自衛隊に女性教育を専門としている部隊があるのをご存じですか?
つい先日、ある特別な場所に取材で行ってきました!
それが、陸上自衛隊朝霞駐屯地!

東京都練馬区、埼玉県朝霞市、和光市、新座市にまたがっている珍しい駐屯地で、まあ広い広い。門をくぐると、自衛隊の方々が訓練をしていたり、災害派遣用トラックが止まっていたり。それからコンビニもあったのですよ。コンビニの看板を見て、なんかほっとしている自分がいました。
今回のお目当て、この朝霞駐屯地には、陸上自衛隊で、全国唯一の女性教育を専門としている部隊があるんです。「陸上自衛隊 女性自衛官教育隊」というのですが、潜入取材してまいりました!

秘密の花園とでも言いましょうか、女性自衛官の方々が暮らしている宿舎にも特別に入らせてもらったんです。色々な意味で緊張しました。
この「女性自衛官教育隊」について、中川美佐隊長にお話しを伺います
晴の輔 隊長の今日の体調はいかがでございますか?

晴の輔 「女性自衛官教育隊」というのはいつ頃からあるのですか?
中川「1968年にできまして、昨年で創立50周年迎えた部隊です。」
晴の輔 女性隊員の訓練はどのようなことから始まるのでしょう?
中川「基本的には男性がやられているのと、同じです。」
晴の輔 勝手なイメージなのですけど、体育会系出身の子が多いのかなと?
中川「実はそうではありません。もちろん、そういう方もいらっしゃいますけど。私もアウトドア派でも何でもなくて、家の中こもり派だったのですけど。」
晴の輔 …見えませんが。
中川「(笑)そんなことありません!」
「今入ってきている若い方にも、普通のお嬢さん、まったくそういうものに縁が無かったような方もいます。」
晴の輔 訓練とともに身に付いてくるのですね。
中川「一番大きいのは、『同期』という存在がありまして、寝食を共にする仲間がいるので、一人だと駄目かもしれないけど、仲間がいるから頑張れる!肉体的にもそうですし、精神的にも見違えるようになるのを、実際に見ております。」
晴の輔 そういった子たちに、どういった言葉をかけられるのですか?
中川「女性ということで、どうしても受け身のところがありまして、よく伝えていることとして『女の子は白馬に乗った王子様がいつか私を迎えに来る!』 まさか本気でそんなこと思っている人はいないかもしれませんけど、今はそうではない、待っているだけでは自分の可能性や夢は手に入れられないので、欲しいのであれば、『まずは白馬を狩りに行け!』馬に乗って自分で王子様を探しに行きなさいと」

晴の輔 ワタクシも今から狩りに行きたいと思います。
隊長に言われると、狩りに行かなきゃ!行動だ!と思っちゃいました。時代は変化していますよ、女性自衛官の任務も確実に変わってきているそうで、今では男性と変わらない任務に就けるようになっているのだそうです。
晴の輔 結婚されたり、子育てしている方もいらっしゃるのですか?
中川「多いです。今は仕事を辞めないで両立できるように、託児所作ったり、勤務時間をフレキシブルにしたり、あとは男性側の育児体制を強化したりと、どんどんお子様を持った女性自衛官が増えているという状況です。」
晴の輔 なるほど!
ママ隊員も増えているのですね!女性自衛官教育隊で、教育訓練を受けている隊員たちにも、お話を聞くことができました。
晴の輔 お名前をお聞きしてもよろしいですか?

晴の輔 何故、自衛隊員に入隊しようと思ったのですか?
北原「はい、私は親戚に自衛官が多くて、昔から身近な存在でした。父の勧めで『自衛隊音楽まつり』を観に行きまして、音楽隊を志望しました。」
晴の輔 訓練は体力的にきつかったりとか?
北原「一人では絶対にできないこと、いっぱいあるのですけど、皆の励ましで乗り越えていくことが出来ています。」
晴の輔 入隊されて、何か自分で変わったことありますか?

晴の輔 あ、逆にね!普段着ているから選ばなくなる。
北原「(笑)選ばなくなりました。」
晴の輔 お名前伺ってもよろしいですか?

晴の輔 あ、お若いのですね…何故自衛隊に入隊されようと思ったのですか?
中津川「東日本大震災の影響で、自分は入隊しようと思いました。」
晴の輔 TVで見てですか?
中津川「被災地には女性の方もいらっしゃると思うので、女性に寄り添ってあげられるような自衛官になりたいです。」
晴の輔 そうした目線は素晴らしいですね。休日とかは、どう過ごされているのですか?
中津川「結婚していることもあって、旦那とアウトドアの趣味を」
晴の輔 結婚されているのですか?
中津川「はい」
晴の輔 旦那様は…自衛官ですか?
中津川「はい、そうです。」

中津川「(笑)お互い平等です!」
晴の輔 とか言って、中津川さんが上司なのでは?

「どっちだ!?晴の輔」
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーでございます。
今、お題が来ました!「晴の輔さんが、より骨太な芸人を目指し成長するには?・・・
『自衛隊で教育訓練を受ける』 それとも 『落語家の前座修行をもう一度やる』 どっちだ!?晴の輔」
んふふふっ、骨太な芸人に…なりたいですよ。自分で言うのもなんですけど、前座修行はみっちりとやりました。今それが超役になっていますから。
じゃあ、決めました!
『自衛隊で教育訓練を受ける』
まあ、落語家の前座修行はもうやりましたから、自衛隊の教育訓練を受けて、耐え抜いたら、恐らく落語に説得力が出るでしょうね。考えてみたら僕は落語家でしょ?一人でやっているでしょ?

今日は、「強く、明るく、麗しい!女性自衛官の秘密!?」というトピックスでお届けしました。
女性自衛官なのに、男性自衛官と同じ訓練を受けているのですね。それを乗り越えているのですもん。北原さんと中津川さんの『目の力強さ』が印象的でした。共におっしゃってたのが『仲間がいたから乗り越えられた』…あのお二人は既に『白馬を狩りに行く』タイプになっていましたね。
そんな「女性自衛官」に

それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。
-WEB版こぼれ話し-
取材終わり、陸上自衛隊朝霞駐屯地内にある、「陸上自衛隊広報センター りっくんランド」にも行ってきました!


陸上自衛隊の国内、国外における活動状況を多くの写真や資料とともに紹介しています。
また、最新鋭戦闘車両「10式戦車」をはじめとする各種装備品の展示や、臨場感あふれる映像が楽しめる「3Dシアター」、「フライトシミュレータ」、「射撃シミュレータ」など疑似体験できるコーナーもあります。


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