“辛いものが好きです”という方、いらっしゃるかと思います。
そこで『辛い食べ物』についてです。
■今週(2/2~2/6)のテーマ:『辛い食べ物』
2/2(月) 『辛味とは』
“辛い”に“味”と書いて、『辛味』と読みますが、
実は“辛さ”というのは、“味”ではないそうなんです。
・・・といいますのは、同じように“味”という字が付く言葉、
「苦味」や「酸味」、「甘味」、「塩味」、「旨味」は、舌から脳に“味”として伝わるんだそうですネ。
ところが「辛味」の場合、舌の奥にある“痛みを伝える神経”から脳へと伝わるそうです。
つまり厳密には、「辛味」は“味”ではなく、“痛み”なのだそうです。
このように脳にとっては、“辛いもの=痛み”なんですが、
それなのに、どうして辛いものを食べようとするのでしょうか?
これは辛いものを食べた時に、脳から出される
『β(ベータ)-エンドルフィン』というホルモンによるものといわれています。
このホルモンは、ストレスを鎮めたり、幸福感をもたらしたりするといわれています。
また、美味しいものを食べた時にも出されるため、そのため本来なら“痛み”である辛い食べ物を食べても、
脳が“美味しい”と感じてしまうそうなんですネ。
辛いものが好きな人は、より一層の刺激を求めて、どんどん辛みを足していく傾向にあるといわれています。
これも『β-エンドルフィン』の影響によるものだそうです。
【感想】
へぇ~、辛味は痛みなんですネ。
確かに舌が繊細な人や子どもは、辛いものが苦手ですよネ。
でも、「β-エンドルフィン」という幸福ホルモンも出るんですネ。
私の知人に、辛いものが大好きな人が何人もいるんですが、
もはやそのお料理の味も変わってしまうのではないか・・・というくらい、
辛いものをかけて食べてますよネ。
どんどん強い刺激を求めてしまうものなんですネ。
2/3(火) 『激辛ブーム①』
“激辛ブーム”の始まりは、1984年(昭和59年)に発売された
「湖池屋」さんの『カラムーチョ』だといわれています。
赤唐辛子の粉末のチリパウダーを使用したポテトスナック菓子で、当初はスティックタイプのみでしたが、
その後、ポテトチップスタイプが発売されるなど、大ヒット商品となりました。
また同じ1984年には「サンヨー食品」さんの『辛口拉麺(ラーメン) オロチョン』、
翌1985年には現在の「クラシエ」さんの『大辛みそラーメン カラメンテ』などが発売され、
“激辛麺”が話題となりました。
そして1986年。この年の『新語・流行語大賞』では、『新語部門』の『銀賞』に、『激辛』が選ばれました。
キッカケとなったのは、東京・葛飾区に本社・工場があります、
「淡平(あわへい)」さんの『激辛特辛子煎餅』です。
一味唐辛子がビッシリとまぶされた、このお煎餅もまた、“激辛ブームの火付け役”となりました。
これが“第1次激辛ブーム”といわれています。
そして1990年代になると“エスニックブーム”によって『トムヤムクン』など、
タイやベトナムの辛い料理が人気となりました。これが“第2次激辛ブーム”です。
そして2000年代には、ハバネロを使った「東ハト」さんのスナック菓子『暴君ハバネロ』や、
『蒙古タンメン中本』さんを始めとする激辛ラーメンの登場で、“第3次激辛ブーム”が起こりました。
【感想】
「カラムーチョ」。これ美味しかったなぁ~。
辛い辛い辛い!と思いながらも、手が伸びてしまって、ひと袋空っぽになる・・・。
これ、何度も経験しましたネ。この後、「すっぱムーチョ」が出てきたんですよネ。
また、「オロチョン」とか「カラメンテ」とか、懐かしい~。
でも辛い物ってホント、クセになりますよネ。
2/4(水) 『激辛ブーム②』
2012年、「まるか食品」さんが『ペヤング 激辛やきそば』を発売しました。
当時は“第3次激辛ブーム”が去った後でしたが、
“それでも激辛ブームはまた来るのでは?”という思いから発売したところ、
“どのくらい辛いんだろう?”という関心が集まりました。
そして実際に試食する様子が、ネットでも話題になりました。
そして2018年頃から始まったとされるのが、“第4次激辛ブーム”です。
この時は「山椒」や「花椒(ホアジャオ)」などのスパイスを
たっぷりと使った“シビレ系のお料理”が注目を集めました。
「花椒」は中国原産のスパイスで、柑橘系のさわやかな香りと、ピリリとシビれるような辛味が特徴です。
お菓子やカップ麺など、様々な商品にも使われるようになり、人気となりました。
同時に、この「花椒」が効いたお料理を楽しむ『マー活』という言葉が、SNSを中心に話題となりました。
『マー活』の『マー(麻)』は、中国語で“舌がシビれる”という意味で、
まさに“舌がシビれるような辛さのお料理”のことです。
そして現在は“第5次激辛ブーム”ともいわれています。
この激辛ブームの特徴のひとつが、「旨味」だそうなんですネ。
ただ“辛い”だけでなく、“辛さ”の中にしっかりと「旨味」を感じる“旨辛グルメ”のニーズが高まっているそうです。
【感想】
「激辛」と聞くと、どのくらい辛いんだろう~?って興味がわくそうですネ。
私自身は少し辛いくらいで、ちょうど良いので、
「激辛」と聞くと、あ~、私には無理だな・・・と思ってしまうのですが。
でも、山椒とか花椒は大好き。香りもイイし、味もイイですよネ。辛さの中に旨味、最高ですネ。
2/5(木) 『麻婆豆腐』
『麻婆豆腐』は、中国・四川省の名物料理です。
お肉とお豆腐に少量のネギを加え、ニンニクやショウガ、
そして「豆鼓(トウチー)」や「豆瓣醤(トウバンジャン)」、
“中国の山椒”「花椒」などのスパイスで味を調えたものです。
「豆鼓」は、黒豆に塩を加えて発酵させたものです。
『麻婆豆腐』の“麻”は、ウイルス性の感染症の『天然痘』が治った後にできる“皮膚のくぼみ”のこと。
そして“婆”は、“妻”とか“お婆さん”のことです。
このお料理を考え出したのが、“皮膚のくぼみ(麻)があるお婆さん(婆)”だったことから、
『麻婆豆腐』と呼ばれるようになったといわれています。
但し中国では、この名前では呼ばずに『麻辣(マーラー)豆腐』と呼んでいるそうなんですネ。
『麻』は“舌がシビれる”、『辣』は“舌がヒリヒリする”という意味です。
そして『麻辣豆腐』の『麻は「花椒」、『辣』は「唐辛子」を指していて、
“花椒と辣の豆腐料理”という意味だそうです。
その一方で、『麻婆豆腐』にはお肉が入っているのに対して、『麻辣豆腐』には入っていなくて、
シンプルにお豆腐だけ・・・という違いがあるともいわれているそうです。
【感想】
このお料理を考え出した、お婆さんの特徴から付いた名前だったんですネ。
知らなかった・・・。日本でも麻婆豆腐は、大人気ですよネ。
辛さも控えめのものから、汗をかいてしまうものまでいろいろあって、みんな大好き。
ホントに美味しいですよネ。
2/6(金) 『麻辣湯(マーラータン)』
『麻辣湯』は、中国・四川省が発祥のスープ料理です。
『麻』は中国の山椒の「花椒」、『辣』は「唐辛子」、そして『湯』は「スープ」のことです。
まさに“辛さでシビれるスープ”に、野菜やお肉、春雨など好きな具材を入れて煮込んでいただきます。
「花椒」には身体を温めたり、血行を促進する効果。
「唐辛子」には、発汗作用や新陳代謝を促す効果があるといわれ、
他にも様々な香辛料や食材が使われていることから、『薬膳料理』でもあるそうなんです。
このように“自分で具材をカスタマイズできる”、“美容・健康グルメ”、
“SNS映えする”といった理由から、“Z世代の女性”を中心に、『麻辣湯』は人気となっているそうです。
そしてよく言われるのが、『火鍋』との違いです。
例えば『麻辣湯』は、おひとりずつドンブリで提供されるのに対して、
『火鍋』は自分で具材をお鍋で煮込みながら、何人もの方とシェアしていただきます。
また『麻辣湯』は、基本的に「春雨」が主食で、お好きな具材を自由に選びますが、
『火鍋』の場合、「牛肉」や「海鮮」、「練り物」が中心です。
そして『麻辣湯』のスープは1種類ですが、『火鍋』は『麻辣スープ』と、
白いスープ『白湯(ぱいたん)スープ』の2つに分かれています。
【感想】
この前ですね、なんか妙な行列ができてるなぁ・・・と思って、
その行列の先頭をたどってみると、「麻辣湯」のお店でした。
辛い物は全身が温かくなるし、スパイスには薬膳効果もあるし、適度に取り入れたいものですよネ。
・・・ちょっと辛い物、「麻辣湯」食べたくなりましたネ。
【今週の感想】
辛い物、好きな方って多いですよネ。
同じ辛い物でも、唐辛子系やカレーなどのスパイス系、わさびや辛子など、いろいろありますが、
どのジャンルも好きです!という、オールマイティな方もいますよネ。
辛さの倍率を選べるお店もありますが、私からすれば2倍でも、ヒーヒー言ってしまうのに、
5倍とか10倍、それ以上の辛さでも大丈夫なんて、信じられないです。
“女性は痛みに強いから、辛いのも大丈夫なのかも・・・”と
聞いたことがありますが、私は激辛なんて遠い世界です(汗)
【お知らせ① 次週(2/9~)からのテーマ】
“お茶の中でも、特に抹茶が好きです!”という方、いらっしゃるかと思います。そこで『抹茶』ついてです。
【お知らせ② 番組で使用しているBGM】
◆オープニング ♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ
◆エンディング ♪To Be / モントルー

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