スズキ・ハッピーモーニング 羽田美智子のいってらっしゃい

2024.02.18

2024年2月12日週 テーマ「チョコレート」

今週は“バレンタインウィーク”ということで、『チョコレート』についてです。

 

■今週(2/12~2/16)のテーマ:『チョコレート』

 

2/12(月) 『チョコレートの分類』

チョコレートは、『カカオ』という植物の実の中にある『カカオ豆』を主な原料として作られています。

具体的には、カカオ豆を発酵させて作り、“苦み”や“香り”の素となる『カカオマス』。

その『カカオマス』の油や脂肪分の『ココアバター』。

そして『お砂糖』、ミルクなどの『乳製品』などが使われています。

 

同じチョコレートでも、『チョコレート』と『準チョコレート』があります。

この2つの違いですが、簡単に言いますと、使われているカカオマスやココアバターなどの“割合の違い”だそうです。

『準チョコレート』場合、『チョコレート』に比べて、その割合が小さく、カカオの風味が足らない分、他のモノで補っているそうです。

 

お菓子のパッケージの“商品説明”のところに『準チョコレート菓子』と表記されている場合、

この『準チョコレート』で出来た生地に、ピーナッツやビスケットといった他の食材を合わせたものだそうです。

具体例として、ロッテさんの『コアラのマーチ』や『パイの実』です。

 

それに対して、『チョコレート』で出来た生地に、他の食材を合わせたものが『チョコレート菓子』で、

具体例として、株式会社明治さんの『きのこの山』です。

 

【感想】

皆さんはもうバレンタインデーのチョコレートは用意されたんでしょうか?

今はわりと高級なチョコを贈る風習があるのかもしれませんが、

私の子どもの頃は、チョコレート菓子をあげてましたよネ。

ピーナッツが入ったハート型のチョコが、主な義理チョコでした。

チョコだけに、ちょこっと食べるの最高ですよネ(笑)

私、チョコレートも好きだし、チョコレート菓子も準チョコレート菓子も大好きだなぁ。

 

 

2/13(火)   『ボンボンショコラ』

『ボンボンショコラ』は“ひとクチサイズのチョコレート”の総称です。

『ボンボン』はフランス語で、“ひとクチサイズの砂糖菓子”という意味で、

正式には『ボンボン・オ・ショコラ』なんですが、日本では『ボンボンショコラ』と呼ばれるようになったそうです。

『ボンボンショコラ』はベルギー生まれで、ベルギーでは『プラリーヌ』と呼ばれています。

 

そんな『ボンボンショコラ』ですが、チョコレートで薄い殻を作って、

“フィリング”と呼ばれる詰め物を入れた『シェルタイプ』と、

チョコレートを上掛けした『コーティングタイプ』、大きくこの2つの種類があります。

 

『ボンボンショコラ』の“フィリング”には様々な種類がありますが、代表的なのが『ガナッシュ』です。

刻んだチョコレートに温めた生クリームを混ぜ合わせ、なめらかなクリーム状に仕上げたものです。

 

他にも、『プラリネ』もよく使われています。

『プラリネ』とは、ローストしたアーモンドやヘーゼルナッツに、

お砂糖を焦がしたキャラメルを加えて、ペースト状にしたものです。

さらに、アーモンドの粉末とお砂糖を混ぜ合わせた『マジパン』や

お砂糖とハチミツなどを煮詰めた『ヌガー』などもよく使われています。

ちなみにお酒が入った『ウイスキーボンボン』も『ボンボンショコラ』の仲間だそうです。

 

【感想】

ボンボンショコラ、美味しいですよねぇ。

見た目に美しく、ぜいたくな味わい。

ちょっとしたプレゼントにも最適で、私、昔、パリで見つけた美しいボンボンショコラ、

日本にはまだ入っていなくて、お土産に大量に買って帰ってきたことがあるんです。

スーツケース半分くらいチョコレートでした(汗)。すごい金額を投入して。

そのあと、わりとすぐに銀座にそのお店ができて、“あっ、東京でも買えたんだな・・・”っていうのが想い出です(^^;)

日本でもボンボンショコラは人気ですよネ。

 

2/14(水)  『バレンタインチョコ』

1959年(昭和34年)、『メリーチョコレート』さんが『ハート形のチョコレート』を販売しました。

このチョコレートには、自分と相手の名前を書き込むことができて、

さらに『女性から男性に1年に一度 愛を伝えることができる日』というキャッチコピーとともに、

当時の女性たちの注目を集めました。

 

翌1960年には、森永製菓さんが『2月14日 バレンタインデー(愛の日)は、ハートのついたカードや手紙に、

チョコレートを添えて贈る日』というキャッチコピーで、『バレンタインデー企画』を大々的に展開しました。

これが“バレンタインの行事が日本に定着するキッカケ”となったそうです。

 

このように、愛の告白とともに贈られる、いわゆる『本命チョコ』が本来のバレンタインチョコでしたが、

その後、時代とともに『義理チョコ』といった“本命以外のチョコ”が登場します。

 

例えば、主に女性同士で贈り合う『友チョコ』。

お世話になった人に、“お礼”の意味を込めて贈る『世話チョコ』。

家族に贈る『ファミチョコ』。男性から女性へ贈る『逆チョコ』。

応援する有名人に贈る『ファンチョコ』。

さらに、会社や仕事関係の男性に贈るチョコのことは『社交チョコ』と書いて、『シャコチョコ』と呼ばれているそうです(笑)

そして、自分で自分のために購入して楽しむ『マイチョコ』、『自分チョコ』もあります。

 

【感想】

シャコチョコって、ショチホコみたいな言葉ですネ(笑)。

もう何でも“チョコ”を付けたらイイって感じが、たまらなくイイですネ。

今日は日本中のチョコが、行ったり来たりするんじゃないかなぁと思っているんですけども、さて、私も誰に贈ろうかな。

皆さんはもう決めていますか?みんな大好きチョコレート。

 

2/15(木)  『チョコレートの豆知識』

一般的なチョコレートの場合、カカオが含まれる量は30%から50%といわれています。

それに対して70%以上含まれるものは、

『高カカオチョコレート』と呼ばれています。

『高カカオチョコ』の場合、カカオが多い分、お砂糖や乳脂肪などが少なくなっていて、甘さが控えめです。

 

『高カカオチョコ』には、『カカオポリフェノール』と呼ばれるポリフェノールが豊富に含まれています。

この『カカオポリフェノール』には、様々な効果が期待されています。

 

例えば、抗酸化作用による『動脈硬化の予防』。

他にも『血圧を下げる』、糖の吸収を緩やかにして、『血糖値の急上昇を防ぐ』といった効果が期待されています。

 

こうした効果ですが、専門家の方によりますと、基本的に『1日25g程度摂取する』ことで期待できるのだそうです。

その際、“まとめて食べる”のではなく、“1日5回に分けて食べる”のがポイントで、

具体的には“1日3食の食前と食間”というのが、最適なタイミングだそうです。

まとめて食べたり、時々食べたりするのでは、効果は十分に得られないそうですので、

“毎日少しずつ食べる”というのを、まずは3ヶ月続けてみるのがオススメだそうです。

 

【感想】

私も小腹が空いた時、チョコレートを食べるようにお医者さんに勧められましたよネ。

少しずつ何度かに分けてかぁ・・・なるほど。

これによりますと、“1回5g程度のチョコを1日5回食べる“と効果があるんですよネ。

チョコレートって、“お菓子”というイメージがあるので、体にイイっていうのはとっても嬉しい効果ですネ。

 

 

2/16(金)  『アポロチョコ』

『アポロ』は、イチゴとミルクの2種類の組み合わせが可愛い三角型のチョコです。

1969年8月、現在の株式会社『明治』さんから発売されました。

 

この形ですが、同じ年の7月、初の人類月面着陸に成功した宇宙船『アポロ11号』をイメージして作られたものです。

でもチョコの『アポロ』という名前は、月面着陸よりも前に登録されていて、

由来も宇宙船の『アポロ』ではないそうなんです。

 

チョコの『アポロ』の名前は、ギリシャ神話に登場する“太陽の神様”、『アポロン』に由来しているそうです。

そんな『アポロチョコ』を作る機械から、他のお菓子が作れないか?と約5年、試行錯誤を重ねて、

1975年に誕生したのが、『きのこの山』だそうです。

 

ちなみに、この『アポロチョコ』と同じ1969年に誕生したのが、森永製菓さんの『チョコボール』です。

『チョコボール』の前身となる『チョコレートボール』が発売されたのは、

その4年前、1965年でしたが、親しみやすさを出すために、

『チョコレートボール』を略して、『チョコボール』に名前を改めたのが、1969年だそうです。

 

【感想】

『アポロチョコ』から『きのこの山』につながっていくとは、知りませんでした。

また、この『チョコボール』の箱とかも大好き!

“当たり・ハズレ”とかありましたよネ。

お菓子の歴史っておもしろいですネ。

チョコレート菓子はいつも身近にある、素敵なお菓子ですよネ。

改めてチョコレートが好きになりました。

 

【今週の感想】

以前もチョコレートをテーマにお送りさせていただきましたが、

今回はバレンタインウィークということで、別の視点でお送りいたしました。

チョコの世界って、本当に深いですよネ。

そこにはいろいろな方々の“少しでも美味しいチョコを・・・”という思いが込められているんだなぁと思います。

そんな思いも感じながら、“1回5g程度のチョコを1日5回に分けて食べる“というのを私もやっていますが、

効果のほどは・・・まだ“ちょこっと”です(苦笑)

 

【追伸】

能登半島地震発生から1ヶ月半以上が経ちましたが、

被災地の皆さまには、引き続き心よりお見舞い申し上げます。

まだまだ余震も続いております。

日々、本当に不安かと思いますが、どうかどうか、皆さまの苦しみや恐怖が去り、笑顔になれる日が早く来ますように・・・。

そして1日も早く、平穏な日常に戻られることを心よりお祈り申し上げます。

 

【お知らせ① 次週(2/19~)からのテーマ】

音楽の世界にはたくさんのジャンルがありますが、『世界の様々な音楽ジャンル』についてです。

【お知らせ② 番組で使用しているBGM】

◆オープニング 

♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ

◆エンディング

♪To Be  /  モントルー

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パーソナリティ
  • 羽田美智子
    羽田美智子
    羽田美智子

    羽田美智子

    茨城県出身。1988年デビュー。女優として映画、ドラマ、CMなどで活躍中。94年、映画『RAMPO』でエランドール賞新人賞などを受賞。95年、映画『人でなしの恋』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。『花嫁のれん』(東海テレビ系列)シリーズ、『特捜9』(テレビ朝日)シリーズ、『おかしな刑事』(テレビ朝日)シリーズ、『ひよっこ』(NHK)など、数々の人気ドラマに出演している。2019年、実家の屋号である”羽田甚”を引き継ぎ、ネットショップ『羽田甚商店』をオープン。自身の五感を通して「本当にイイ!」と思ったものだけを紹介・販売している。
    羽田甚商店:https://hadajinshop.co.jp/