今年は“2月が29日まである年”、『うるう年』です。
『うるう年』は基本、4年に一度やってきますが、そこで『4年に一度』についてです。
■今週(2/26~3/1)のテーマ:『4年に一度』
2/26(月) 『うるう年』
“1年365日”といいますが、これは“地球が太陽の周りを1周するのにかかる日数“のことです。
でも実際には、“365日と約6時間”なんです。
このように、“毎年6時間ずつ”ずれていることになり、これが4年だと24時間、つまり“1日”ずれる計算になります。
そこで4年に1回、『うるう年』を作って調節しています。
現在、私たちが使っている暦は『グレゴリオ暦』、『太陽暦』と呼ばれるもので、世界中の国で使われています。
そして、『西暦の年号が“4”で割り切れる年』のことを“原則”、『うるう年』としています。
今年2024年は“4”で割り切れますので、『うるう年』になります。
但し、“例外”というのがありまして、『西暦の年号が“100”で割り切れる年』は、“基本”、『うるう年』ではありません。
例えば1900年とか2100年です。
でも“基本”と言いましたのは、『“400”で割り切れる年』というのは『うるう年』だからなんですネ。
例えば2000年です。“100で割り切れる”ので、本来ならば『うるう年』ではないんですが、
“400でも割り切れる“ため、『うるう年』だったんです。
次回、この計算に当てはまるのは西暦2400年になります。
【感想】
今年2024年はうるう年なんですネ。
“2月29日に生まれた人は、4年に一度しか誕生日が来ないから、いつまでも若い“とか言われますけどネ。
私はこの世界は“割り切れない”、“少しのずれ”、“情け”、“ゆらぎ”というか、
その“ズレ”があるのがイイのかなぁ・・・と思ったりしています。
2/27(火) 『オリンピック・パラリンピック』
オリンピック・パラリンピックが4年に一度、開催される理由ですが、諸説あります。
例えば、現在の近代オリンピックの前身となる古代オリンピックが、“8年に一度”行われていて、
その後、半分の“4年に一度”になったとする説です。
他にも古代オリンピックが、ギリシャ神話の女神『アテナ』を祝福するために行われたとする説です。
『アテナ』は“金星を司る存在”と考えられることもあるため、
金星と地球が同じ位置で一直線上に並ぶ“4年に一度”の周期に合わせたとする説です。
今年はオリンピックイヤーで、フランス・パリで開催されますが、前回の東京大会から3年後です。
これは2020年に開催される予定だったのが、新型コロナウイルスの影響で1年延期になったからです。
そのため近代オリンピックでは、初の“3年の間隔”での開催となります。
ちなみに、その次のオリンピックは従来のように4年後、
2028年にアメリカ・ロサンゼルスで開催されることが決定しています。
このオリンピック・パラリンピックと同じように、
“4年に一度”行われるスポーツ大会に、サッカー・ワールドカップがあります。
その理由ですが、一説にはオリンピックにならって決められたといわれているそうです。
【感想】
“金星と地球が一直線上に並ぶ、4年に一度のタイミングでのオリンピック開催”という説が、私は好きですネ。
東京オリンピックから3年も経つんですネ。
早いですネ。アッという間ですネ、3年とか4年って・・・。パリのオリンピック、楽しみですネ。
2/28(水) 『ガスと電気の点検』
ガスも電気も法律に基づいて、『4年に1回以上』、設備の点検が義務付けられています。
ガスの場合、一番の目的は“ガス漏れの点検”です。
ガスが漏れているのを知らずに使用した場合、爆発など“重大な事故”を招くおそれがあります。
そういった事故を事前に防ぐために、メーターが正常に動いているか、ガス管にヒビや破損はないか・・・など調べます。
ガスの点検をしないでガスを使っていると、場合によっては『安全なガスの供給ができない』と判断されて、
ガスの供給をストップされてしまうこともあるそうです。
電気の場合も、重大な事故を防ぐために行われます。
特に“電気が漏れる”『漏電』によって、感電事故や火災の危険性があります。
実は漏電していても、気づかないことって多いそうなんですネ。
他にも“許容範囲を超えるタコ足配線”など、危険を伴う可能性が高い使い方をしていないか、
電気設備が定められた基準どおりに設置されているか・・・などを点検します。
ガスも電気も点検の際は、住人の方の立会いが必要だったりなど、負担に感じるかもしれませんけど、
“安全・安心”のためにはとっても大切なことです。
【感想】
ガスや電気の点検って、確かにありますよネ。
私のマンションでは、水道の点検とか消火器具の点検も
この前ありましたし、半年に1回くらい点検している感じがしますよネ。
でも見てもらうと、本当に安心して暮らせますからネ。ありがたいことですネ。
2/29(木) 『2月29日が誕生日』
2月29日が誕生日の方は、いつ年をとるのでしょうか?
法律では『生まれた日を第1日目として、年齢を計算する』と決められているそうです。
それに照らし合わせると、例えば“2020年2月29日生まれの方”は
翌2021年2月28日の24時(深夜0時)で満1歳になるそうです。
ですので、うるう年以外の年に、2月29日生まれの方が誕生日をお祝いする場合、
“満1歳になった次の日”、つまり3月1日にするそうです。
ちなみに“運転免許証の有効期間”は、いつまでなのでしょうか?
法律で『更新の年が“平年”、つまり“うるう年以外”であれば、2月28日生まれの方と同じ扱い』と定められているそうです。
つまり、免許証の更新の年がうるう年でない場合は、
2月28日生まれの方と同じ日が、有効期間になるそうなんですネ。
その分、有効期間が1日短い・・ということになります。
“4年に一度”やってくる2月29日ですが、“この日に入籍される方”というのが、結構いらっしゃるそうなんです。
その場合、うるう年以外の年は前日の2月28日か、翌日の3月1日にお祝いされているそうです。
【感想】
ん?何でうるう年の2月29日に入籍されるんでしょうネ。
“特別な日”だからでしょうかネ。
2月29日に生まれた方って、どれくらいいらっしゃるんでしょう?
免許証の有効期限は1日残念な気もしますが、
4年に一度、オリンピックイヤーのように正式にお誕生日が来るのも、おつなものかもしれませんネ。
本日2月29日生まれの方、おめでとうございます。
3/1(金) 『4年に一度、授与される賞』
例えば『フィールズ賞』です。
カナダの数学者、ジョン・チャールズ・フィールズさんの提唱で1936年に創設された賞です。
“若い数学者の業績を称え、将来の発展を励ますこと”を目的としています。
“数学界のノーベル賞”ともいわれている、とても権威のある賞で、4年に一度開催される『国際数学者会議』で授与されます。
“4年に一度”に加えて、賞の対象者の年齢が原則、『40歳以下』と定めていることから、
“ノーベル賞よりも狭き門”という声もあるそうです。
日本では、1954年に小平邦彦(こだいら・くにひこ)さん、
1970年に広中平祐(ひろなか・へいすけ)さん、1990年に森重文(もり・しげふみ)さんの
3人の数学者の方々が受賞されています。
前回2022年の授賞式では、3人の方が『フィールズ賞』を受賞されましたが、
そのうちの1人が韓国系アメリカ人で、数学者のホ・ジュンイさんです。
実はホ・ジュンイさんは、韓国で広中平祐さんの数学の授業を聞いて、数学に興味を持つようになったそうです。
そして、いろいろなお話を聞かせてもらっているうちに、
“数学をすることは、自分にとって自然なこと”と感じるようになったそうです。
【感想】
この数学界のノーベル賞、実は私のスタッフのお父さまもその昔、
候補にあがったとかで、この賞の存在は知っていたんですネ。
4年に一度、チャンスのために日々努力するということは、
本当に素敵なことですよネ。
【今週の感想】
今回はうるう年をキッカケに、『4年に一度』というテーマでお送りしましたが、いかがでしたでしょうか?
うるう年じゃなければ気にしなかったことを、改めて考えた1週間でしたが、
“へぇ~、そうなんだ”って思うことが、いくつもありました。
2/29生まれの方は、うるう年以外の年は3/1にお祝いをされているそうですが、今年は当日にお祝いできましたネ。
おめでとうございます!
【追伸】
能登半島地震発生から、3月1日でちょうど2ヶ月です。
被害に遭われた皆さまには、改めてお見舞い申し上げます。
2ヶ月経っても、断水が続いているところがあったりと、まだまだ不安な気持ちが大きいかと思いますが、
どうかどうか、皆さまの苦しみや恐怖が去り、笑顔になれる日が早く来ますように・・・。
そして1日も早く、平穏な日常に戻られることを心よりお祈り申し上げます。
【お知らせ① 次週(3/4~)からのテーマ】
階段の形をしていて、自動で人を運んでくれるもの”『エスカレーター』についてです。
【お知らせ② 番組で使用しているBGM】
◆オープニング
♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ
◆エンディング
♪To Be / モントルー
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