羽田美智子のいってらっしゃい

2026.03.20

2026年3月16日週 テーマ「路面電車」

私たちが日頃、利用している公共交通機関の1つ、『路面電車』についてです。

 

■今週(3/16~3/20)のテーマ:『路面電車』

3/16(月) 『路面電車とは』   

 

『路面電車』とは、“道路の上に敷かれた線路”を走る電車のことです。

運営しているのが自治体、例えば「市」の場合、『市電』

「東京都」の場合、『都電』とも呼ばれています。

 

そんな路面電車ですが、親しみを込めて『チンチン電車』という

愛称でも呼ばれることがありますが、理由は諸説あります。

例えば、路面電車の車内で使っていた合図のベルが

“チンチン”という音だったから・・・という説です。

昔は車内に車掌さんがいたそうなんですネ。

そして走行中、車掌さんと運転士さんはお互いにベルを鳴らすことで合図を送っていたそうなんです。

 

例えば停留所に近づいた時、車掌さんがベルを“チン”と1回鳴らすと、

「降りるお客さまがいるので、停車してください」の合図。

それに対して運転士さんも、同じように1回鳴らすと

「了解しました。停車します」という合図だったそうです。

 

また「走行中にベルが2回鳴った時」は、

「降りるお客さまがいないので通過してください」、「通過します」。

「停車中にベルが2回鳴った時」は

「お客さまの乗り降りが完了しましたので、発車してください」、「発車します」という合図だったそうです。

 

「都電荒川線」のように特に車内が混雑している時、

いきなり動き出すと、乗っている方が転倒することがあるので、

発車の合図で“チンチン”と鳴らすことがあるそうです。

 

【感想】

路面電車がある風景は、ドラマを感じる素敵な風景で私は大好きです。

昔、都電荒川線の「面影橋(おもかげばし)」という停留場の近くに住んでいたことがあって、

街の雰囲気も風情があって、好きでしたネ。心温まる風景ですよネ。

 

3/17(火)   『路面電車の豆知識①』

 

同じ電車でも「路面電車」と「鉄道」では、違いがあります。

一番の違いは「法律」です。

路面電車は『軌道法(きどうほう)』という法律に基づいて運営されています。

『軌道』とは、路面電車が走る「専用の線路」や「道路に埋め込まれたレール」のことです。

この法律では、『路面電車の線路は道路に設置する』とあります。

 

それに対して「鉄道」は、『鉄道事業法』という法律に基づいて運営されています。

この法律では、『鉄道の線路は道路の上に設置してはならない』と定められています。

 

ちなみに、主に専用の『軌道』を走る東京の『東急世田谷線』や『都電荒川線』は「路面電車」。

“道路を走る区間”もある、神奈川県の『江ノ島電鉄』は「鉄道」に分類されるそうです。

 

また、「路面電車」と「鉄道」では「車両の大きさ」も違います。

路面電車の場合、「全長」が11m~13m、「重さ」が約15トン、

「定員」は立っている人を含めて、70人~90人といわれています。

 

それに対して、一般的な鉄道の車両の場合、

「全長」が20m、「重さ」が30トンから40トン、

「定員」は立っている人を含めて、約150人といわれています。

 

【感想】

そっかぁ、江ノ電は「鉄道」なんですネ。

でも江ノ電にしても都電にしても、ドラマの舞台になることが多いですよネ。

それだけ“街の顔”というか、“街を象徴する絵になる風景”なんですよネ。

鉄道ってフォルムも含めて、本当に素敵ですよネ。

 

3/18(水)  『路面電車の豆知識②』

 

世界で初めて路面電車の営業運転がスタートしたのは、1881年。

場所はドイツ・ベルリンです。

その後、オーストリアやイギリス、カナダ、アメリカでも営業が始まりました。

 

日本では1895年(明治28年)、京都で初めて路面電車の営業運転がスタートしました。

その成功を受けて、愛知県名古屋市、神奈川県川崎市、

そして現在の東京23区でも路面電車が次々と開業しました。

 

その後も路面電車は全国に拡大し、1932年(昭和7年)には、

全国65の都市で開業し、“市民の足”として活躍していきます。

特に東京の『都電』の場合、最盛期の1955年(昭和30年)には、79の路線が走り、

1日の乗客数は約175万人という“日本一の路面電車”へと発展していきました。

 

しかし自動車の利用が増えるにつれ、

道路が混雑するようになったことから、『都電』は次々と廃止され、

現在では「荒川線」、別名『東京さくらトラム』を残すだけとなりました。

 

同じような理由で、都市部の路面電車は姿を消していきましたが、

それでも昨年2025年8月現在で、23の都市で営業しています。

さらに今年3月28日には、広島県広島市の路面電車に、

新たな路線「循環線」が開業予定など、路面電車の魅力が改めて評価されています。

 

【感想】

新しく路面電車、開業するんですネ。嬉しいですネ。

路面電車って、電車とも違ってバスとも違って、なんかワクワクする乗り物だと思うんですよネ。

いつまでも市民の足として活躍してほしい・・・と願う私です。

 

3/19(木)  『路面電車の豆知識③』

 

“路面電車の事故”で最も多いのは、“自動車や歩行者との衝突”、または“接触”による事故だそうなんです。

そのためドライバーの方が、路面電車と同じ道路を走る場合、法律で決められたルールに従う必要があります。

 

路面電車の線路の部分を「軌道敷(きどうしき)」といいますが、

原則、自動車はこの「軌道敷」の中を走行することはできません。

“原則”と言いましたのは、例外があるからです。

例えば「左折」や「右折」、「横断」、転回のために「軌道敷」を「横切る」場合や、

道路の工事などで「軌道敷」の外側の道路が、十分な広さでない場合です。

さらに「軌道敷内通行可」という標識がある場所は、走行することができます。

 

また交差点では、路面電車は自動車と同じように信号機に従って通行しています。

「路面電車専用の信号機」の場合、「黄色の矢印」や「赤い×印」が表示されています。

 

「黄色の矢印」が表示されている時は、路面電車はその矢印の方向に

進むことができますが、「赤い×印」が表示されている時は、路面電車は「停止」を意味しています。

この場合、自動車や歩行者は進むことができません。

また「緑色の矢印」が表示された場合、自動車はそれに従って走行する必要があります。

 

【感想】

路面電車のある街、愛媛・長崎・広島などを旅することがありますが、

クルマの運転を考えると難しいなぁ・・・と思うことがあります。

学習はしているはずなんですけど、いざ対面すると混乱しそうですよネ。

事故のないように十分に気をつけて行ってください。

 

3/20(金)  『路面電車の豆知識④』

 

“次世代型の路面電車システム”と呼ばれて、注目されているのが

『Light Rail Transit(ライト・レール・トランジット)』、略して『LRT』です。

ヨーロッパやアメリカ、アルゼンチン、オーストラリア、中国など世界各国の都市で運行されています。

 

そんな『LRT』ですが、“人と環境にやさしい乗り物”といわれています。

その理由ですが、従来の路面電車と違い、騒音や振動が少ないので、乗り心地も快適です。

また車両の床が低く、バリアフリーに配慮してあるので、

高齢者や車いすの方、ベビーカーでもスムーズに乗り降りすることができます。

さらに電気モーターで走るので、CO2などの排気ガスを排出しない・・・とされています。

 

日本では2006年(平成18年)、富山県の『富山ライトレール』、

現在の『富山地方鉄道 富山港線(とやまこうせん)』が

“日本で初めての本格的『LRT』”として開業しました。

 

また2023年には、栃木県に『宇都宮芳賀(はが)ライトレール線』、

別名『芳賀・宇都宮LRT』が開業しました。

『富山ライトレール』が、JRの路線を引き継いで改良したのに対し、

こちらは全線がすべて“新規の路線”で、“路面電車の新規開通”としては、75年ぶりだったそうです。

 

【感想】

これイイですね。形もデザインもとっても素敵。

以前、富山でこれを見かけて何て進んだ街なんだろう・・・と思いましたネ。

これ、私の街でも走ってほしい。誘致したくなりました。

 

【今週の感想】

路面電車、リスナーの皆さまも興味深いのか、たくさんの反響をいただきました。

それだけ身近な存在なんでしょうネ。

“路面電車が走る街”、本当に素敵で、私は大好きです。

昔、都電荒川線が近くを走っている街に住んでいたので、離れてしまってから、

“路面電車がある風景”の素晴らしさを改めて感じてします。

上手に活用して、いつまでも走り続けてほしいですネ。

 

【お知らせ① 次週(3/23~)からのテーマ】

注文したお寿司がコンベアで運ばれてくるもの、『回転寿司』についてです。

【お知らせ② 番組で使用しているBGM】

◆オープニング  ♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ

◆エンディング  ♪To Be  /  モントルー

パーソナリティ
  • 羽田美智子
    羽田美智子
    羽田美智子

    羽田美智子

    茨城県出身。1988年デビュー。女優として映画、ドラマ、CMなどで活躍中。94年、映画『RAMPO』でエランドール賞新人賞などを受賞。95年、映画『人でなしの恋』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。『花嫁のれん』(東海テレビ系列)シリーズ、『特捜9』(テレビ朝日)シリーズ、『おかしな刑事』(テレビ朝日)シリーズ、『ひよっこ』(NHK)など、数々の人気ドラマに出演している。2019年、実家の屋号である”羽田甚”を引き継ぎ、ネットショップ『羽田甚商店』をオープン。自身の五感を通して「本当にイイ!」と思ったものだけを紹介・販売している。
    羽田甚商店:https://hadajinshop.co.jp/