あなたは、昆虫を食べたことありますか?
今回のトピックスは、「女性が集まる、昆虫食のイベント!?」の巻
虫~ッ!
昆虫食のイベント…
ボクはどちらかというと虫は苦手な方ですね。
国連食糧農業機関が、2013年に発表した報告書によりますと、世界の食糧危機の解決には栄養価が高い昆虫類の活用を推奨する!なかなかビックリですね。
東南アジアを始めとしてオーストラリアなど国によって昆虫は普通に食べられているようなのですけど。
東京でも「昆虫食」を楽しめるイベントが定期的に開催されていて、大人気なのだそうです。それも女性の方が多いとか…
このイベントを主宰している、昆虫料理研究家 内山昭一さんにお話しを伺います。
その虫は、マグロのトロの味!
-そもそも日本では昆虫を食べる?習慣は無かったと思うのですけど
「今の日本ではあまり無いと思うのですけど、大正の頃に昆虫食の調査があって、全部で55種類の昆虫が食べられていたそうです。昆虫は関東では薬としてよく使われていて123種類薬用として使われていた記録があります。」
-…食べられていた昆虫で代表的なものは何ですか?
「今でも食べられていますけどイナゴ。佃煮として美味しく食べられていますね。それとよくお聞きになるかと思いますけど蜂の子。長野県とか岐阜県や愛知で食べられています。あとは川にいるザザムシ。」
-長野県安曇野で『ゴトウムシ』というのを食べると聞きました。
「はい、本当の名前はカミキリムシの幼虫のことを『ゴトウムシ』と長野では呼んでいます」。
-幼虫を食べるのですか!
「日本で一番美味しい昆虫ではないかと言われているぐらいに非常に美味しい食材となっております」
-どんな味なのでしょう?
「よく言われるのがマグロのトロの味」
「(笑)そうですね。甘味が濃いといいますか、でも皮が固いので中身をしぼりだしてシャリに乗っけると食べやすいかもしれません(笑)」
“さて、カミキリムシだ。これは成虫ではなく幼虫を食べる。田舎ではゴトウムシと呼んだ。昔、風呂やかまどで薪を燃したが、幼虫はその薪の中に入っていて、薪割りをすると見つかるのだ。それを火であぶると柔らかかった体…”… https://t.co/LsvSCLMSJd
— kunitenten (@kunitenten) March 7, 2016
スズメバチのブラマンジェ
-昆虫食のイベントがあると聞きました。
「はい、月に2回やっております。先日も高田馬場で行ったのですけど作った料理は、スズメバチの煮込み料理。少し辛目の味付けのさっぱりとしたレモン鍋。これは調理の時に巣ごと持ってきて幼虫をピンセットで抜いていただきます」
-幼虫を抜く!そこからやるのですか!
「はい、それを煮込みます。スズメバチの幼虫がどうやった食べられる状態になっていくかのプロセスは、なかなか体験できないと思います。」
フンフンフン♪フンを食べます!
-他のメニューは?
「コオロギと蚕のフン」
茹で上がったコオロギ
「フンを粉にして混ぜたパンです」
-(笑)
「(笑)揚げパンなのですけどね。蚕のフンは漢方で「蚕沙」(さんしゃ)と言って薬として有名なものなのですね。関節痛や血液をサラサラにする効果がある成分が含まれております。コオロギは高たんぱくです。もう一つは地蜂、スズメバチのプリン。バナナ、豆乳、生クリームを加えたブラマンジェがあります。蜂に含まれているカルシウムに凝固作用があってゼラチンを使わないでスイーツを作ることができます。美味しくできました。」
-はああああ。参加者はどういった年齢層の方々なのでしょう?
「二十代、三十代女性、若い方が多いのが特徴でしょうか」
-若い女性の反応は?どんな感じなのでしょう?
「昆虫自体を取るのは男性の方がお好きなのでしょうけど、女性はグルメな方が多くて食べることに好奇心を持っています、昆虫は苦手なのだけど、それを調理して美味しければ食べてみたい。」
-食べるとなると男性の方が逃げ回ったりするのかな?(笑)
「(笑)そういう傾向がありそうですね。男女で来られた場合にも女性のほうが積極的な光景をよく目にします。あと昆虫は非常に栄養価が高いということもあって、女性の栄養士さんなどもよく参加されています。」
-なるほど!非常に興味が沸いてまいりました。
「どっちだ!?晴の輔」
スタッフの出した二者択一のお題をワタクシが選ぶというコーナー。
お題は…え?「食べてみたいのは?『芋虫が入った芋ようかん』もしくは『バッタが入ったレーズンバッター』どっちだ!?晴の輔」
ははははは、レーズンバッターってレーズンバターでしょ?
決めました! 『芋虫が入った芋ようかん』なんでこちらに決めたかというと…虫の知らせってやつですかね。でもホントに今食べたいのは、トロの味がするゴトウムシ。内山さんの知らせです。
「女性が集まる、昆虫食のイベント!?」というトピックスでお届けしました。
「昆虫食」に興味を持った方、いらっしゃるかと思います。決して、その辺にいる昆虫を獲って食べたりしないでくださいね。内山さんが主宰している「昆虫食」のイベントは、東京阿佐ヶ谷にある「よるのひるね」、高田馬場にある「米とサーカス」というお店で定期的に開催されています気になった方はお店のHPをチェックしてみてください。ちなみに夏はセミ。くせがなくて食べやすいのだそうです!
週刊なるほど!ニッポン 編集長の立川晴の輔でした!
本文中のinstagram、Twitterの画像は埋め込み機能を利用しています。
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