羽田美智子のいってらっしゃい

2026.04.10

2026年4月6日週 テーマ「教科書」

学校で新年度を迎えた際に新しく使うもの、『教科書』についてです。

 

■今週(4/6~4/10)のテーマ:『教科書』

4/6(月) 『教科書とは』   

 

『教科書』とは、小学校や中学校、高校、特別支援学校といった学校で使う“児童・生徒用の図書”のことです。

“勉強を教える中心的な教材”として活用します。

ちなみに『教科書』は略語で、正式名称は『教科用図書』だそうです。

 

同じ教科書でも、小学校・中学校の教科書は全教科、“無償”で与えられています。

これは国立・公立・私立関係なく、義務教育を受けるすべての児童・生徒が対象です。

 

これは『憲法』にあります『義務教育の無償の精神』を広く実現するために実施されているそうです。

また教科書を無償化することによって、保護者の方の教育費の負担を軽くする・・という効果があるそうです。

 

この『教科書の無償化』ですが、1963年(昭和38年度)入学の「小学1年生」を対象に行われたのが最初です。

その後、毎年、拡大されて、1969年(昭和 44 年度)には小・中学校のすべての学年が対象となりました。

 

ちなみに“学年の途中で転校”することって、ありますよネ。

転校先の学校で使っている教科書が、

それまで使っていたものとは違う場合は、転校先の学校の教科書が与えられます。

科目によっては、新しい教科書に慣れるまで大変でした・・・という方、結構いらっしゃるそうですよ。

 

【感想】

転校生が、見たことない教科書を持っているのを見た時、ちょっとうらやましいような、あこがれましたネ。

“教科書が揃うまで、みんなで見せてやってくれ”なんて先生に言われて、嬉しくもなりました。

でも確かに無償でしたし、今思えば無料であんなたくさんの教材をもらって、

もっとちゃんと勉強すれば良かったなぁ・・・と思いますネ。

ありがたいことでした。

 

4/7(火)   『教科書の豆知識①』

 

教科書で使われている「用語」や「年代」の中には、

学界での研究の結果を踏まえて、現在では変更されているものがいくつもあるそうです。

 

例えば大阪・堺市にあります、『世界文化遺産』にも登録されている国内最大規模の「古墳」の名前です。

『仁徳天皇陵(にんとくてんのうりょう)』という名前で覚えた方、いらっしゃるかと思いますが、

現在の教科書の表記は『大仙陵古墳(だいせんりょうこふん)』、

または『大仙古墳(だいせんこふん)』だそうです。

 

その理由ですが、この古墳に埋葬されているのが、

本当に仁徳天皇なのか、学術的な検証がされていないからだそうです。

そのため教科書では、この地域一帯の住所「大仙町(だいせんちょう)」から『大仙陵古墳』、

または『大仙古墳』と表記しているそうです。

 

他にも江戸時代、キリスト教を信仰しているかどうかを調べるために、

イエス=キリストや聖母マリアの絵を踏ませる行為のことを、

『踏絵(ふみえ)』と覚えている方、いらっしゃるかと思います。

 

これも現在の教科書では、『絵踏(えぶみ)』と表記されています。

これは『踏絵』ですと、“踏まれる絵”という意味になりますので、

“絵を踏む行為”のことは『絵踏』と、より正確な表現にしているそうです。

 

また「鎌倉幕府が成立した年」を、「いい国つくろう鎌倉幕府」で

「1192年」で覚えた方も多いと思いますが、専門家による議論の結果、現在は「1185年」で表記されています。

 

【感想】

そうなんですよね。

私は全部、昔の覚え方で、より正確になってきてるんですネ。

私の故郷・茨城にあります筑波山も、標高「876m」で覚えたんですけど、

今は測量技術の向上で、「877m」になったんですって。

常にアップグレートしないと・・・ですよネ。

 

4/8(水)  『教科書の豆知識②』

 

学校教育において、教科書はとても重要なものです。

そのため原則として学校では、文部科学大臣の「検定」に合格した教科書を使う必要があります。

 

この「検定」とは、『教科書検定』のことです。

「民間の出版社が作った教科書が学習指導要領に沿っているか、

教科書として適切かどうか」を、文部科学省が審査する制度です。

小学校・中学校・高校の教科書は、この「検定」に合格しないと学校で使うことができません。

これは『学校教育法』という法律で定められています。

 

そしてこの「検定」は、原則“4年ごと”に審査されます。

その流れですが、1年目に民間で教科書が作られます。

2年目に文部科学省の審議会が、“教科書として適切かどうか”を審査します。

その際、「修正が必要」と判断した箇所には、「検定意見」というのが付けられます。

それを受けて、教科書を作った出版社はその箇所を修正して、再び提出するそうです。

 

こうした工程を経て3年目に、「合格」と判定された教科書の中から

教育委員会や国立・私立の学校の校長先生が、使う教科書を選びます。

そして4年目に、実際に生徒・児童が使う・・・というサイクルなのだそうです。

 

【感想】

教科書に書いてあることは「絶対」って信頼されるものだから、

誤解を招くような、そして間違ったことは載せられないから、審議も大変なんでしょうネ。

使う教科書を校長先生が選ぶ・・・とは初耳でした。

私の兄も現役時代、校長先生をやっていた時に

教科書を選んでたのかなぁ・・・と思ったら、なんか不思議な思いをしました。

 

4/9(木)  『教科書の豆知識③』

 

文部科学省は今年3月、2027年度から

主に高校2年生と3年生が使う、「教科書の検定結果」を公表しました。

 

今回は「24」の出版社が「11」の教科で、「224」の項目を申請しましたが、

そのうち「220」の項目が「合格」で、「4つ」の項目が「不合格」でした。

今回「不合格」だったのは、いずれも同じ出版社の「歴史関連」の教科書だったそうです。

 

その理由ですが、前回の「教科書検定」で、

この出版社の「中学社会科」の教科書と、ほとんどの内容が同じだったそうです。

そのため、「基本的な構成について重大な欠陥が見られる」、

「高校の指導要領に沿っていない」と判断されたそうです。

 

そして今回「合格」した教科書ですが、「情報リテラシー」や「生成AI」に関しての内容が目立ったそうです。

特に「生成AI」に関しては、「8つの教科」の計67点の教科書に書かれてあるそうです。

 

例えば「英語」の教科書では、「SNSによるイジメ」や「誤った情報の拡散」が取り上げられているそうです。

また「公民」の教科書では、「闇バイト」や「選挙とSNSの関係性」、

「芸術」の教科書では、「生成AI」を活用した作品を掲載し、

それと併せて「活用する時の注意点」などが紹介されているそうです。

 

【感想】

そっかぁ・・・。

生成AIに関することは取り入れないとならない時代ですよネ。

ただ、教科書で学ぶお子さん達も、教科書で教える先生方も、

そして教科書を作る方たちも、どれも生身の人間ですよネ。

なるべく生身の人間でできることはして、

生成AIとの上手な付き合い方をしていきたいなぁ・・・とこのニュースを見て思いました。

 

4/10(金)  『デジタル教科書』

 

「デジタル教科書」とは、紙の教科書を「デジタル化」したもので、パソコンやタブレット端末で使用します。

 

「デジタル教科書」には原則として、「紙の教科書」と同じ内容が掲載されていて、

現在では「紙の教科書」と併用して使われることが一般的です。

文部科学省では、「紙」と「デジタル教科書や教材」を一緒に使う方法や、

その効果を検証していて、両方を上手く活用しながら、学力を伸ばすことが目指しています。

 

「デジタル教科書」には、「紙の教科書」にはないメリットがあります。

例えば、ページを拡大して表示できるので、

見づらい箇所も見やすくなる・・・というものです。

 

また「デジタル教科書」の場合、「読み上げ機能」や「動画の再生」といった機能を付けることが可能です。

これにより「英語」など、語学の学習の際、正しい発音をくり返し聴くことができます。

 

また文章では分かりにくいことでも、動画でなら理解を深めることも可能です。

他にも、何度でも書き込んで「保存」が可能です。

 

その一方で、「セキュリティ対策の必要性」や「端末の購入や通信の環境整備の際のコストの問題」、

さらに「長時間使用することによる健康面への影響」といった課題も抱えているそうです。

 

【感想】

教科書もデジタル化。確かに音声や動画を使えるのはイイですよネ。

私は台本をデジタルでいただくことがあるんですけども、

これがなかなか頭に入ってこなくて、紙の台本だと覚えられる習性になっているんですよネ。

やっぱり「紙」と「デジタル」と両方使えるのが、ホントにイイですよネ。

教科書も進化してますネ。

 

【今週の感想】

新しい教科書をいただいた時、新入生や新学年になったのを実感しますよネ。

真新しい教科書を開くと、当然ですが、表紙も中のページも新しくて、

それまで使っていた教科書との違いがよ~く分かりますよネ。

それだけ使い込んだということなんでしょうネ。

でも全部、デジタル教科書になったら、

そういう違いは実感できないのかな・・・なんて思ってしまいました。

そういえば、私が学生時代に使っていた教科書って、卒業してからどうしたんだろう・・・?

もしかしたら実家のどこかにあったりするのかな・・・ふとそう思いました。

 

【お知らせ① 次週(4/13~)からのテーマ】

“春から初夏にかけて、旬を迎える野菜”の1つ、『アスパラガス』についてです。

【お知らせ② 番組で使用しているBGM】

◆オープニング  ♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ

◆エンディング  ♪To Be  /  モントルー

パーソナリティ
  • 羽田美智子
    羽田美智子
    羽田美智子

    羽田美智子

    茨城県出身。1988年デビュー。女優として映画、ドラマ、CMなどで活躍中。94年、映画『RAMPO』でエランドール賞新人賞などを受賞。95年、映画『人でなしの恋』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。『花嫁のれん』(東海テレビ系列)シリーズ、『特捜9』(テレビ朝日)シリーズ、『おかしな刑事』(テレビ朝日)シリーズ、『ひよっこ』(NHK)など、数々の人気ドラマに出演している。2019年、実家の屋号である”羽田甚”を引き継ぎ、ネットショップ『羽田甚商店』をオープン。自身の五感を通して「本当にイイ!」と思ったものだけを紹介・販売している。
    羽田甚商店:https://hadajinshop.co.jp/