらせて炭火で焼く、とても美味しいお店でした。」
晴の輔 それは大盛りで食べたい!あとチーズを美味しく食べられるお店とかは?
中村「帯広の藤丸デパートの中に『チーズカフェ バイ ミリオンサンテ』という、十勝の食材を95%使用しているお店があります。色々な十勝管内のチーズがあって、溶かしてパンの上にかけたりするラクレットもいただけます。」
晴の輔 聞いているだけで、食べたくなってまいりました。
中村「(笑)」
晴の輔 僕もいつか映画監督になった時にはお願いしたいと思いますので!
中村「(笑)ありがとうございます。お願いします!」
「どっちだ!?晴の輔」
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。それを私が選ぶというコーナーでございます。
今、お題が来ました!「晴の輔さん主演の映画を十勝で撮影するなら?・・・
『ねことじいちゃんのような動物モノ』 それとも 『ロッキーのようなスポーツヒューマンモノ』 どっちだ!?晴の輔」
んふふふっ、『ねことじいちゃん』はうちの師匠が主演!あれは愛知県佐久島で撮影したそうです。『ロッキー』はボクシングの映画でしょ…
うん、決めました!
『ロッキーのようなスポーツヒューマンモノ』
うん、なんだろな、十勝でトレーニングシーンかな。大草原をダーっと走ってね、そこでいろんなドラマがあって、最終的には試合に勝つ!勝ち続ける!
今日は、「北海道・十勝が、ロケ地に選ばれるわけとは!?」というトピックスでお届けしました。
考えてみたら建物じゃないです、求められるのは十勝の自然ですからね。季節によっては、花が咲いたり雪が降ったりと、同じ場所でも全然違う表情があります。ロケをしたくなる景色がそこにはあるのです!
そんな「十勝」に
それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。
「なるほ丼」とはご紹介させていただいた方にお聞きした、その市町村ならではの「丼」のこと。
今週は『十勝豚丼いっぴん』の豚丼です。
帯広観光コンベンション協会の中村絵美さんにご紹介いただきました。
晴の輔さんも、話を聞いて思わす【大盛りで食べたい!】
-WEB版こぼれ話し-
晴の輔 他には、制作サイドからはどういった依頼があります?
中村「よくあるのは『湖の中に橋があるところありますか?』というご連絡です。タウシュベツという、元々鉄道が走っていた橋で、春先になると雪解け水で湖の中に埋まってしまい、冬になると水が凍って橋が現れるという、幻想的な湖。ここの問い合わせは非常に多いです。」
晴の輔 へええ~!例えば「木が一本だけがいい」とか「牛が3匹だけがいい」とかそういった依頼はありますか?
中村「牛は結構問い合わせがあります。放牧地なので中に入るのは難しいのですが、八千代牧場を紹介したり、あとは現代物が一切ないところを紹介するのは難しいです。電柱とか建っていたりするので。」
晴の輔 あそこの電柱どけてくれない?とか言われたりとか?
中村「そうですね(笑)あれが無かったらいいのに、と言われたことあります。」
晴の輔 黒澤明監督は「あそこの柱をどけろ!」とか言っていたそうですね。海外からも要望が来たりするのですか?
中村「3月の中旬にタイで人気のチャンネルがあって、そこで放送されるドラマの撮影で一週間ほど十勝管内を回っていただきました。」
晴の輔 場所の案内とかはもちろん大丈夫だと思うのですけど、言葉の問題とかもあるのでは?
中村「そうですね。私は英語もしゃべれないので、ジェスチャーと簡単な単語でやり取りしています。今回は日本人スタッフがタイ側にいたので、日本語しゃべりつつ、ジェスチャーもやっていました。」
中村「(笑)エキストラの話しは、タイのでもあったのですけど男性役だったのでお断りしました」
晴の輔 (笑)銀幕デビューがちょっと遠のきましたね。
中村「(笑)」
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