スズキ・ハッピーモーニング 羽田美智子のいってらっしゃい

2021.07.09

2021年7月5日(月)

夏をイメージさせる食べ物の1つ、『スイカ』についてです。

 

■今週(7/5~7/9)のテーマ:『スイカ』

 

7/5(月)  『スイカとは』

 

スイカはウリ科の植物で、キュウリやヘチマ、カボチャ、メロンなどと

同じ仲間です。

“スイカ=果物”というイメージがあるかと思いますが、

農林水産省では“樹木に実がなるもの”のことを『果樹』、

“草に実がなるもの”のことを『野菜』として扱っています。

これに照らし合わせると、スイカやメロン、イチゴは『野菜』。

栗や梅は『果樹』ということになるそうなんです。

 

2019年の国内のスイカの出荷量で最も多かったのは、熊本県です。

その次に多かったのは千葉県で、以下、山形県、鳥取県、長野県と

続いています。

この5つの県で全国の出荷量の半分以上を占めてします。

 

国別の生産量を見ますと、同じく2019年のデータでは

中国が最も多くて、60%以上のシェアを占めています。

以下、トルコ、インドと続きますが、日本は31位だそうです。

    

スイカは英語で『watermelon』。“水分の多い瓜”という意味です。

漢字では『西瓜』と書きますが、これは中国から来ています。

中国では“西から伝わった瓜”という意味で、『シーグァ』、

または『シィグァ』と呼んでいたそうです。

それが日本に伝わって、『スイカ』になったと考えられています。

 

そうそう、スイカは野菜類なんですよネ。

私の定義では“ご飯と一緒に食べるもの”が野菜、

“食後に食べるもの”が果物と思っていたので、

 

スイカが果物類ではないと聞いた時は、

本当にビックリしました。

それにメロンやイチゴも野菜?

 

昔、夏風邪をひいた時、食欲がなくて熱が下がらなくて、

いただいたスイカを夢中で半分食べたら、

すっかり熱が下がり、体が楽になった思い出があります。

スイカ大好きです。

 

 

7/6(火)  『スイカの歴史』

 

スイカの原産地には諸説ありましたが、1857年にイギリスの

医療関係者がアフリカを訪れた際に、南アフリカのカラハリ砂漠で

様々な種類の野生のスイカの種を発見しました。

それ以来、南アフリカがスイカの原産地とされています。

 

スイカの栽培の歴史はとても古くて、エジプトやインド、ギリシャで

始まっていました。

特にエジプトでは4000年以上前の壁画から、この当時にスイカが

栽培されていたことが分かっています。

現在、スイカで世界のシェアNO.1を誇る中国には11世紀頃に

ウイグルから伝わったと言われています。

 

そんなスイカですが、日本にはいつ頃に伝わったのかは、

ハッキリしていないそうなんですネ。

そんな中、11世紀の平安時代の絵巻物にスイカらしきものが

見られていて、もしこれが本当にスイカだとしたら、

中国にスイカが伝わってすぐ日本に来たことになります。

 

その後、江戸時代の初めの頃の農業の本に中身が真っ赤な

スイカと思われるものが記録されています。

また幕末になると、当時の浮世絵に四角くカットされたスイカが

大皿に盛られている様子が描かれています。

それから考えても、江戸時代にはスイカは庶民の食べ物として

親しまれていたことが分かっています。

 

その浮世絵を見ると、カラフルな浴衣をまとった三人の女性の間に

大皿に盛られたキューブ型のスイカがあります。

このスイカの切り方、スーパーなどで売っている

カットフルーツの形と一緒です。

そこに楊枝が刺してあります。

この時代から今と同じように食べられていたんですネ。

当時のスイカも皮の表面はギザギザだったんでしょうかネ。

なんか親近感が湧きますネ。

 

 

7/7(水)  『スイカの栄養』

 

スイカの果肉はほとんどが水分ですが、

エネルギーとなる糖分を含んでいます。

この時期、熱中症の予防には水分と塩分の補給が大切ですが、

そういった意味でもスイカに少量のお塩をかけて食べるのは、

とても理にかなっているそうです。

 

夏は水分を摂りすぎて腎臓に負担がかかって、

体の中の水分の代謝が悪くなって、

顔や体がむくんでしまう・・・ということがあります。

その点、スイカには利尿作用があるカリウムが

豊富に含まれていますので、摂りすぎた水分を体の外に出して、

腎臓の働きを助けてくれるといわれています。

 

但し、スイカのカリウムには体を冷やす作用もあるので、冷え性の方や

腎臓が弱い方は食べ過ぎに気をつける必要があるそうです。

 

またスイカにはβ-カロテンも豊富に含まれていますが、

β-カロテンは体内でビタミンAに変換されて、新陳代謝を促し、

お肌の老化を予防する働きがあるとされています。

 

また、トマトの1.5倍ものリコピンも含まれています。

リコピンには、体の中で異常に発生した活性酸素を

抑える働きがあるといわれています。

 

他にもスイカには、シトルリンといったアミノ酸が含まれています。

シトルリンはスイカから発見された物質で、血流を促して、

冷え性や手足のむくみ、疲労回復といった効果が期待されています。

 

気をつけなければいけない点がいくつかありますが、

かなりの栄養効果があるんですネ。

スイカにお塩、最高に美味しい組み合わせですよネ。

今年の夏も暑くなりそうですし、

スイカを上手に食べて熱中症にならないようにしましょうネ。

 

 

7/8(木)  『スイカの黒い縞模様』

 

スイカは南アフリカのカラハリ砂漠付近が原産地と

考えられていますが、現在も野生のスイカが自生しています。

 

砂漠のスイカは雨が降ると、芽を出して茎を伸ばして

葉を繁らせます。

ところが果実が熟す頃になると、乾燥によって茎や葉は枯れて

果実だけとなります。

雨が降らない砂漠では種が広く分散されないと、

絶滅してしまいます。

 

そのため分散させるためには、鳥などに果実を食べてもらうことが

必要なんだそうです。

どういうことかといいますと、鳥が果実を食べた後、

消化されなかった種は糞と一緒に出て来ます。

こうして鳥が移動することによって、スイカの種が分散されますが、

そのためには鳥にスイカを見つけてもらうことが大事です。

 

そこで遠くからでも高い所からでも鳥に見つけてもらうために、

黒い縞ができたのでは・・・と考えられるそうです。

逆に、縞がない品種は鳥などに見つかりにくいため、

絶滅していった・・・と推測されています。

 

スイカを切る時、この黒い縞模様に沿って切ると、

中には種がたくさん並んでいます。

ところが縞のないところを切ると、種はほとんどないそうです。

つまり黒い縞模様は、基本的にスイカの種のつくところに

できているんだそうです。

 

これ知らなかったなぁ~。

黒い縞模様、あのギザギザに見えるところですよネ。

私はてっきり足などにできるセルライト(肌の凸凹)みたいに、

スイカが一気に大きくなる時に引き延ばされて、

その模様が付くのかなと思っていましたが、

鳥に見つけてもらうための、

生き延びるための、子孫繁栄のための模様なんですネ。

自然界って本当に不思議ですネ。

 

 

7/9(金)  『スイカの豆知識』  

 

スイカの皮は緑色をしていますが、これは光合成を行う色素

クロロフィルからできています。

中には1984年(昭和59年)から生産が始まった

北海道・当麻町(とうまちょう)の『でんすけすいか』のように

皮が黒っぽいスイカもあります。

 

そしてスイカの果肉の色ですが、赤の他に黄色や

オレンジなどがあります。

こうした色の違いは、スイカに含まれる色素の違いによるものです。

例えば果肉が赤色系のスイカは、リコピンが関係しています。

 

果肉が黄色いスイカの場合、リコピンは含まれていません。

その代わりに、キサントフィルという色素によって、

果肉が黄色くなります。

 

そして、果肉がオレンジ系のスイカはリコピン、β-カロテン

キサントフィルが関係しています。

 

スイカを切ったら中に空洞があった・・・ということがありますよネ。

これを『空洞果(くうどうか)』といいます。

これはスイカの皮の成長に比べて、果肉の成長が

追いついていかない場合によく見られる現象です。

切ってみないと、外見だけではなかなか分かりませんよネ。

 

この空洞果はスイカだけでなく、トマトにも起こります。

  

スイカは色によって栄養が違うんですネ。

この真っ黒い『でんすけすいか』は漫画で描く爆弾のようで

インパクトがありますよネ。

スイカは子供の頃、お風呂のバスタブにお水を張って冷やしてましたネ。

そして縁側に座って、種飛ばし大会をしたり

花火の時はスイカ割りをしたりと、

夏の思い出NO.1のスイカです。

 

 

■今週の感想 

 

今週の放送を聴いてお分かりかと思いますが、

私はスイカが大好きなんです。

スーパーなどでスイカを見かけると、

あ~夏が来たなぁ~って感じます。

 

スイカには暑い夏を乗り切るための栄養が

いろいろ含まれていますので、

この夏も上手にスイカを食べて、元気に過ごしたいものですネ。

 

追伸

今回の大雨で熱海や中国地方などで、大きな被害が出ています。

被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。

私の故郷・茨城でも以前、大雨で大変な被害に見舞われましたので、

こういったニュースを見聞きするたびに心が痛みます。

もうこれ以上、被害が広がらないことと、

一刻も早い復旧をお祈り申し上げます。

 

 

【お知らせ① 次週(7/12~)からのテーマ】

 

日差しが強くなってくるとよく目にする言葉、『紫外線』についてです。

 

 

【お知らせ② 番組で使用しているBGM】

 

◆オープニング 

♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ

 

◆エンディング

♪To Be  /  モントルー

 

 

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    羽田美智子

    羽田美智子

    茨城県出身。1988年デビュー。女優として映画、ドラマ、CMなどで活躍中。94年、映画『RAMPO』でエランドール賞新人賞などを受賞。95年、映画『人でなしの恋』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。『花嫁のれん』(東海テレビ系列)シリーズ、『特捜9』(テレビ朝日)シリーズ、『おかしな刑事』(テレビ朝日)シリーズ、『ひよっこ』(NHK)など、数々の人気ドラマに出演している。2019年、実家の屋号である”羽田甚”を引き継ぎ、ネットショップ『羽田甚商店』をオープン。自身の五感を通して「本当にイイ!」と思ったものだけを紹介・販売している。
    羽田甚商店:https://hadajinshop.co.jp/