羽田美智子のいってらっしゃい

2024.10.04

2024年9月30日週 テーマ「コーヒー」

朝起きた時、食後の時、あるいはドライブ中の休憩の時などにいただくもの『コーヒー』についてです。

 

■今週(9/30~10/4)のテーマ:『コーヒー』

9/30(月) 『コーヒーの原材料』   

 

『コーヒー』の原材料は、『コーヒー豆』です。

名前に『豆』とありますが、『マメ科』の植物とはまったく関係ないそうなんです。

『コーヒーノキ』という『アカネ科』の植物が原材料で、

このコーヒーノキの実の中にある“種子”のことを、コーヒー豆と呼んでいるそうです。

 

ちなみにこの種子ですが、まるでサクランボのように赤く熟すことから

『コーヒーチェリー』と呼ばれているそうです。

収穫したコーヒーチェリーを精製して中から種を取り出し、“生の豆”の状態にします。

この生の豆に熱を加えて、“焙煎(ばいせん)”という加工をすることで私たちが知るコーヒー豆になるそうです。

 

コーヒーにはいくつもの品種がありますが、

その中で“飲むため”に栽培され、流通しているのは、『アラビカ種』と『カネフォラ種』の2つです。

カネフォラ種は一般的には、『ロブスタ』と呼ばれています。

 

アラビカ種の原産地は、アフリカのエチオピアです。

それに対してカネフォラ種(ロブスタ)は、アフリカのビクトリア湖周辺から西アフリカです。

アラビカ種が“ストレート”で飲むのに適しているのに対して、

カネフォラ種(ロブスタ)は主に、“ブレンド用”に使われているそうです。

 

【感想】

コーヒーの人気は年々、右肩上がりに上がってますよネ。

かなり昔のお話ですけど、よそのお家に遊びに行くと、出していただくものがお茶だったんですよネ。

でも今は、コーヒーを出してくださるお家が圧倒的に多いように思います。

街中のコーヒーショップもどんどん増えてますしネ。

コーヒーの香り、好きだなぁ・・・。

 

10/1(火)   『10月1日は「コーヒーの日」』

『コーヒーの日』は1983年(昭和58年)、『全日本コーヒー協会』さんによって定められました。

10月1日が『コーヒーの日』となった理由ですが、

国際協定で、“コーヒーの新年度”というのが始まるのが10月で、

その最初の日である10月1日が、“コーヒーの年度始め”となるそうです。

 

これは“コーヒー豆の収穫時期”が影響しているといわれています。

コーヒー豆の一大産地であるブラジルでは、収穫の終わりが9月末だそうなんですネ。

そして10月1日から“コーヒーの収穫の新しいサイクル”がスタートするため、“年度始めの日”となるそうなんです。

 

また日本では秋や冬になると、コーヒーの需要が高くなることもあって

10月1日が『コーヒーの日』となったそうなんです。

 

“日本で定めたのなら、日本だけの日なのかな?”と思われた方、いらっしゃるかと思いますが、

実は“世界共通の日”だそうです。

2015年、『国際コーヒー機関』によって、10月1日は『国際コーヒーの日』と定められたそうです。

 

世界全体で生産されるコーヒーのうち、約3割がブラジルで生産されているといわれています。

ブラジルのコーヒーの収穫時期やサイクルは、世界のコーヒーの流通にも大きな影響があります。

『コーヒーの日』が世界共通なのは、このためだそうです。

 

【感想】

10月1日は『コーヒーの日』。皆さん、ご存知でしたか?

ヨーロッパで飲んだコーヒーも美味しかったし、ハワイでいただいたコーヒーも、

日本でいただくコーヒーも、お水が違うとコーヒーの味も微妙に違って、

世界中で美味しいコーヒーがいただけるっていうことは、ホントに幸せなことですよネ。

 

10/2(水)  『コーヒーの豆知識①』

『全日本コーヒー協会』さんによりますと、コーヒーの原材料の『コーヒー豆』のほとんどが、

赤道をはさんだ『コーヒーベルト』と呼ばれる熱帯地域のエリア、およそ60の国で栽培されているそうです。

 

その中には、日本でもおなじみのコーヒー豆がいくつもあります。

例えば『ブルーマウンテン』。

中央アメリカのカリブ海の国、ジャマイカにあるブルーマウンテン山脈の限られた地域でのみ栽培される、とても貴重な品種です。

豊かな風味で香りも良く、酸味や甘味などのバランスに優れ、クセがないのが特徴です。

 

続いて『モカ』。こちらはアフリカ・エチオピアが原産地です。

強い酸味とコクがあり、フルーティな香りが特徴です。

 

続いて『キリマンジャロ』。

アフリカを代表する、タンザニア産のコーヒー豆です。

強い酸味と豊かな香りが特徴で、ミルクやお砂糖を加えても風味が失われないので、様々な味わい方ができます。

 

続いて『グアテマラ』。

中央アメリカの国・グアテマラが原産地です。

芳醇(ほうじゅん)な香りや酸味、コクも味わえるので、たくさんの方々に愛されている品種です。

 

そして『ハワイコナ』。

ハワイ島のコナ地方で栽培されている、とても貴重な品種です。

トロピカルな香りの中に酸味とコクがあり、日本でも人気です。

 

【感想】

赤道をはさんだコーヒーベルト。熱帯地域で主に栽培されているんですネ。

ブルーマウンテンもキリマンジャロもハワイコナも、世界中で愛されている品種ですよネ。

私は未だに“どこの何々が・・・”というほど、コーヒー通ではないんですけども、

違いが分かる人になりたいなぁ・・・と思っています。

 

10/3(木)  『コーヒーの豆知識②』

『レギュラーコーヒー』という言葉がありますが、“コーヒーの生の豆を焙煎して作られたコーヒー豆”、

または、“コーヒー豆を細かく砕いて作られた粉末”のことをこう呼ぶそうなんですネ。

 

スーパーの棚に並んでいる“袋詰めのコーヒーの粉”ですとか、

カフェで販売されている“自家焙煎のコーヒー豆”などもレギュラーコーヒーになるそうです。

 

但しレギュラーコーヒーに、そのままお湯やお水を注いでも飲むことはできないんですネ。

“コーヒーの豆”や“粉”の状態ですので、飲むためには『ドリップ』という抽出方法が必要です。

 

このドリップですが、『ドリッパー』という器具にコーヒーの粉をセットして、

上からお湯を注いで、コーヒーエキスを取り出します。

代表的なものに、“紙のフィルター”を使う『ペーパードリップ』と、

“ネル生地のフィルター”を使う『ネルドリップ』があります。

 

このレギュラーコーヒーと勘違いしやすい言葉に、『ドリップコーヒー』があるそうなんです。

ドリップコーヒーとは『ドリップ』によって、

レギュラーコーヒーを“飲み物”としてのコーヒーにしたものだそうです。

このようにレギュラーコーヒーを“飲めるようにしたもの”が、ドリップコーヒーなのだそうです。

 

【感想】

“コーヒーの粉にお湯を注げば、コーヒーになる”と思っていた時代が私にもありました(汗)。

喫茶店とかカフェで、豆から挽いてドリップしてくれる時の香りとあの時間が、

何とも優雅でたまらないですよネ。

1つ1つの作業が丁寧で豊かで、コーヒーをいただく時間、小さな幸せの時間ですネ。

 

10/4(金)  『コーヒーの豆知識③』

お湯を注ぐだけで簡単に味わえるのが『インスタントコーヒー』ですが、

『レギュラーコーヒー』から取り出した液、『コーヒー液』から水分を取り除いて、粉末や顆粒状にしたものです。

1890年に、ニュージーランドでコーヒーや香辛料の販売をされていた、

デイビッド・ストラングさんが発明したといわれています。

 

その後、1899年にアメリカ在住の日本人の化学者・加藤サトリさんが、

“コーヒー液を濃縮し、粉末にする”という『真空乾燥法』を発明しました。

そして1901年に、ニューヨークで開催された『全米博覧会』で販売されのちにアメリカで特許を取られたそうです。

“日本初の国産インスタントコーヒー”の誕生は1960年(昭和35年)。

森永製菓さんから全国販売されました。

 

そんなコーヒーですが、『カフェイン』が多く含まれています。

カフェインには頭をスッキリさせて、集中力を高める効果があるといわれています。

他にも利尿効果や、自律神経の働きを高めたりなど、様々な効果が期待されています。

 

またコーヒーには、カフェイン以上に『ポリフェノール』がたくさん含まれているそうなんですネ。

ポリフェノールは『動脈硬化』や『心筋梗塞』など、“生活習慣病の予防”に効果的とされています。

そしてコーヒーの香りは気持ちを落ち着かせ、リラックスさせてくれます。

 

【感想】

最初にインスタントコーヒーを発明してくださった方々に感謝ですネ。

手軽にコーヒーを飲めるようになったんですもんネ。

ますますコーヒーの人気って、これから上がっていくんでしょうネ。

 

【今週の感想】

リスナーの皆さんの中にも、朝、コーヒーを飲まれる方が結構いらっしゃるみたいで、

コーヒーについていろいろコメントをいただきました。ありがとうございます。

コーヒーに関しては皆さん、こだわりがいろいろあるみたいで・・・。

それだけ親しまれているということなんですよネ。

コーヒーをいただいている時って、本当に気持ちを落ち着かせてくれますよネ。

“コーヒーをいただく時間”、大切にしていきたいですネ。

 

【お知らせ① 次週(10/7~)からのテーマ】

“缶のフタを開けるだけで、手軽に食べられるもの”『缶詰』についてです。

【お知らせ② 番組で使用しているBGM】

◆オープニング  ♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ

◆エンディング  ♪To Be  /  モントルー

パーソナリティ
  • 羽田美智子
    羽田美智子
    羽田美智子

    羽田美智子

    茨城県出身。1988年デビュー。女優として映画、ドラマ、CMなどで活躍中。94年、映画『RAMPO』でエランドール賞新人賞などを受賞。95年、映画『人でなしの恋』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。『花嫁のれん』(東海テレビ系列)シリーズ、『特捜9』(テレビ朝日)シリーズ、『おかしな刑事』(テレビ朝日)シリーズ、『ひよっこ』(NHK)など、数々の人気ドラマに出演している。2019年、実家の屋号である”羽田甚”を引き継ぎ、ネットショップ『羽田甚商店』をオープン。自身の五感を通して「本当にイイ!」と思ったものだけを紹介・販売している。
    羽田甚商店:https://hadajinshop.co.jp/