自分を少しでもキレイに見せるための『お化粧』についてです。
■今週(7/11~7/15)のテーマ:『お化粧』
7/11(月) 『お化粧とは』
そもそも、『お化粧』とは何でしょうか?
“化粧品を使って、特に顔を美しく見えるようにすること”という
イメージがありますよネ。
“化粧品を使う=お化粧”とするのであれば、
化粧水や乳液、クリームなどで、お肌のお手入れするスキンケアも
お化粧になるそうなんです。
また、『顔を洗う・洗顔する』というのもスキンケアですから、
これもお化粧の1つになるそうです。
また、服装やアクセサリーなど以外で、
“外見を美しく整える・飾る”という意味では、
『髪の毛を洗う・髪を整える』、『ヒゲを剃る・整える』、『爪を切る』、
『香水で体の匂いを消す・逆に良い香りをさせる』、
さらには『入浴する』、『歯を磨く』といったことも、
広い意味で“お化粧”なんだそうです。
私たちはついつい“お化粧”とは、“化粧品を使って顔立ちを
キレイに整えること“だと思ってしまいますよネ。
でも実際はそれだけでなく、“清潔にすること”も含む
“身だしなみ”のことを、“お化粧”というのだそうです。
“お化粧=身だしなみ”とするなら、私たちは日頃から
何かしらやっていますよネ。
それはつまり、性別や年齢など関係なく、
自然に毎日、私たちはお化粧していることになるそうです。
へぇ~、そうなんですネ!
私は“ファンデーションを塗ることからお化粧が始まる”と
思っていたんですネ。
スキンケアや身だしなみ、それもすべてお化粧かぁ・・・っていうことは、
昔、お化粧を“化け粧(ばけしょう)”とからかうおじさん達がいたけども、
おじさん達も広い意味では毎日、お化粧していたんですよネ。
イヤ~、奥が深いですネ。
7/12(火) 『お化粧の豆知識』
私たちがよく耳にする言葉に、『メイク』があります。
これは英語で“顔に色を塗る”という意味の『メーキャップ』や
『メイクアップ』を略した言葉です。
“お化粧=メイク”と思われがちですが、
実際は“顔に色を塗ること”以外にも、広く“身だしなみを整えること”が
お化粧とされています。
つまり“メイク”も、“お化粧”の1つということなんだそうです。
そして私たち人間の一生は、“お化粧に始まり、お化粧に終わる”と
いわれているそうです。
その理由として、“体をキレイにする”というのもお化粧の1つですが
人はこの世に生まれた瞬間、産湯で体を洗ってもらいますよネ。
そして、亡くなった時は、体を清めたあとに
『死化粧(しにげしょう)』というメイクをします。
このように人の一生には常に、お化粧が関わっているそうなんです。
現在では広く“身だしなみ”という意味を持つお化粧ですが、
古くはまったく違うものだったそうです。
お化粧の歴史はとても古く、9万年以上も前から、
人は天然色素の顔料を顔や体に塗っていたと考えられています。
その理由ですが、諸説あります。
例えば、『肌に色を付けることで、他の部族と見分けるため』です。
他にも、『儀式や呪術といった、宗教的な意味合いから』ですとか、
『虫除けや日焼け止めのように、肌を守るため』といった説があります。
私は仕事柄、カメラの前に立つ時は
プロのメイクさんにお化粧をしてもらっています。
でも普段は、日焼け止めを塗って終わり。
ノーメイクで過ごすことがほとんどです。
でも、“お化粧に始まり、お化粧に終わる”。
そういう一生なら面倒くさがらずに、
毎日ちゃんとキレイにしていきたいなぁ・・・と思いましたネ。
7/13(水) 『お化粧の豆知識②』
ツタンカーメンの黄金のマスクに見られるように、
紀元前の古代エジプト時代、人々は目に太いアイラインを
引いていたとされています。
アイラインには“目の形をクッキリ大きく見せる効果”がありますが、
古代エジプト人の場合、それよりも“目を守るため”というのが
最大の理由だと考えられています。
といいますのは、古代エジプトでは太陽を
“神様のシンボル”と考えていました。
その太陽が人の体の中では“目”にあたり、
“目には神様が宿っている”と信じていたそうです。
そのため、太陽の強い日差しや眼の病気から守るために、
アイラインを引いていたそうなんです。
また古くから、世界中では“赤い色を顔や体に塗る風習”というのが
あったそうです。
赤い色が使われたのは、一説には“魔除けのため”といわれています。
その昔、“病気になったり亡くなったりするのは、誰かのねたみや恨みが
こもった視線のせいで、その視線は目や鼻、クチなど、
体の穴から入ってくる“と考えられていました。
そこで悪い視線が入らないように、魔除けの力を持つ赤い色を
顔や目の周りに塗ったり、口紅として使い、さらに鼻や耳には
赤いピアスやイヤリングをしていたそうです。
このように当時のお化粧には、“魔除けによって病気や死を防ぐ”という意味も
あったのだそうです。
私、以前エジプトに行った時、当時のクレオパトラがしていたと思われる
お化粧をしてもらったんです。
“土とか植物から採れる顔料を塗ると、魔除け・虫除けになる”と
言われながら、すご~い顔になったことを思い出します。
“キレイに見せる”というよりも、“お肌や身を守る”という意味合いが、
お化粧の始まりだったんだなぁと思います。
7/14(木) 『化粧品①』
“化粧品=ファンデーションやマスカラ、口紅“といったイメージ、
お持ちかもしれません。
確かにそれも化粧品ですが、ほんの一部だそうなんです。
日本では法律で、“化粧品の定義”が決められているそうです。
それによりますと化粧品とは、『体を清潔にしたり、美しく見せたり、
または、皮膚や髪の毛を健やかに保つために、
体に塗ったりかけたりして使うもの』とあります。
具体的な効果として、石鹸や歯磨き粉、シャンプーといった
『体を清潔にするもの』。
ファンデーションや香水、メーキャップ製品といった
『体を美化し、魅力をアップし、顔立ちなどを変えるもの』。
そして化粧水、乳液、クリームといった
『皮膚を若々しくし、髪を健やかに保つもの』の3つに分かれています。
さらに、具体的な効能や効果まで定められていて、
例えば『頭皮や毛髪』ですと、『キレイにし、潤いを与えて保つ』。
『皮膚』ですと、『肌を整え、肌荒れを防ぎ、ハリを与える』。
『唇』ですと、『荒れを防ぎ、潤いを与える』、
『オーラルケア』ですと、『ムシ歯を防ぎ、歯を白くする』といったように
全部で56もの項目に分けられています。
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tb7518&dataType=1&pageNo=1
このように化粧品の効能や効果は、この56の項目で
定められたものしか認められていなくて、化粧品の広告も
この項目は、必ず守らなければならないそうです。
化粧品を買う時、だいたいこの効能や効果を見て買いますよネ。
やはり、髪はツヤツヤに。
肌はハリがあって、唇には潤い。
笑った時に歯が白く輝く・・・というのが理想なんだなと思います。
お化粧品の力を借りて、元気に生き生き過ごしたいですネ。
7/15(金) 『化粧品②』
同じ化粧品でも、『薬用化粧品』と表示されたものがありますよネ。
薬用化粧品とは、“肌荒れやニキビを防ぐ”、“美白”、
“デオドラント”といった効果を持つ有効成分が配合された
化粧品のことです。
この有効成分が配合されていることが、
化粧品との大きな違いになるそうです。
また薬用化粧品は、法律上では“医薬部外品の一種”として
定義されているそうです。
ところでこの時期、化粧水などを冷蔵庫に入れている方、
いらっしゃるかと思います。
冷蔵庫に入れて冷やしておくことで、
つけた時の清涼感が高まりますが、
これについて日本化粧品工業連合会では、
『品質の安定性を保つため、おすすめしていません』と
コメントしています。
その理由ですが、『化粧品は冷蔵庫に入れる必要はなく、
常温で保管できるから』だそうです。
むしろ、冷蔵庫からの出し入れによる温度の変化が原因で、
品質の安定性が保たれなくなることが心配されるそうです。
またクリームや乳液などの場合、分離する可能性もあるそうです。
そういった理由から、『化粧品は温度変化が少なく、
直射日光があたらない常温の場所に保管するようにしましょう』と
アドバイスしています。
冷蔵庫にお化粧品しまっている人、確かにいらっしゃいますよネ。
私もどちらがイイのか迷っていましたので、
常温が良いということが分かってスッキリしました。
身だしなみをキチンとすると、心も整いますよネ。
心にも体にもお化粧をちゃんとして、気持ち良く過ごしていく・・・
これが大切かなと思います。
■今週の感想
番組でもお話しましたが、“お化粧=メイク”だと思っていたので、
実はこんなにも広い意味があることにビックリしました。
また、美しく見せるためのものだけではなく、
心身を健やかに保つためでもあることを初めて知りました。
化粧品もどんどん進化していますよネ。
年々、選択肢が増えていくのはイイことですが、
新商品を試すことに、ちょっとためらいを感じてしまう保守的な私です(笑)
【お知らせ① 次週(7/18~)からのテーマ】
古くから日本にある“季節の移り変わりを表わす言葉”の1つ
『土用』についてです。
【お知らせ② 番組で使用しているBGM】
◆オープニング
♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ
◆エンディング
♪To Be / モントルー
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