この時期、特に悩んでいらっしゃる方も多いですネ。『冷え性』についてです。
■今週(1/8~1/12)のテーマ:『冷え性』
1/8(月) 『冷え性とは』
そもそも『冷え性』とは、どういった症状でしょうか?
例えば、“暖かいお部屋にいるのに手足が冷たい”ですとか、“お布団の中なのに、手足が冷たくて眠れない”といったように、
“人が寒さを感じない温度なのに、手足などが冷たくて辛いと感じる症状“のことです。
私たちの身体は、内臓のある中心部を常に一定の温度に保つために、環境の変化に応じて体温調節をしています。
具体的には皮膚で“寒さ”を感じ、それが脳に伝わると、体温を調節するように指令を出します。
それを受けて、身体の隅々にある細い血管『毛細血管』が縮まっていきます。
こうすることで皮膚の表面に流れる血液の量を減らし、体内の熱を外へ逃がさないようにします。
さらに筋肉を震わせることで、熱を作り出します。
また、体を縮めて丸くなることで、体の表面積を小さくして、熱を逃さないようにします。
実は私たちの身体は、このようにして体温を調節しています。
それが様々な原因で、上手く調節できていない状態のことを『冷え性』と呼ぶのだそうです。
【感想】
私も冷え性ですけど、女性の方は多いのではないでしょうか。
中心部はあったかいけど、手足が冷たくなって、手と足が本当にかわいそうになる時があるんですよネ。
いろんな方法を試してみましたが、あまり改善はされず、これはどうしたらイイんでしょうかねぇ・・・。
1/9(火) 『冷え性と低体温』
“冷え性=体温が低い、低体温”というイメージをお持ちの方、いらっしゃるかもしれませんが、
『冷え性』と『低体温』とは、“別のもの”だそうです。
といいますのは、一般的に『冷え性』とは、手足やお腹、腰が冷たく感じる状態のことですが、体温とは関係がないそうなんです。
体温が“平熱”と呼ばれる状態であっても、冷えを感じることが多いそうです。
それに対して『低体温』とは、脳や内臓といった身体の内部の温度が、“35℃以下の低い状態”のことをいいます。
個人差はありますが、一般的に“健康とされる人”の体温は、36℃から37℃の間で調節されているといわれています。
また私たちの身体は、寒い冬でも環境に影響されることなく、一定に調節される機能が働いているそうです。
それが『低体温』のように35℃以下になり、その状態が続くと、
“激しい震え”や“意識や判断力の低下”、“脈拍や呼吸の減少”、“筋肉の硬直”といった症状を起こすといわれています。
これを『低体温症』といいます。
『低体温症』は、山や水の事故のニュースの際に耳にされることがあるかもしれませんが、命にかかわる、とても危険な症状です。
他にも、寒いところで長い時間過ごすことでも、『低体温症』になる可能性があるそうです。
・・・こういった違いが、『冷え性』と『低体温症』にあります。
【感想】
これ、私も経験があるんですよネ。
体温が急に低くなって、身体がガクガクして意識が薄くなって、明らかに何かが起きている感じになるんですよネ。
寒いところに長時間いるとか、ヒートショックのように、急な温度の変化にも気をつけていかないといけませんネ。
1/10(水) 『冷え性の原因』
『冷え性』の原因は様々です。
例えば、『自律神経の乱れや機能の低下』です。
自律神経は、身体の体温をコントロールしていますが、
ストレスや不規則な生活などで、その働きが低下してしまうことで、『冷え性』につながってしまうそうです。
また食生活が乱れて、栄養がかたよってしまい、いわゆる“血の巡り”が悪くなることも、
『冷え性』の原因のひとつといわれています。
他にも、『筋力の低下』も原因のひとつとされています。
筋肉は身体の中で、熱を生み出すのにとても大切な役割をしています。
ところが運動不足などで、筋肉が衰えてしまうと、血液の流れが悪くなることで、『冷え性』へとつながっていきます。
男性に比べて、女性のほうが『冷え性』が多いといわれていますよネ。
その理由なんですが、一般的に女性は男性よりも“筋肉の量が少なく、逆に脂肪が多いから“だそうです。
体温を上げる役割をする筋肉が少なく、温まりにくい脂肪が多いことから、必然的に冷えやすく、
体温が上がりにくくなるそうです。
但し男性でも、加齢によって筋肉の量が少なくなると、『冷え性』になるケースが多いそうです。
【感想】
冷え性って“女性のもの”って思いきや、男子もやせ型の人も多いし、“冷え性男子”もこの頃、よく見かけます。
ストレス、不規則な生活、筋力・・・。
いろんな原因がありますが、私が聞いたことによると、“呼吸が浅くなることも良くない”っていうんですよネ。
腹式呼吸を一生懸命すると、温かくなるんですよネ。
寒い日ほど一生懸命、深呼吸するのもイイかもしれませんネ。
1/11(木) 『冷え性の種類』
『冷え性』の中で、特に若い女性に多いとされるのが、『末端冷え性』です。
体温は低くないのに、手や足の先だけが冷たく感じる症状のことです。
『末端冷え性』には、様々な原因があると考えられていますが、中でも多いのが“自律神経の乱れ”“ストレス”といわれています。
自律神経が乱れると血管が収縮し、血行が悪くなり、血液・熱が身体の末端まで、届きにくくなります。
その結果、手や足先が冷えやすくなります。
緊張すると手が冷たくなるのも、このためだそうです。
また“無理なダイエット”や、それによる“栄養不足”も原因のひとつとされています。
『末端冷え性』の場合、手足を温めるだけではなかなか改善されないそうなんですネ。
まずは“内臓を温めること”を意識して、お腹や腰などの保温を心がけて、
身体全体に温かさを伝えるようにするのが良いそうです。
他にも“下半身全体が冷える冷え性”というのがあります。
これは“姿勢の悪さ”や“長時間のデスクワーク”などによって、骨盤がゆがんでしまい、
下半身の血行不良を起こすことが原因とされています。
この場合は入浴や下半身浴、こまめなストレッチなどで代謝を良くすることで、改善につながるそうです。
【感想】
私は若くはないんですけど(苦笑)、末端冷え性かなぁ・・・。
“緊張して呼吸が浅くなるのが原因だ”って言われたんですネ。
いわゆる自律神経、ストレス系ですよネ。
お腹とか腰、仙骨あたりを温めると、だいぶ違いますよネ。
あとは自家発電? 軽い運動がとってもイイなぁ・・・と思っています。
★仙骨 →腰の中央、背骨の一番下に在る三角形の形をした骨
1/12(金) 『冷え性の対策』
『冷え性』の対策の基本は、『身体を冷やさないこと』です。
特に首、手首、足首の“3つの首”を隠して、体温を逃さないことが大事だそうです。
また『冷え性』の改善には、食事はとても大事です。
体温をつくり出す働きを担っているのは”筋肉”で、筋肉が少なくなると体温も下がってしまいます。
この筋肉の材料となるのが、『タンパク質』です。
他にも、身体を温める作用があるショウガやネギ、ニンニク、根菜類、赤身のお肉、発酵食品などを
意識的に食事に取り入れると良いそうです。
食事の中でも特に、朝食は大事だそうです。
その理由として“1日の体温のリズム”というのは、朝食の後に上昇するそうなんですネ。
ですので、朝食を取ることは、体温の調節の面からも大切なのだそうです。
他にも、身体を温めることによって、基礎体温を上げ、体調不調を改善する活動、『温活』に注目が集まっているそうです。
『温活』は“生活習慣の改善”が重要で、例えばそのひとつが『シャワーだけで済ませず、湯船に浸かる』というものです。
【感想】
温活、私もしてますよ。
なるべく冷たい飲み物を控えてみたり、下着をちゃんと着るっていうことも大切ですし、
湯たんぽを使ってみたり、使い捨てカイロを持ち歩くということもありますよネ。
“冷えは万病のもと”。とにかくとにかくこの寒い時期を、ポカポカあったかく過ごしていきましょうネ。
【今週の感想】
能登半島地震で被害に遭われました皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
発生から10日以上経っても、まだまだ不安な日々が続いているかと思います。
どうか1日も早く、平穏な日常に戻られることを、心よりお祈り申し上げます。
今週のテーマは『冷え性』でしたが、被災地の方々が寒さで苦しむことがないように、願わずにいられません。
これからますます寒さが厳しくなるかと思います。
皆さま、くれぐれも体調にはお気を付けください。
【お知らせ① 次週(1/15~)からのテーマ】
朝食の時、いただく方もいらっしゃるのでは?『お粥』についてです。
【お知らせ② 番組で使用しているBGM】
◆オープニング
♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ
◆エンディング
♪To Be / モントルー
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