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「週刊なるほど!ニッポン」編集長、落語立川流・立川志の輔門下の真打・立川晴の輔です。
「100万本のばらのまち福山!?」
思いやり 優しさ 助け合いの心
ばらの花束を彼女に贈るとこと、ボクしたことないですね~。それ以前にばらを買うという行為に抵抗あるなあ、が本音でございます。
本日取り上げる町、広島県福山市。
福山と聞くと…男前な地名だなと思ってしまいます。福山雅治さんに生まれ変わったら…【人生ばら色】でしょう。
先日「第51回福山ばら祭2018」が行われました。
今年で51回目ということで、とても歴史のあるばら祭りなのです。この福山市が「100万本のばらのまち」と呼ばれているのを皆さまご存知でしょうか?何故福山市が「ばらのまち」になったのか?
福山市役所 協働まちづくり課の市川宏治さんにお話しを伺います。
-今年はいかがでしたか?
「天候にも恵まれて多くのお客様が来場され大変盛り上がりました。」
-47万人都市である福山市は何故ばらのまちになったのですか?
「はい、昭和30年代前半に荒廃したまちに潤いを与えようと戦後復興を願って、現在のバラ公園付近の住民の方がおよそ1,000本のばらを植えられたことから始まりました。そしてそれが大きな市民運動となって行政と一緒になって取り組み今の形となりました」
-ばらのまちになって変わったことってありますか?
「ばらを育てることを通じて『ローズマインド』と言うのですけど、『思いやり 優しさ 助け合いの心』をそう表現します。平和、ばら栽培に必要な愛情、人への優しさなど様々な想いが込められています。そうした『福山のこころ』が育ってきました」
-なるほど!福山では普段からばらを贈りあったりする方が多いのですか?
「市制施行100周年が2016年だったのですけど、『Most pairs presenting and receiving bouquets (single venue) 』(同時にブーケの受け渡しをした最多ペア数)で、同時に花束を渡しそれを受け取るペア数を競うことに挑戦し見事539組の挑戦が成功しギギネス世界記録に認定されました。条例で『ばらの日』としてばらの花を贈る習慣を広めていこうという取り組みもしております」
-ギネス記録!凄いですね!
「そうですね。そして一本一本植えていった積み重ねが100万本となりました。市制100周年、5月21日に達成しました」
-男としてはばらの花束を女性に贈るのはちょっと勇気が要ります。
「ばらと一緒に告白したら成功率が何パーセントか上がると思いますよ(笑)」
-ちなみに市川さんはばらの花束を渡したことは?
「(笑)まだ無いのですよ。その時はばらの力を借りなければならないですね(笑)」
-この先は100万本の更に上、0がもう一つ増えるように目指したりとか
「これまで100万本のばらのまちを目指して頑張ってきたのですけど、次は世界に誇れるばらのまちを目指したいと思います。そのために2024年に福山市で『世界バラ会議 福山大会』を開催できるように誘致活動をしており頑張っていこうと思います」
-日本だけでなく世界からも、ばらと言えば福山だと認知されるよう頑張ってください!
「どっちだ!?晴の輔」
スタッフの出した二者択一のお題をワタクシが選ぶというコーナー。
お題は「今すぐに書ける漢字は「ばら」「レモン」どっちだ!?晴の輔」
え?ええ?ふふふふふふ今すぐって…今すぐは…
決めました!「両方とも書けません」書ける訳ないでしょ!ばらって草かんむり?レモンって…あれ?何で両方とも略字みたいものできないのでしょうか?このお題にトゲがありますね。
今日は、「100万本のばらのまち福山!?」というトピックスでお届けしました。
ばらだけにそろそろクローズのお時間でございます。
ばらの見頃はこの時期の初夏と秋にもあります。福山市では10月中旬に「秋のバラ展」を開催予定です。色とりどりのバラの切り花や盛花、盆栽などが楽しめるようです。これは是非とも訪れたいものです。
週刊なるほど!ニッポン 立川晴の輔でした!
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