今週は“バレンタインウィーク”ということで、『チョコレート』についてです。
■今週(2/12~2/16)のテーマ:『チョコレート』
2/12(月) 『チョコレートの分類』
チョコレートは、『カカオ』という植物の実の中にある『カカオ豆』を主な原料として作られています。
具体的には、カカオ豆を発酵させて作り、“苦み”や“香り”の素となる『カカオマス』。
その『カカオマス』の油や脂肪分の『ココアバター』。
そして『お砂糖』、ミルクなどの『乳製品』などが使われています。
同じチョコレートでも、『チョコレート』と『準チョコレート』があります。
この2つの違いですが、簡単に言いますと、使われているカカオマスやココアバターなどの“割合の違い”だそうです。
『準チョコレート』場合、『チョコレート』に比べて、その割合が小さく、カカオの風味が足らない分、他のモノで補っているそうです。
お菓子のパッケージの“商品説明”のところに『準チョコレート菓子』と表記されている場合、
この『準チョコレート』で出来た生地に、ピーナッツやビスケットといった他の食材を合わせたものだそうです。
具体例として、ロッテさんの『コアラのマーチ』や『パイの実』です。
それに対して、『チョコレート』で出来た生地に、他の食材を合わせたものが『チョコレート菓子』で、
具体例として、株式会社明治さんの『きのこの山』です。
【感想】
皆さんはもうバレンタインデーのチョコレートは用意されたんでしょうか?
今はわりと高級なチョコを贈る風習があるのかもしれませんが、
私の子どもの頃は、チョコレート菓子をあげてましたよネ。
ピーナッツが入ったハート型のチョコが、主な義理チョコでした。
チョコだけに、ちょこっと食べるの最高ですよネ(笑)
私、チョコレートも好きだし、チョコレート菓子も準チョコレート菓子も大好きだなぁ。
2/13(火) 『ボンボンショコラ』
『ボンボンショコラ』は“ひとクチサイズのチョコレート”の総称です。
『ボンボン』はフランス語で、“ひとクチサイズの砂糖菓子”という意味で、
正式には『ボンボン・オ・ショコラ』なんですが、日本では『ボンボンショコラ』と呼ばれるようになったそうです。
『ボンボンショコラ』はベルギー生まれで、ベルギーでは『プラリーヌ』と呼ばれています。
そんな『ボンボンショコラ』ですが、チョコレートで薄い殻を作って、
“フィリング”と呼ばれる詰め物を入れた『シェルタイプ』と、
チョコレートを上掛けした『コーティングタイプ』、大きくこの2つの種類があります。
『ボンボンショコラ』の“フィリング”には様々な種類がありますが、代表的なのが『ガナッシュ』です。
刻んだチョコレートに温めた生クリームを混ぜ合わせ、なめらかなクリーム状に仕上げたものです。
他にも、『プラリネ』もよく使われています。
『プラリネ』とは、ローストしたアーモンドやヘーゼルナッツに、
お砂糖を焦がしたキャラメルを加えて、ペースト状にしたものです。
さらに、アーモンドの粉末とお砂糖を混ぜ合わせた『マジパン』や
お砂糖とハチミツなどを煮詰めた『ヌガー』などもよく使われています。
ちなみにお酒が入った『ウイスキーボンボン』も『ボンボンショコラ』の仲間だそうです。
【感想】
ボンボンショコラ、美味しいですよねぇ。
見た目に美しく、ぜいたくな味わい。
ちょっとしたプレゼントにも最適で、私、昔、パリで見つけた美しいボンボンショコラ、
日本にはまだ入っていなくて、お土産に大量に買って帰ってきたことがあるんです。
スーツケース半分くらいチョコレートでした(汗)。すごい金額を投入して。
そのあと、わりとすぐに銀座にそのお店ができて、“あっ、東京でも買えたんだな・・・”っていうのが想い出です(^^;)
日本でもボンボンショコラは人気ですよネ。
2/14(水) 『バレンタインチョコ』
1959年(昭和34年)、『メリーチョコレート』さんが『ハート形のチョコレート』を販売しました。
このチョコレートには、自分と相手の名前を書き込むことができて、
さらに『女性から男性に1年に一度 愛を伝えることができる日』というキャッチコピーとともに、
当時の女性たちの注目を集めました。
翌1960年には、森永製菓さんが『2月14日 バレンタインデー(愛の日)は、ハートのついたカードや手紙に、
チョコレートを添えて贈る日』というキャッチコピーで、『バレンタインデー企画』を大々的に展開しました。
これが“バレンタインの行事が日本に定着するキッカケ”となったそうです。
このように、愛の告白とともに贈られる、いわゆる『本命チョコ』が本来のバレンタインチョコでしたが、
その後、時代とともに『義理チョコ』といった“本命以外のチョコ”が登場します。
例えば、主に女性同士で贈り合う『友チョコ』。
お世話になった人に、“お礼”の意味を込めて贈る『世話チョコ』。
家族に贈る『ファミチョコ』。男性から女性へ贈る『逆チョコ』。
応援する有名人に贈る『ファンチョコ』。
さらに、会社や仕事関係の男性に贈るチョコのことは『社交チョコ』と書いて、『シャコチョコ』と呼ばれているそうです(笑)
そして、自分で自分のために購入して楽しむ『マイチョコ』、『自分チョコ』もあります。
【感想】
シャコチョコって、ショチホコみたいな言葉ですネ(笑)。
もう何でも“チョコ”を付けたらイイって感じが、たまらなくイイですネ。
今日は日本中のチョコが、行ったり来たりするんじゃないかなぁと思っているんですけども、さて、私も誰に贈ろうかな。
皆さんはもう決めていますか?みんな大好きチョコレート。
2/15(木) 『チョコレートの豆知識』
一般的なチョコレートの場合、カカオが含まれる量は30%から50%といわれています。
それに対して70%以上含まれるものは、
『高カカオチョコレート』と呼ばれています。
『高カカオチョコ』の場合、カカオが多い分、お砂糖や乳脂肪などが少なくなっていて、甘さが控えめです。
『高カカオチョコ』には、『カカオポリフェノール』と呼ばれるポリフェノールが豊富に含まれています。
この『カカオポリフェノール』には、様々な効果が期待されています。
例えば、抗酸化作用による『動脈硬化の予防』。
他にも『血圧を下げる』、糖の吸収を緩やかにして、『血糖値の急上昇を防ぐ』といった効果が期待されています。
こうした効果ですが、専門家の方によりますと、基本的に『1日25g程度摂取する』ことで期待できるのだそうです。
その際、“まとめて食べる”のではなく、“1日5回に分けて食べる”のがポイントで、
具体的には“1日3食の食前と食間”というのが、最適なタイミングだそうです。
まとめて食べたり、時々食べたりするのでは、効果は十分に得られないそうですので、
“毎日少しずつ食べる”というのを、まずは3ヶ月続けてみるのがオススメだそうです。
【感想】
私も小腹が空いた時、チョコレートを食べるようにお医者さんに勧められましたよネ。
少しずつ何度かに分けてかぁ・・・なるほど。
これによりますと、“1回5g程度のチョコを1日5回食べる“と効果があるんですよネ。
チョコレートって、“お菓子”というイメージがあるので、体にイイっていうのはとっても嬉しい効果ですネ。
2/16(金) 『アポロチョコ』
『アポロ』は、イチゴとミルクの2種類の組み合わせが可愛い三角型のチョコです。
1969年8月、現在の株式会社『明治』さんから発売されました。
この形ですが、同じ年の7月、初の人類月面着陸に成功した宇宙船『アポロ11号』をイメージして作られたものです。
でもチョコの『アポロ』という名前は、月面着陸よりも前に登録されていて、
由来も宇宙船の『アポロ』ではないそうなんです。
チョコの『アポロ』の名前は、ギリシャ神話に登場する“太陽の神様”、『アポロン』に由来しているそうです。
そんな『アポロチョコ』を作る機械から、他のお菓子が作れないか?と約5年、試行錯誤を重ねて、
1975年に誕生したのが、『きのこの山』だそうです。
ちなみに、この『アポロチョコ』と同じ1969年に誕生したのが、森永製菓さんの『チョコボール』です。
『チョコボール』の前身となる『チョコレートボール』が発売されたのは、
その4年前、1965年でしたが、親しみやすさを出すために、
『チョコレートボール』を略して、『チョコボール』に名前を改めたのが、1969年だそうです。
【感想】
『アポロチョコ』から『きのこの山』につながっていくとは、知りませんでした。
また、この『チョコボール』の箱とかも大好き!
“当たり・ハズレ”とかありましたよネ。
お菓子の歴史っておもしろいですネ。
チョコレート菓子はいつも身近にある、素敵なお菓子ですよネ。
改めてチョコレートが好きになりました。
【今週の感想】
以前もチョコレートをテーマにお送りさせていただきましたが、
今回はバレンタインウィークということで、別の視点でお送りいたしました。
チョコの世界って、本当に深いですよネ。
そこにはいろいろな方々の“少しでも美味しいチョコを・・・”という思いが込められているんだなぁと思います。
そんな思いも感じながら、“1回5g程度のチョコを1日5回に分けて食べる“というのを私もやっていますが、
効果のほどは・・・まだ“ちょこっと”です(苦笑)
【追伸】
能登半島地震発生から1ヶ月半以上が経ちましたが、
被災地の皆さまには、引き続き心よりお見舞い申し上げます。
まだまだ余震も続いております。
日々、本当に不安かと思いますが、どうかどうか、皆さまの苦しみや恐怖が去り、笑顔になれる日が早く来ますように・・・。
そして1日も早く、平穏な日常に戻られることを心よりお祈り申し上げます。
【お知らせ① 次週(2/19~)からのテーマ】
音楽の世界にはたくさんのジャンルがありますが、『世界の様々な音楽ジャンル』についてです。
【お知らせ② 番組で使用しているBGM】
◆オープニング
♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ
◆エンディング
♪To Be / モントルー
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